第二話 カウボーイとマーメイド[前編]
こ、この店で一番高い酒を賭けて勝負だ相棒よ!―― by終太郎
カラコロとルーレットやサイコロの回る音に、表情を一切動かさないディーラーとトランプをシャッフルする音。酒瓶を抱えて喚起する女性に、グラスを呷った勢いのままに落胆する男性。モクモクと部屋中を浮遊する葉巻や煙草の煙とアルコール臭。
「レ、レッドの13……!」
そんな荒々しくも自由な空間のど真ん中で大勢の酒豪とギャンブラーに囲まれながら、緩やかに回転するアンティーク調のホイールとボールをひたすらに凝視している僕と、
「じゃあ俺はブラック9で」
隣でチップを積み上げながら椅子をギーコギーコ揺らしている相方。「ノー・モア・ベット」とディーラーが宣言しボールの転がる速度が落ちてくると、僕を含むみんなの視線が真剣なものになる。余裕ぶっこいてグラスに入った酒を呷っているのはソウシだけだ。
(こい、こいレッドの13っ)
コロコロコロ……カコンッ。
「ブラック9」
「まっっったかよもう!」
「ハハハハハッ、終太郎五連敗~」
なんやかんやあって難易度死刑の異世界に転生した僕たちが、なぜ初日からカジノでルーレットを堪能しているかというと――発端は一時間ほど前まで遡る。
◇◇◇◇
大熊モンスターを倒しバディを組んだ僕とソウシは、転移魔法[ロードスキップ]で森を抜け、上空から見えていたあの小さな街――【フーリガンズ】に辿り着いた。身分証やお金がないと通してもらえないかと思ったが、幸いこの街はモンスターを連れていない限りは自由に出入りしていいとのことだった。
ソウシが言うには、ペットとして飼っているモンスターは普通の動物に悪影響を及ぼすモン菌が身体についていないかといった特殊検査を受ける必要があるらしい……色々と疑問とツッコミが残るが今はいい。
フーリガンズはウエスタンな街並みで、その名の通りグレーゾーンから上に分類される厄介な荒くれ者たちが中心となっている街らしい。ちゃんとした服を着ているソウシはともかく入院着姿の僕は目立ちまくりで、さっきから顔が上げられない。
「な、なぁソウシ。宿を取る前に服を買いに行きたいんだけど……」
「無理」
「即答!?」
「ていうか宿も無理。金ねぇもん」
「え!?」
お金ないのと腕を掴んで揺さぶった僕に対して、「ステータスの俺が持ってるはずねぇじゃんか」とソウシの反応は淡白だ。あの紳士的な態度はどうしたんだよ! その割に手を放そうとしたら放すなとばかりに腕をくっつけてくるし!
「あーあ、やっぱあの鯨ぶっ倒しておけば良かったじゃん。売れたら金になるし、売れなくても丸焼きにすれば晩飯になるし」
「だっ、からそれは……」
「ハイハイ、敵意のない生き物を殺すことに抵抗があるんだろ?」
ちゃんと分かってますよと面倒臭そうに嘆息したソウシは、足元に落ちていた小瓶の蓋とチラシっぽい紙切れを拾い上げると、僕をくっつけたまま脇道に入った。そこそこ奥まったところまで来ると足を止め、なぜか上機嫌で僕を振り返ってくる。
「さぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」
「お、おう」
寄るのも見るのも僕一人だけどなというツッコミを飲み下し、パチもんマジシャンみたいな台詞回しを始めたソウシに頷き返す。
「一見道端のゴミでしかない蓋と紙切れが、なんと!」
ソウシは掌の上のゴミたちが本当にゴミでしかないことを僕に確認させると、何やら口の中で呪文を唱え出した。すると布のようなグレーの光が蓋と紙切れを覆い隠し、蓋は五百玉っぽい硬貨に、紙切れは千円札っぽい紙幣に変わる。
「……凄いな」
「だろ? このスキル使い勝手よくてさ、俺のオススメ。まぁ俺しか使えないけど」
「……一応聞くわ、スキル名なに」
「偽造」
「アホか!」
傍にあったゴミ箱に偽硬貨と偽札を思いっきり投げ込む。ソウシは「ちょ、なんで捨てるんだよ勿体ねぇな!」と唇を尖らせた。さらにレベル99999のスキルなら本物と遜色ない質に偽造できるからバレっこないとか言い出した、全くこれっぽっちも悪びれることなく。僕は「バレるバレないの問題じゃないっての!」とツッコんでソウシの頭を叩く。
「そもそもここは犯罪者を更生させるための世界なんだろ! 犯罪助長してどうすんだ!」
「バレなきゃ犯罪じゃなくね?」
(こいつ……!)
