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作者: ナダ

自分で決めた意味不明な自分ルール

皆あるのではないだろうか?


子どもの頃に、親や先生に言われたこと

育った環境や地域の慣習

何がきっかけだったのか

自分の中でずっと守り続けている


もう誰にも何も(とが)められないのに

大人になって自己責任で自由なのに


私はその傾向が特に強い

一度、マイルールとしてプログラム化されると、なかなか書き換わらない

旧式CPUなのである

シンプルで壊れにくく長持ち、いい意味でも悪い意味でも


しかし、私は昨日、そのルールをついに破った

何十年と守り続けてきた決め事


アイスを一日に二個食べたのだ(驚愕)

アイスは一日に一個までと必ず守ってきた

ケーキは何個でも食べるのに


昨日は気温が上昇して全国的に夏日だった

午前中に既に食べたのにも関わらず、夕食後にふともう一個食べたいと思った

とてもおいしかった

別にお腹も冷えることなどなかった


食べながら、少し凹んだ

なぜ私は今まで頑なに、ヘンなルールを自分に強いていたのか

事の発端やいつからそうしていたのか記憶は無い


健康のために、食べ過ぎや

冷たいもの、甘いものを控えるという

一般的なルールが私の中で習慣化、厳格化されて自由を奪っていた

母親が糖尿病なのも影響していたのかもしれない


このくだらない話はあくまでも一例だ

(実話ではあるが)


真っさらな心に擦り込まれた経験が

約束事を守るという純真な思いが

知らないうちに

自分を縛る見えない手枷足枷となり束縛される


自分で自分を閉じ込めている

理由もきっかけも忘れているのに、条件反射のように反応している


この世界は、ほとんど全て思い込みで出来ている

自分で創ったパラレルワールド


思い込みで勝手に苦しんでしんどくなって生きづらい世界


集団生活や組織の圧力

国や地域の慣習

個人的経験によるトラウマ


法律でも犯罪でもないのに

はみ出さないように空気を乱さないように

過去の自分との約束を破らないように

自分のために、自分が不自由になっている


よくよく思い返してみれば、意味の無いルールだらけ

家事とか、お風呂の手順などの毎日のことはけっこう改良、最適化できている


心のできあがった回線、脳のメモリ機能のアップデートがなおざり

よくわからない行事やお祭りのように、形式化されて様式だけ残っている


その時は良かれと思って自分で決めたことでも、時を経て、時代が変わり常識もルールも変わる


生き方だけずっと同じではいられない

新しい地球、新しい時代

新しい自分

無垢な心で

生き直そう






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