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保護者と子供

入学式後

「お前遅刻するなよって前に言ってたよな 今日は、親が心配して送ってくれたから良かったけど」

「ごめんごめん」

俺は中学校からの親友の高橋健二と同じ3組だった

健二は、俺よりもイケメンで学力も高い陽キャのように金髪で俺の上位互換のような人間だしめちゃくちゃ優しいとにかく優しい、だが健二も買い物に行くとすぐ迷ってしまうような方向音痴だ。これがギャップと言うやつなのか

中学生のころ道に迷った健二を家まで送ったら懐かれてしまったそれからというもの健二とは家まで送り合う仲になった

まあ送ってもらった日には、迷子になって帰るのが遅れるそうだけど

そんな健二とまた同じクラスになれた

これで計画は、順調だ

健二と一緒居るだけで友達が増えるので別に自分から話さなくても良くなるのである

別に自分から話せない陰キャだからという訳ではないがな

「学校の三大七不思議ってしってるか?」

「お前それ3つなのか7つなのかどっちかにしろよ」

健二によれば学校に昔からある噂らしい

「入学初日になんでそんな噂知ってるんだよ」

「え?普通に先輩達と話してたら成り行きで...」

そう説明しよう健二は、めちゃくちゃ陽キャだそしてモテる...告白もされているらしく告白現場も見た事があるぐらいだ、そんな健二が学校の噂程度知らないわけが無いのだ

「へーそうなんだ(棒)まあそんなことよりも他になにか面白そうな事聞いたか?」

ところで俺は、そんな健二情報網で学校のこと知っておかなければならないそれは、健二の隣にいるって事で話しかれられることがあるからだそんな時のために話題が必要なのだ

「他には、二大美女の1人が卒業したけど今年になって2人も入学して三大美女になったってことぐらいかな」

「へー(棒)そういうのはあまり興味無いんだよな」

「そんな事言って実は、興味あるんだろ」

健二の言う通りであるあまり興味がないとは、言ったが全く興味がないとは、言っていないのだ

「1人は、2年生の先輩で1人がたしか1組だったかな、そしてもう1人は同じクラスだぞ」

「え?同じクラスって言った?名前は?」

「名前は、えっとなんだったかな」

ちなみに駒瀬さんも同じクラスだ

なんなら席も隣だし...まずい

駒瀬さんって女子や男子に人気ありそうだし1人増えた美女って駒瀬さんじゃないのか?

もし駒瀬さんだったら...

ドンと自分の席から健二を引き連れて廊下に出たが3組のまわりには、三大美女の1人を見るため集まった人達でいっぱいだった

「時、お前なに急いで廊下に出て...ってなんでこんなに人が多いんだよ」

そんな健二の言葉を無視して急ぐこの人の波に飲まれないように...

「ここで俺のスキル 完全回避(パーフェクトアボイド)が役に立つぜ」

「なに厨二みたいなこと言ってんの?」

俺のメンタルが少し崩壊した気がした

ここでも説明しよう完全回避とは、時が長年かけて習得したスキル(笑)である

その効果は、名前のようにな便利な物では無くただ人混みの中で風のようにスルリと動けると言うだけものだ

そんなこんなで人通りの少ない空き教室まで健二を引き連れて来れた

「ところで時なんであんなに人がうちのクラスに集まってきたんだ?」

「ああ、そりゃ三大美女の1人がうちのクラスにいるんだ当たり前だろ」

「そんなもんなのか」

「時、説明してから動いてくれよ」

「ごめん健二」

「俺」

空き教室の扉が開き、1人の帽子をかぶった女子が入ってきた

「まずいまずい...ってあれ出水くんじゃん」

「え?誰」

困惑する時

「私だよ駒瀬だよ」

と帽子をとり美しい黒髪と可愛い顔を見せる

「そうだ思い出した同じクラスの三大美女の1人名前がたしか駒瀬...ってなんで駒瀬がいるんだよ!!」

と慌てる健二

「駒瀬さんなんでこんな所に?」

「なんか三大なんとかの駒瀬は、どこだ!!って探してたから帽子かぶって逃げてきた」

そりゃそうか知らない人が自分のことを探してたら誰でも逃げるか...と時は、ひとりで納得した

「ところでまた、今日みたいに道に迷わないように毎日道案内してくれない?」

と頼まれた

「ダメだ」

と健二が割って入ってきた

「時は、俺の道案内をするから駒瀬の頼みは聞けない」

めちゃくちゃ優しい健二がこんな直ぐに断るところを初めて見たので少しびっくりした

「まあいいよその頼み引き受ける」

「え、ほんとにありがとう」

「おい時良いのか?」

「まあ駒瀬さんも健二と同じぐらいの方向音痴だから心配でね」

「時がいいなら良いぞこれから方向音痴同士よろしくな」

「本当に良いの?健二くんの道案内してるんでしょ大変じゃない?」

と心配してくれた女子に心配されることがないので嬉しかった

「大丈夫!!1人が2人に増えただけだし」

「じゃあよろしくね出水くん」


とそんなこんな保護者1人と子供2人の道案内の毎日が始まった

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