ダメな奴だ、いい奴かもしれないけどダメな奴だ! こうなったら相方の僕がしっかりしないとと自分の頬をパチンと挟むと、改めてソウシを見上げた。今思えばこいつ僕より若干背が高いんだよな……ちょっと悔しい。
「あのなソウシ」
「ん?」
「バレるバレないに関係なく、僕はこの世界で自分本位な犯罪行為は一切やらない」
本当は犯罪行為をやらないと言い切りたいところだが、いい意味でも悪い意味でも自由な異世界で生きていくとなれば、どこかに忍び込んだり何か盗んだり、誰かの命を奪うことだってあるだろう。
この世界にはこの世界のルールがあるし、ソウシとこの世界で生きていくと決めた以上現世の一般常識を過剰に押し通すつもりもない。だが、自分のためだけに誰かを騙したり殺すことは、現世も異世界も関係なく恥ずべき行為だ。
「だからお前も、軽々しく犯罪に手を出そうとするな――」
「泥棒っ、泥棒だーーーー!」
「あっちへ行ったぞ、追えーーーー!」
「って言った傍から犯罪かよ!」
脇道からひょっこり表通りを覗いてみれば、男が一人こちらに向かって爆走してきている。彼が泥棒か。身体にはバリアっぽい光を纏っており、叫び声を聞きつけて出てきた周囲の人々が石やら枝やらを投げて動きを止めようとしているが、全部その光に跳ね返されていた。なんでみんな魔法を使わないんだ……彼が盗んだものと関係があるのか?
「と、とりあえず止めないと! なぁソウシ、あのバリア破る魔法――」
「魔法を使うまでもねーよ」
「へ、ぬわっ」
どういう意味だと聞き返す前に背中を思いっきり押し出され、文字通り脇道から突き飛ばされた。しかもちょうどバリア男が前を過ぎろうとしていたタイミングで、ヤバいぶつかると思わず固く目を瞑る。
「ハハハハハッ俺様は結界魔法に時間も力も全振りしたんだ! 止められると思うなっ――」
パキンッ。
「ぐぎぇ……!」
(あれ?)
ぶつかるにはぶつかったし、なんなら踏ん張り切れずにすっ転んでしまったが、思ったほどというか全然痛くなかった。ていうかパキンッて聞こえたけど……もしかしてバリア破った? よっこらせと身体を起こせば、少し離れたところで例のバリア男が白目を剥いて倒れているのが見えた。その身体からバリアの光は消えている。気を失ったから、というよりは俺の強制体当たりが効いたのだろうが……明らかに魔法っぽいバリアをその身一つで破れるか普通?
「ほんとに、99999のステータスなんだな……」
「なんだまだ信じてなかったのか」
「えっ」
すぐ傍から聞こえた声に顔を上げれば、「まーあんな薄っぺらいの、俺ほどじゃなくても破れる奴はいるけどな」と得意げに鼻の下を擦るソウシがいた。ああ今の呟きが褒め言葉に聞こえたのか。まぁ、凄いって思ったのは本当だけどな。
「ソウシ、それ」
服についた土を払いながら立ち上がると、ソウシが片手に何かキラキラした物を持っているのが見えた。あのバリア男が盗んできたものだろうか。掌から若干はみ出るくらい大きいそれは薔薇をイメージしたブローチのようで、中央にアメジストのような宝石が埋め込んである。見るからに高そうだ。
「…………」
「…………」
というか、泥棒にあったのだから普通に高いのだろう。
「終太郎、これを質に――」
「絶対ダメっ」
言うと思ったわコイツ!
