仲間ゲット!
空気が目に見えるとするなら、これがマンガなどなら私はおそらく黒いオーラをだしてるだろう
それを感じたのかバカ神が慌て出す
これで可愛くなかったら許さん
「わー!ごめんなさい!ミック‼ミックー!」
「バカだろ、バカ神、ああ、バカだからバカ神なのか」
「・・・」
「ちょっとぉ!出て来て早々ひどくない!この子まで驚いて固まってるから!」
「変なの出てきた!でも可愛いね!モフらせて!」
「復活したけど壊れてる!?」
「もふもふだ!にゃんこだ!鳥だ!毒舌だ!にゃにこれ可愛い!」
「あんがとな!」
みたこともない生き物に一瞬フリーズしかけたがそんなことはどうでもいい!
意外と可愛いのが出てきた!しかもモフモフ!
見た目は猫とモフモフと鳥が混ざったような感じで、あれだ店などで売ってあるモフモフの毛玉に動物の耳とかがついてあるストラップみたいなやつ
そのモフモフが両手に乗るくらいの大きさなって頭には猫耳、横には鳥の羽、後ろには猫のしっぽ、下には鳥の足、顔には猫の鼻と口とひげ、目は黒くクリクリで可愛い
とりあえず可愛い、モフモフ最高!なんかしゃべってる?問題ない!むしろ最高!なんか毒舌?問題ない!むしろ最高!
「おっと!はじめまして、私は早野 愛花よろしくね!えーと?ミック?」
「おう!ミックだ!よろしくな!ついでに言うと名前はバカ神がつけたんだいろいろミックスしてみたからミックだそうだ」
「あー、なるほどねー、なんかバカ神がつけたにしてはだいぶマシだね?」
「だろ?それまでが酷かったけどなーぁ?」
そして何より性格がいい!
今現在ミックがいるのはバカ神の頭の上でございまーす
「なー、ほんとどうやったらあんな名前が出てくるんだろうなー」
「ちょっ、痛い!痛いって!」
「ひどいときには番号だったもんなー」
「だからごめんって!痛い!爪立ってる!」
「嬢ちゃんがいて良かったな?自分がつっくた世界に変な名前がつかなくて」
そして可愛い小さな爪がチラリと見えておりまーす
クリクリの瞳は冷たい視線をバカ神へと向けられておりまーす
うん、いいよね、この性格最高!
「ちょっ、本当に痛いって!いい加減はげる!ストップ!命令です!」
「「チッ」」
「いや、なんで2人分聞こえるの!?」
おっと、つい
せっかく面白かったのに
声を聞かずに細かいとこ見なかったらイケメンとモフモフのじゃれ合いだったのに、つまらん
ついでに眺めている間にテンションは元に戻っております。
冷静になるって大事
「気のせいだよ、バカ神様。それより、ミックどんな名前付けられそうになったの?」
「ああ、それはな「ちょっとそれもう終わろ!?ね!?」・・・バカ神がうるさいからまた後でな!」
「OK!空気の読めないバカ神だねー」
「あのお2人さん?バカ、バカひどくない?」
「「だってバカじゃん」」
「僕泣いてもいい?」
「「お好きにどうぞ」」
「二人のばかー!」
あ、バカ神が逃走した
泣きながら去っていったが気にしないことにしよう
あれどこまで行ってんの?説明ろくにせずに行きやがったな
「ミックあれどうする?」
「ほっとこうぜ、そのうち戻ってくるだろ」
「そうだね!それよりミック私たちすごい気が合うね!」
「おう!だよな!バカ神が説明せずに行きやがったが俺たちこれからパートナーとしてやってくんだ!よろしくな!」
「ホント!?すごいうれしいよ!こちらこそよろしく!」
おお!どうやらミックが私の相棒らしい
バカ神にしては、先に仲間を準備してるなんてすごいね!見た目も性格もすごい私好み!
まぁ、こんなに可愛い生き物を忘れるなんて許せないけど!
羽を上げ挨拶してくるとことかすごい可愛い!
「俺もスゲーうれしいぞ!そういえば聞いておきたいことがあったんだけどいいか?」
「ん?なになに?私に?なんでもどーぞ!」
「おーよ!そのー、、、なんて呼べばいい?下呼びは嫌なんだろ?早野って呼べばいいか?」
「あっ、そういえば、うーん、うん!好きに呼んでくれていいよ!下呼びでも上呼びでも!パートナーな訳だしね!」
うん、これから一緒にいるみたいだしね
それにバカ神に呼ばれたときはまだ混乱してたから思わず断ったけど
嫌いなのは本当だけど、変えることはできないし、一部の人間に呼ばれるのが嫌なだけだしね
呼びにくいのか下呼びしてくる人は少ないから少し慣れないし違和感はあるけどね
相手が呼びたいなら
「そうかじゃあ、あいでいいか?」
「もちろん!私からも聞いていい?いろいろと聞き合おうよ!パートナーならいろいろ知っておきたいし!」
「おう!もちろんいいぜ!」
うん、これから一緒ならいろいろ知っておきたいしね!
ミックとは他にもいろいろ気が合いそうな気がするんだよね
細かいこれからのことはバカ神が帰ってきたら説明するだろうし、好みとか、趣味とか、ルペアとは関係ないことをたくさん聞こう・・・バカ神のネーミングセンスとか、流石にかわいそうかな?でも気になるんだよねー
ほんでもって、名前だけで嬉しそうに笑ってくれるミックがすごい可愛いんだけどどうしよ!?
誰かカメラ、カメラを頂戴
おほん、とりあえずミックと私のトークはいつの間にか戻ってきていたバカ神が目の前で泣き出すまで続きました。
そして、ミックと私はすごい気が合うってことが判明しました!もちろん違うところとかもあるけどうまくいく気がする!話しててすごい楽しかった!
あ、ついでにイケメンは泣いててもイケメンらしい、なんかムカつく