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25.
私達はお城でどれくらい過ごしただろう。
アーモンドのカードからアーモンドの実を出し、地面に植えると、すぐにアーモンドの樹が生えた。
直矢の言った通り、モンスター達が寄ってきた。私達はモンスター達にアーモンドの実を分け与えた。
荒れ果てていたお城も、念入りに掃除をした。
お城の周りはいつしか、アーモンドの樹でいっぱいになった。
敵としてあらわれてくると思ったモンスター達は、なぜか私達になついている。
私はよく、モンスター達と遊ぶようになった。
その様を見ていた拓海は、
「夏帆、保育士に向いてるよ、絶対。」
と、笑って言った。
気付けば、直矢はこの国の国王、私と拓海は一番の家来になっていた。
幾度も昼と夜を迎え、ある日、私と拓海は示し合わせて、直矢に言った。
「直矢、そろそろ俺達、元の世界に帰りたいんだけど?」
直矢は目を見張った。




