第9話…メグの過去
難しいです。駄文ですがよろしくお願いします。
私はメグリア・ライハート。
私が子供の頃に住んでいた村は一人の男によって滅ぼされた。
村は小さく全員で40人ぐらいだが、みんな仲が良く大切な家族のようだった。
その日も普段と変わらない一日だった。
だが悲鳴と血の臭いが村に充満する。
私は父様と母様に箪笥の中に隠れるよう言われ隠れた。そして1時間2時間といくら待っても迎えに来なかった。
私は言い付けを破り外に出た。家にはまだ誰もおらず窓から外を覗いた。そこには一人の黒髪の男の背中が見えた。そして対峙しているのは父様と村の人達の4人だけだった。傍には良く知る村人が血を流し倒れており、その中に母様もいた。
私はまだそれが死んでいるのだとは理解していなかった。
村人1人が剣を振り下ろした。
しかしその剣は半ばで折れた。
黒髪の男は動いていない。何をしたのかわからない。そしてその村人は突然苦しみだし血を吐いて倒れた。
男はそれを見ていただけだった。
父様と残りの2人が一斉に切り掛かるが男は3人を次々に見るのみ。ただそれだけで3人は身体から血を流し倒れた。
私は固まってしまう。村で一番強い父様が、負けたのだ。父様の強さは剣を習っていた私が良く知っている。そんな簡単に負けるはずがない。そう思う私は対峙していた男をジッと見る。
男はゆっくりと振り返った。
顔を見て再び固まってしまう。
その男の顔には三つ目が有ったのだ。不気味に輝く紫の双眼に赤い目が額に有ったのだ。
男はニッと笑うと私のいた家が倒壊した。
私は運よく柱の間に入ったらしく気絶しただけで済んだようだ。
それから私はその男に復讐するため力を求めた。
そんなある日。私は臨時に組んだチームの人間に騙され奴隷として売られてしまった。悔しかった。これでもう目的が達成出来ないのだと、だが神がまた味方したのだ。首輪が無くまだ完全には堕ちていない。武器やお金、ギルドカードが取られたが復讐には必要ない。あれば便利なだけだ。
そう結論を出し、男達の隙をついて逃げ出したのだ。
裏路地に入って巻いたと思ったがそこで一人の男とぶつかる。倒れてしまった私に優しく手を差し延べてくれた。だがその時はは彼を恨んだ。なぜこんな所を歩いているのかと。そうこうしていると男達が追いついてきてしまった。私はとっさに彼の背後に隠れ服を掴み最悪は盾にしようとまで考えた。だが私の予想は覆えされた。彼は男達と話しだしたのだ。
話し合いで解決するはずがない。そう思いながら話しを聞いていると、私が裏切られ売られた事を話し出した。
その時怒りで服を掴む手が震えてしまった。
そしてついに男達は実力行使に出た。だが彼は何かをした。後ろからだとわからなかったが手を横に振ったようだただそれだけで男達が倒された。
魔法?いや詠唱もしていない。詠唱破棄なんて高等技はそう使える人はいない。現在使えるのは私の知るかぎり1人だけだ。だがその者は女だ。
私は彼について行く事を選んだ。
もしかしたら三つ目の男の事を知っているかも知れないし、何より彼の力に興味が沸いたのだ。
そして宿に入り話をしているとやはり彼は何かを隠していると感じた。
もしかしたらこいつも三つ目かもしれないと思った。同じ珍しい黒髪だし、知らない国から来たらしい。今は深くは聞かない。時を待つのだ。もし彼が三つ目の仲間なら今は武器がないので部が悪い。
そして食堂で夕食を食べようと言われ、ついて行く。そこで酔った男に絡まれたが、彼が部屋に帰ろうと促してきたので、私もそうしたかったので従う。しかし酔った男は私に触れようとしてきた為ステップでかわす。
怒る男は剣を抜いた。マズイと思った時目を疑う出来事が起きた。
男の剣が半ばで折れたのだ。その光景はまさにあの日と重なるものだった。彼は何も無かったかのように歩き出した。
そして私は確信する『こいつは三つ目と関係がある』と。
まだ三つ目を見てないがあんな技を使う者は少ないだろう。それなら関係者と見るのが一番だ。
部屋に帰ると彼が疲れたかのようにベッドに倒れ込んだ。どうやらあの技は力を使うようだと仮定した。そして弱った今なら反撃されてもなんとか出来ると思い私は彼に詰め寄った。
とりあえずゆっくり進みます。