頼みごと
「う~ゥ」
「はぁ~、紅茶美味し~」
「うー、お腹が~ァァ」
「・・・このケーキ美味し~」
「うー」
「・・・」
「・・・」
「はぁー、だからごめんって、やり過ぎましたー。ごめんなさいー。分かったから次行こ、次、これでおわいこってことでいいでしょ」
「うっ、ごめ「まだ食べれるの?」・・・はい、すみません、食べたくありません、勘弁してください。って!構えないで!お願いだから!これ以上食べるなんて無理!うー、そうだった、君はそういう子だった・・・ありがとう」
ハハハー、このバカ神はなに言ってんだろうね?
口いっぱいに食べ物詰め込まれて、腹痛くなってるのに、した本人にお礼言うなんておかしいね?
神様って時々私に敬語になるね?そういう子ってどういう子さ?私みたいな子か、
次行きたいけど何の話だっけ?
「おかしなこと言ってないで次ー」
「あー、次は君から質問だけど、続けて僕が話していいかな?」
「それだ!別にいいよ」
「・・・忘れてたの?」
「・・・次にレッツゴー!」
「忘れてたんだね?あー、はい」
・・・次にレッツゴー!
*⋆*~*★⋆~**
じゃあ次に君に頼みたいことなんだけど
1つ目に報告
君は多くのルペアの人と多く関わるから、その関わった人たちのことも報告してほしいだ
君がなにか見聞きしたことを紙に書いて渡してくれたり、ここに教えくれたらいいかな
2つ目にスパイ
僕たち神にはできないことをしてほしいだ
君はこの事を知ってる唯一の人間になるから何か問題があった時に頼ることになるかな、例えば犯人探しとかね
なにかあれば僕が君に伝える感じだから
普段は普通の生活をしてくれて大丈夫だよ
3つ目に物語進行
スパイの内容でもあるんだけど、ストーリーが大きく外れそうになったときそれとなく修復したり、どうしても必要なイベントなんかを起こしてほしい
そして付け足しなんだけど、君が関わるルペアの人についてね
たくさんの物語の世界の中から来る訳なんだけど、同じ物語の人が居てもおかしくないでしょ?
でも、君と関わる人たちはほとんど物語が違う人たち見たいで、その人が切っ掛けでその物語の人たちとも、、、って感じでどんどん増えてくみたい
そしてその人たちの中での立場も違うし、いろいろあるんだよね、『先輩』『後輩』『友達』『ライバル』『悪役』『生徒』『先生』『クラスメイト』『店員』『仕事仲間』『部員』『仲裁人』『モブ』まだまだあるけどざっとこんなもんかな
とにかく多くの立場で多くの人と関わるみたい(だから記憶操作も難しいんだけど)
だからその立場をいかして動いて貰うことになるかな
元々、ルペアの人と入れ替わる人はそこまでストーリーも立場もない人を選んでるから、そうそう問題は起きないだろうけど、犯人のこともあるし、もしもの時はよろしくね
*⋆*~*★⋆~**
「やってくれる?」
「やだ!」
「えっ!即答!?さっきまで乗り気だったよね!?」
「さっきはさっき!今は今!私の立場多過ぎでしょ!?やだ!私は見てたいだけなの!他人と言ってもいいような立場で見てたいの!明らかにおかしい立場まであるし!いーやーだー!」
「いや、確かにめんど、大変そうな立場もあるけど」
「そう!何よりめんどくさそう!バカ神も思ってんじゃん!そう言うのに巻き込まれたら『めんどくさい』のなにものでもないのは、どの物語でも鉄則でしょ!?今回の立場は特にでしょ!!」
なに自然と言い直してるのかな?めんどくさいって言おうとして直したね?どんな物語も巻き込まれてろくなことないでしょ?絶対問題に巻き込まれるでしょ?
悪役?は?
ライバル?は?
仲裁人?は?
やだ、絶対めんどいパータン、巻き込まれるパータン
他にもおかしいのがあったけどまだ良いとしよう
悪役もまだ良いよ、面白そうだし、やってみたかったし、なんかかっこいいし
でも、でもね?
ライバル?仲裁人?なにそれやだ
ライバルと悪役は違うからね?
悪役は本人たちにとって不利益、悪影響、迷惑な邪魔な存在で倒すべきてき敵でヒーローたちの立役者だから、生きてる限りは誰だって誰かの悪役だから、誰しも誰かを悪役にしてるから
でもね?ライバルなんて相手に認められてるからなるようなものなんだよ?そんな他人に認められるような力なんて私にはありませんが?誰かのライバルになるほど頑張りたくもないんですけど?
なんで私がならにゃいかん!一人でやっとけよ!もしくは他を当たれ!
そして仲裁人
誰かの争いに巻き込まれる仲裁人が一番めんどくさい!!すごくめんどくさい!
本人たちで勝手にやっとけ!私を巻き込むな!人と人に挟まれること事態めんどい!
喧嘩中の友達の仲裁人をやらされるのもめんどくさいけど、それがカップルの問題だったら尚更嫌だね!!
とても大切『争うなら三原則!勝手にやっとけ!巻き込むな!嫌なら最初からつるむな!』
争いに最適な原っぱならお貸ししますよ!家の隣にいいとこあるよ!しょうがないから救急車くらいなら呼んであげるよ!死人は出さないでね!
てことで、めんどくさいので嫌です!
バカ神が納得するまでしっかり力説しようじゃないか!
「言いたいことは解るけど、、、ストーリーが同じような人と入れ替わってるからルペア人が来なくてもそうなったってたことだし、それに君の行動次第ではそう言う立場から変われるかもしれないよ?それもそれでストーリーが少し変わるかもしれないけど、大きく変わる事が無ければいいから、、、とりあえず君次第で変えれるよ?」
「・・・それもそうか・・・でも、結局めんどくさそう!私コミュニケーション苦手なの!多くの人と関わりたくない!私が修正できそうなくらい関わるんでしょ?見てるだけがいい!どういかしなよバカ神!」
「えー!!いやいやそんなこと言われても!関係だけは僕に変えることは出来ないから!頼んだ3つは本当にやるだけやって!
報告は関わった人だけでもいいからし、スパイは時々犯人探しを手伝ってくれるってだけでもいいから!
物語進行はほとんどないはずだから!そこまで手を加えることもないはずだし早々したらいけないから!お願いだからやって!」
「え?」
「え?僕なんか間違えたこと言った?」
「いや、あれ?言ってない?あれ?・・・ちょっと待って」
うん、1回落ち着こう、少し考えよう