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奴隷

お待たせしました!一つの山を超え、少し私生活も落ちつきました!少し短いでず。


瞬をシュンに直しました。


「森だなー。日本の東京にこんな森ないからなー」


シュンは現在街から離れた森にクエストのためにいる。今のシュンは手甲に皮鎧を着ていて、つい先日のボロボロの制服ではない。


「キシャァ」


右の草むらからゴブリンが出てきた。


「少し前はゴブリン相手に死にかけたんだよな。俺も成長したかな」


そう言いながら手甲のとげで殴り、ゴブリンは絶命する。













「ふー稼いだな。だいぶ余裕出てきたな」


シュンは僅か数日でそれなりの余裕が出てきた。

だがそれはシュンの乱獲とも呼べるモンスター討伐量が多いためである。ちなみにお金はギルドに預けることもできる。


「ほらぁ早く歩けよぉぉ!」


みすぼらしい格好をした男女数十人がふくよかな男の後ろをついて行く。

どうやらこの人たちは奴隷らしい。地球では奴隷は身分制度があった頃の話などでいまいちピンとこない。


「んーお金も余裕あるし、奴隷とか買えるかね」


現在シュンは一人でクエストをこなしているが、普通のこの世界の冒険者はパーティを組んでクエストをこなしている。ソロだと何かと大変だからだ。そこでこの世界ではそのような解決策として奴隷がある。奴隷はものにもよるが意外と安価であるため、肉壁として使ってもすぐに買い替えることができる。何よりこの世界では従属魔法というもので動きも制限できるらしい。さすが異世界だ。


「奴隷街はたしか大通りの東側だっけな」


シュンはラピスに冒険者になった時に教えてもらったことを思い出し奴隷街へと向かう。













「戦闘用で値段はとりあえず無視で何人か紹介してください」


「へいへい、しょうしょうお待ちくだせぇ」


醜悪な笑顔を浮かべた細男はそう言いながら奥の部屋に向かう。






「こちらでどうですかねぇ」


出てきた奴隷は3人だった。


この世界の冒険者特有の筋肉ダルマな男


凛とした姿でそれなりの風格がある女


こちらをただぼうと見つめるだけの幼女


「この少女が戦闘用ですか?」


「へぇ、そいつは魔法が三属性使えるんでっせ。今ならおまけして金貨10枚でどうでしょう。早く買わないと誰かに買われてしまいまっせ」


この奴隷商はそう言ってきた。


しかしシュンは買う奴隷を即決していた。

次回もお楽しみに!次は明日か明後日です。

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