「お、いたぞ!」
「姐さんのモン奪い取ったコソ泥が!」
そうこうしているうちに、泥棒を追ってた街の人たちがぞろぞろと集まってくる。盗品のブローチを持ったままのソウシと僕、そして失神したままのバリア男を揃って交互に見ると、
「この恥知らずが! よそ者だからって差別しなかった姐さんの宝をよくも!」
「簀巻きだ! 簀巻きにして街から追い出せ!」
「ついでだっ、有り金全部巻き上げちまえ!」
迷わずバリア男をフルボッコにした。漫画とかゲームだと、盗品を持ってる僕たちのほうが泥棒と勘違いされるから一瞬身構えたが、この街の人たちはその辺の観察眼がしっかり鍛えられているらしい。流石は身一つで生きる荒くれ者たち……。
「おいそこの兄ちゃんたち」
「っ、はい」
「アンタらがこのゴミをやっつけてくれたんだろ?」
礼を言うぜと言って、細マッチョなカウボーイっぽい青年が手を差し出してくる。色黒の肌にホワイトシルバーの短髪が眩しい。最初は握手かと思って僕のほうも手を伸ばしたが、途中でハッと気づいて引っ込め、ソウシの手からブローチをひったくって「傷、ついてないといいんですが」と差し出した。
「クスッ、握手であってたのに」
「へ?」
「まぁいいや。オレの名前はウル、呼び捨てでいいぜ。アンタらは?」
「ぁ、僕は終太郎っていいます。こっちは相棒のソウシ」
「シュウタロウとソウシか。見た感じ二人ともこの街に来たばっかだろ?」
とりあえず姐さんの店に案内するからついて来てくれと言ってブローチを受け取り、カウボーイ青年――ウルは踵を返して歩き出した。その間際にヒラッと片手を振れば、成り行きを見守っていた仲間たちが「イェッサー!」と敬礼し、ボロ雑巾みたいになっているバリヤ男を何やらグルグル巻きにして担ぎ上げ、門のほうへ運んでいった。なんだか東京湾にでも沈めに行きそうな勢いだが……来る途中には浅い川しかなかったし、まぁ大丈夫だろう。
「おーい置いてくぞー」
「ぁ、すいません!」
それから御親切にありがとうございますと声を張り、ソウシと一緒にウルのところまで駆け足で向かう。
「にしてもあのバリアを破るとか、いったいどうやったんだよ」
「えっと……体当たり?」
「マジかっあれ中々の強度だったぞ!? レベル350のオレでも壊せなかったのに!」
「ぷっ」
「ゆゆゆゆゆ油断して弱まってたんじゃないですかね!?」
吹き出しかけたソウシの口を慌てて塞ぎ、誤魔化すようにペラペラと言葉を並べる。なんだよプッて普通に凄いだろうがレベル350って! そりゃカンストステータスのお前からしたら逆にすんごい数字かもしれないけどさっ、そういうのは心に留めようよ! 口と顔に出すなとギッと睨みつけるも、ソウシの奴は「だって俺のほうが強いもん」と言わんばかりのジト目で見返してくる。こいつめ!
「うっし、着いたぞ」
ソウシと睨めっこをしているうちに目的地に着いたらしく、ウルが声をかけてくれた。ありがとうと礼を言ってから顔を上げ、ネオンとともにデカデカと掲げられた看板の文字に目を走らせた僕は、そのまま固まった。てっきり宿屋とか飲食店の類だと思っていたが、これは……逆に僕の掌から解放されたソウシは上機嫌に口笛を吹いている。
「カ、ジノ……」
「そ、姐さんが経営する【カジノ・ザ・マーメイド】だ!」
この街で一番人気のある娯楽施設なんだぜとサムズアップしたウルは、硬直したままの僕とご機嫌なソウシの背中を押して店の中に入った。むわっと漂ってくるアルコール臭に、目に染みるほどに濃い煙。雰囲気だけなら賭博場というより繁盛している裏酒場って感じだが、想像していたほど怖いと思わなかった。
映画とかで見る目つきの悪い常連客の姿が、というか客の姿が店内にないからかもしれない。飲みかけの酒が入ったグラスや灰皿の上で短くなっていく煙草を見るに、みんな`姐さん`のためにブローチを取り返しに飛び出していったみたいだ。
「ちょっと待っててくれ。姐さーんっ、ブローチこの二人が取り返してくれたっすよー!」
「え、ほんとですかぁ?」
店の奥、多種多様な酒瓶が並ぶカウンターに駆け寄りながらウルが呼びかけると、おっとりした女性の声が返ってきた。カジノの店主で`姐さん`なんて呼ばれているから、てっきりもっと男勝りな声の持ち主かと思ったが、
「まぁまぁ! どうもわざわざありがとうございますぅ!」
ウルが押すレトロな車椅子に乗って現れたのは、フワフワのスカイブルーの長髪を持つ美女だった。パールホワイトの瞳は口調同様優しげな光を湛えており、シンプルなワンピースもとても良く似合っている。その左胸には、取り返したばかりのブローチが飾られていた。
「私の名前はナージュ。このカジノの店主で、マーメイドですぅ」
「ぁ、どうもお邪魔します! 僕は終太郎……え、マーメイド?」
はい、とふんわり微笑む店主――ナージュさんの足元をもう一度よく見てみる。長い裾に隠れて見逃していたが、車椅子の足を乗っける部分には水の入った樽が置かれており、ワンピースの裾から覗いているのは人の足ではなく魚の尾だった。マジか、改めてファンタジーって凄ぇ。
「もしかして、マーメイドをご覧になるのは初めてですかぁ? そんなに珍しい種族ではないと思うのですが……」
「はっ、すいません不躾に! 改めてまして、僕は終太郎。こっちは相棒のソウシです」
なぜかナージュさん―よくよく思い返せばウルもだな―と目を合わせようとしないソウシの頭を掴み、一緒にお辞儀をする。そんなに畏まらないでくださいな、とナージュさんは変わらず微笑んだまま、しかしホッとしたような手つきで胸元のブローチを撫でた。
「このブローチは、陸へ旅立つ前に母から譲り受けた宝物なので」
「お母さまから……」
「はい。ですから取り返して頂いたこと、本当に感謝します」
そう言ってナージュさんが頭を下げた瞬間バンッと音を立てて店の扉が開き、客たちが雪崩のように店内に流れ込んでくる。その中にはウルに指示されてバリア男を捨てにいった仲間たちの姿もあった。
「アンタらが姐さんの恩人だな!?」
「ようこそ荒くれ者の街フーリガンズへ~」
「ねぇお酒は飲める? なにか奢らせてくれない?」
「ひぇっ……」
超ゴリマッチョな若い大男に酒樽にのって背伸びしている低身長な小父さん、露出度もスタイルもヤバい猫耳と尻尾の生えた女性などなど、とにかく色んな客たちが今にも胴上げしそうな勢いで迫ってくる。
みんな良い人だということは明るく澄んだ顔を見れば分かるが、とにかく近い近い特に猫耳の人! 当たっちゃいけないものがダイレクトに当たってますからっ……あれ、Ms.猫耳なんかニヤけてませんか? まさかわざと? 嘘でしょ羞恥心は?
