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いつかどこかのだれかの話

掲載日:2015/06/27

「甘すぎる」

他人を見つめるとき時折僕の中に湧き出てくる声だ。


暑い夏の日

僕は街を歩いている。

暑さが肌にまとわりつく様だ。

僕の視界の中で、人影が中央部分から周辺部分に向かって流れてゆく。

流れていくその顔一つ一つには様々な感情が湛えられている。


そんな時、ふっと先程の言葉が聞こえてくる。

そうして僕は思いがけず思索の中に落ちてゆく――――



  気付くと音が消えている

  いつの間にか辺りはひんやりとして暗く

  先ほどまでの景色は

  どこかに置いてきてしまったようだ



後ろを顧みたら、振り返って思索の歩を前に進めよう。



僕は考える。

―――つまり人々は色々なことで一喜一憂しすぎだと思うのだ。特にこの日本では。


些細なことで喜んで

些細なことで怒って

些細なことで哀しんで

些細なことで…


ああ、もういい

何がそんなに重要なんだ?

そんなちっぽけなことでそんなに大きく揺り動かされていたら

本当の苦難に立った時どうするというのだろう。


傘を忘れたからなんだというのだ

電車が混むことがなんだというのだ


そんなことのために全身の心を使っていたら、本当に迫られる瞬間ではどんな心を作るっていうんだろう。


狂気によって己が命が吹き消えんとするとき、刃先を見つめるその瞬間

己が選択ひとつで大切な人の最終決定を下すその瞬間


言い換えれば、あらゆるものの“死”の瞬間だ。

それに相対した時、君たちはいったいどんな心の形を作るっていうんだ?

まさか、その些細なことに心動かされているのと“同じ大きさ”で、感情を持とうっていうのだろうか?

それは物事の大きさを正しくとらえられていない証拠ではないのか。


10は1より大きく、

そして10は、1の10倍大きいのだ。


それを同じように扱ったら、「不自然」だとなぜ思わないんだろう。


日本は豊かな国である。

“死”の臭いはほとんど感じないと言っていい。実は確かにそこにあるのだけれど、社会はそれにうまく気が付かないようにできている。

しかし、幾ら日常にそんな“死”がほとんど現れないからと言って、知識としてそのことは持ち合わせている。

そう、識らないわけはないのだ。


―――識っているのに、

  知らないふりをして

 “死”から物事を測ることを

しないのだ――――――――――――


僕はそのことが気になって仕方がない。

物事の大小を比較してその大きさを正しく認識することは自然なことではないのか。

そのようにせずして、不安にならないのだろうか。

それとも僕が間違っているのだろうか。


  暗い世界に光が差す

  だんだんと視界が明るくなってくる

  人が流れてゆくのが見える

  僕は歩いているらしい



人はよく、僕のことを仏頂面だとか、感情の起伏がないと言うが、それは今述べたような故あってのことなのだ。



  世界に音が帰ってくる



だから僕から見れば君たちのほうがよっぽど“歪な、―――――――



  そうして世界に熱が戻る









「暑い」

僕は街を歩いている。

目に映る人々は変わらず僕の前から後ろに通り過ぎていっている。

僕は重い足取りで歩を進める。

これからも歩き続けなければならないようだ。

それにしても、

相も変わらずうだる様な暑さだ。

なんたって夏真っ盛りである。

しかし、先ほどと比べて心なしか―――


僕の肌はひんやりとしているようだった。




  

なんとなく書いてみました。

文章を書くのって難しいですね。

そして思った以上に疲れます。

小説を書かれる方はすごいと改めて感じました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最初の入りかたがよかったです。 [気になる点] 主人公の考えがいまいち伝わりませんでした。読みづらいので、場面の切りかわるところをしっかりつけてもらえるといいかと思います! [一言] 初投…
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