あとがき
「忌怨 ―キエン―」が完結しました。
本作は、アルファポリスさんの第8回ホラー小説大賞用に書き下ろしたものです。
「ホラーは勢い」という理念のもと一ヶ月ほどで一気に書き上げたので、スケジュールは厳しかったですが、とても楽しかったです。
ライトノベルレーベルでデビューをしましたが、もともと私はホラージャンルがホームみたいなものなので、気楽に書けたということもあります。
内容的には、実は知人のモデルが沢山いてそれを大量に殺しているというアレなものなのですが、私が陸理明であることを知っているリアルな知人は使っていないので別に構いませんよね(笑)
いつもの姑息な作戦としては、アルファポリスさんの大賞においては書き下ろしが少ないということもあり、この大賞のために研究して書いてみました。
「ただし出版するには分量が足りない作品は大賞の選考で不利となります」と募集要項にあるため、書籍化できるかどうかはさておき十万字以上は確保してみました。
せっかく但し書きをいれてくれているのですから、参考にしないのは本当にもったいないので。
あと、もう少しゆっくりとおどろおどろしくしたかったのですが、web出身のホラーものを見るとたくさん人が死ぬものが多いのでちょっとパニックものっぽくして勢いを大切にしたという面もあります。
とりあえず書ききれて良かったです。
では、楽しんでもらえたら嬉しいです。