『よーしお前らぁ! 今夜は朝まで盛り上がるぞ!』
前後左右どこにも逃げ場のない僕に助け舟を出すように、店内にウルの声が響く。さらに『飲んでジャンバリってまた飲むぞー!』と掛け声が続くと客たちの盛り上がりは最高潮に達し、みんな好きな酒を求めて我先にとカウンターに押しかける。そうなれば自然と僕の周りは静かになり、ようやく呼吸が楽になった。僕にこういう主人公っぽいイベントは向いていないのかもしれない。
「ありがとうウル、助かっ……ん?」
ナージュさんと一緒に客たちに押し流されるようにしてカウンターに戻っていくウルの目が、心なしか戸惑っているように見えた。酒の注文数に戸惑っているという感じでもなく、まるで聞こえるはずのない音が聞こえてきたとでも言いたげな……。
「店主サンが、今日はここに泊まってっていいって」
「っ、ソウシ……」
トントンと肩を叩かれて振り返った僕に、ソウシはカジノの二階がナージュとウルの住居兼酔い潰れた客用の宿になっていることを教えてくれる。その流れのままに、それなりに重みのある布袋を僕の手に握らせてきた。
「ぇ、これ……お金じゃないよな?」
「この店でだけ使えるチップ。換金できるから金には違いないけどな。今ウルの奴が客室と風呂を準備しにいったから、終わるまで適当に遊んでてくれって。酒の肴でよかったら飯も出すってさ」
「えぇっ、そこまでしてもらうのは流石に悪いって……!」
「終太郎がそれだけ感謝されることをしたってことだろ」
素直に甘えとけって――そう言って僕の額を小突いたソウシは、そのままワシャワシャと髪を撫で回してきた。
(なん、だよ)
泥棒のバリアを破れたのもブローチを無傷で取り戻したのもお前の力なのに、まるで僕だけがよくやったみたいに……無償に腹が立った僕はソウシの腕を掴むと、店内で一番の盛り上がりを見せているルーレットのテーブルまで引っ張っていく。
「終太郎?」
「ソウシ、遊ぶぞ」
「え、いや俺はいいよ。チップも限られてるしお前が遊べば――」
「じゃあ僕と勝負しろ」
ドンッとチップ袋をテーブルに置きながら、声を大にして宣言した。ゲームの世界では一種の興奮ワードともいえる`勝負`という単語に反応したギャンブラーたちの視線が、一斉に僕とソウシに集結する。ちょっと狡いかもしれないけど、これでソウシはゲームを降りることはできないはずだ。
「勝ったほうが酒、じゃなくて飯を奢るってことで!」
「そこは酒でよくね? 飯っつっても肴だから高が知れてるし」
「僕まだ十六歳の未成年者だから!」
「あらシュウタロウさん十六歳なんですか? でしたらお酒も煙草も全然OKですよ?」
「…………」
「街でも空でも海でも山でも砂漠でも、なんなら溶岩のなかでも、みーんな十五歳で成人認定されるじゃないですかぁ」
ご存知なかったんですかぁと見るからに高そうな酒瓶を手に近づいてきたナージュさんを振り返り、ついでに確かめるように他の客たちの反応も窺ってみる。みんな揃ってグッと親指を立ててきた。これは……うん、よくあるアレだ。回答を間違えたら芋蔓式に全部が駄目になってしまうやつだ。
「……こ…」
「はぁい?」
「こ、この店で一番高い酒を賭けて勝負だ相棒よーーーー!」
ヤケクソのままに宣戦布告をすると、大正解と言わんばかりにナージュさん達がすんごい盛り上がりを見せる。天井に向かって拳を突き上げる僕の目尻には、薄らと光るものが滲んでいた。
「……チョロ太郎」
「うっさい!」