キャラ紹介
異世界を謳歌するコドモたち――。
《メインキャラ》
墓送終太郎(16)
フワッとしたレッドブラウンの短髪にイエローアイを持つ童顔な少年。人懐っこい性格で常識人、ゆえのツッコミ担当。ソウシの計らいで、善人であるにも関わらず待合室から異世界へ連れて来られた故人。生前はとある宗教家の一人息子だったが、髪と瞳の色が神の信託と違ったため、親や世話係から迫害されて育つ。ゲームが好きで、自由と冒険に満ちたロールプレイングゲームの世界に憧れていた。
ソウシ(17)
ダークブラックの長髪を背中で束ね、シミもホクロもない肌とシャープな顎、透き通るようなゴールデンアイを持つ美少年。だが口も悪いし性格も結構な捻くれ者(ただし終太郎に対しては誠実)。難易度【死刑】の異世界を担当しているステータス。能力値からHPやらMPに至るすべての数値が99999という最強の存在で、パートナーである終太郎のサポートをしながら異世界冒険を楽しんでいる。終太郎と同じ故人だったが現世への生まれ変わりを拒否し、ステータスとして彼と再び会える日を常世で待っていた。終太郎と違って生前の記憶がある。
リイン(19)
アッシュグレーのふわふわの長髪とパープルの瞳をもつ、待合室の新人役員。可憐な見た目とは裏腹に癖のある性格で、初対面の終太郎に向かって「アンタがあと一人分遅く死んでくれたら面倒な手続きしなくてよかったのに!」と叫んでドン引きされていた。生前から生きるのが下手で、損な役ばかり押し付けられて生きてきたため現世に嫌気が差しており、生まれ変わりを拒否した。
《【死刑】の異世界の住人》
ウル(20)
色黒の肌とホワイトシルバーの短髪、アクアマリンの瞳をもつ細マッチョなカウボーイ風味の青年。フーリガンズで最も人気のある娯楽施設【カジノ・ザ・マーメイド】の従業員で、レベル350の自称ナージュの懐刀。オーナーであるナージュを心から慕っている。在りし日のソウシに間違った告白方法を吹き込まれたとはいえ、初恋のマーメイドに交尾を申し込んだり、不本意ながら女装した終太郎を見て「男と間違えてゴメン」と謝るなど、少々抜けたところがある。
ナージュ(27)
フワフワのスカイブルーの長髪とパールホワイトの瞳をもつ人魚。陸上で生活するには常に水に触れている必要があるため、普段は水の入った樽付きの車椅子を使っている。【カジノ・ザ・マーメイド】のオーナーで、ウルの雇い主。極度の酒好きで並々ならぬこだわりを持ち、近頃は仕入れだけでなく酒造にまで手を出している。その正体はレベル500の南海のマーメイドプリンセス、ジュリナージ。プリンセスだった頃、人間の生活に馴染めなかったウルを川縁で励ましたことがあったが、本人は酔っ払っていたため覚えていなかった。
マッフル(46)
スノーホワイトの長髪と豊かな髭、くりっとしたブラウンの瞳をもつドワーフの翁。街の住人からは「マフ爺」と呼ばれて慕われている。フーリガンズのギルド長。おっとりした性格で面倒見もいいが、お菓子が大好きで隙を見て間食してはマユリカに注意されている。マイペースゆえに提出書類を溜め込むことが多く、締切に追われて常に寝不足気味。それがまた間食に拍車をかけている。
マユリカ(25)
白い八重歯と、モスグリーンのクラゲヘアにキャラメルカラーの瞳、ギャルちっくな言動が特徴的なグラマー美女。通称マリッち。フーリガンズの保安官で、イリグと組んで街を守っている。獣人であり、髪色と同じ猫耳と尻尾が生えている。探索魔法[アンダート・エリア]の使い手で、膨大な情報を一瞬でカテゴライズ・分析できるが、都合が悪いと「猫は人より脳のキャパが小さい」と言い訳する。`フーリガンズの目`という二つ名を有しており、街の危機には人一倍敏感である。
イリグ(26)
綺麗に筋肉のついた身体に革のベストとダメージズボンを大胆に合わせた男性。ハーフアップにしたやや長いブロンドの髪とサファイアブルーの瞳をもつ。`破壊と再生のイリグ`の異名をもつギルド専属の治療魔法師で、[ケアリー]程度なら無詠唱で施せるほどの回復魔法に特化した特異体質者。
ヴァルシェリア(27)
西海【ヴァルシェリア】のマーメイドプリンスで、ナージュの元許嫁。波打った肩までのキャロットオレンジの髪とヴァニラカラーの瞳をもつ美丈夫だが、性格はわりと子供っぽく甘えん坊。幼少期の頃から公務と嘯いて母親を蔑ろにしてきた父親を恨んでおり、早く大人になって父親から国王の座を奪い、母を幸せにすることを目標としていた。母親が亡くなってからは、彼女似のナージュを幸せにすることで心の穴を埋めようとしていた。レベルは400で、西海の秘宝【稲妻のトリアイナ】を用いた電撃魔法と打撃魔法を十八番とする。愛称はシェリー。
シェーレ(28)
ウォーターグリーンのストレート髪とワインレッドの瞳をもつヴァルシェリアの従者にして親友、幼馴染でもある。従者でありながら理由もなく城の家臣たちに疎ましがられ、ヴァルシェリアの知らないところで鬱憤の捌け口にされていた。ヴァルシェリアに強く依存していたが、それは家臣に虐げられてきた孤独感と、ヴァルシェリアからの無償且つ無知の愛に板挟みにされたことで生まれた歪みであり、本人もこれを自覚していた。己、そしてヴァルシェリアから母親への依存を断ち切るべく、主人に従いつつも終太郎とソウシに助けを求める。戦闘能力はレベル501と高く、従者に代々伝わるツーハンデッドソードを二対扱える両剣使い。
レドマルク(26)
北海【レドマルク】のマーメイドプリンスで、ナージュやシェリー、シェーレの幼馴染。ラズベリーレッドの肩までのクラゲヘアで、襟足を三股の三つ編みにしている。瞳はグレイ。ブレスレットやネックレスをジャラジャラ付けているチャラ男だが、実はナージュとすら手を繋いだことがない純朴な青年。愛称はレルク。幼馴染のなかではカルタドラと一番仲が良く、子供の頃から頻繁にパーティーを抜け出しては二人だけの秘密基地で遊んでいた。レベルは433とそこそこで、北海の秘宝【結晶の弓矢】を用いた氷魔法が得意技。
カルタドラ(27)
東海【カルタドラ】のマーメイドプリンスでレルクの大親友、ナージュたちの幼馴染である青年。愛称はカルタ。踵まであるネービーブルーの長髪はひと房だけラズベリーレッドが混じっており、普段は緩く三つ編みにしてマフラーのように首に巻いている。曰く、口元を見られたくないから。瞳はひと房の髪と同じラズベリーレッド。派手な外見に加えて口数が少なく無表情なためマーメイドのなかでも遠巻きにされがちで、四人の幼馴染だけが気さくに接せられる存在だった。東海の秘宝【微毒の盾】を用いた毒魔法の使い手。レベルは574と高め。
現時点における設定です。
今後大きく変わることはないでしょうが、物語の展開次第では微妙に変更することがあるかもしれません(;^ω^)