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始めての戦い

おはようございます

「とりあえず2日で」

「あいよーなら銀貨2枚ね」

この世界の貨幣は銅貨、銀貨、銀貨があり、銅貨10枚で銀貨1枚。銀貨10枚で金貨1枚である。そして銅貨の価値は日本の100円程度らしい。

「部屋は二階のいちばん奥だよ」

ずいぶんと元気のあるおばちゃんに言われた部屋に入った。

「ボロボロだな。まぁ日本と同じものを求めるのがそもそもの間違いだよな」

シュンはシーツがボロボロで硬いベットに寝そべった。

「今日はさすがに疲れたな。なんだって死にかけたし、日本なら絶対体験出来ないしな」

と言いつつ今後について考えを巡らす。

「まず、なんで俺がこの世界に来たかだよな。やっぱり魔法が関係するのか?まぁ俺がいまさら考えても何も変わらんか。よし明日に備えて寝るか。」

そんなことを言いながら、瞬はベットに申し訳程度にある掛け布団を掛けるのであった。





瞬は今露天を回っている。ここは多種多様な店があるため、朝なのにも関わらずだいぶ活気がある。

「串焼き一つ」

「おいおいそんな身体じゃ死んじまうぞ!お前冒険者なんだろ?一本サービスするしてやる!ほれ銅貨1枚だよ」

瞬は串焼きを受け取って、金を稼ぐために冒険者ギルドへ串焼きを食べながら向かった。

「この肉すごい弾力だな。何の肉だ?魔物の肉だったりするのか?」

そんなことを考えていると。ギルドについたがギルドの前に人が何人かいる。しかももれなく全員こちらを見ている。

「おい!こいつがDランクかよ!こんな細くて、ボロボロな服着てるこいつが?イカサマだ!」

どうやらこの集団のうちの1人が俺のランクについて不満があるらしい。周りの奴らはこいつを止めているものや野次馬だった。

「こいつはEランクで一日でランクアップしたお前がずるをしたと思っているらしい。」

「そんなに珍しいことなんですか?」

「いやそうでもない。それなりに強いやつが来たりしたらすぐランクアップする」

さらに続ける。

「こいつは自分がランクアップをしていないのにお前がランクアップしたことがおかしいと思ってるらしい」

すると先ほどの男が顔を真っ赤にしながら

「おい!お前何をしたんだ!どうせズルしたんだろ!」

「ズルなんかしてませんよ。」

「ちっなら俺と勝負しろ!」

ここまで興奮した人には何を言っても無駄な。そのように思った瞬は

「わかりました。ではルールを決めましょう。武器無し、殺し無しで相手の降参または戦闘不能になったら負けです。それでいいですか?」

「せこいやつの割には話がわかるじゃねぇか。いいぜ、それで勝負だ!今更辞めたとか言うなよ?」

「言いませんよ」

瞬は冷静に返しておいた。

審判役はバジルがやってくれるらしい。

「イルと坊主が決闘するらしいぜ?」

「へぇーそりゃおもしれ。あの坊主見た目は弱そうだけど大丈夫か?」

「それよりお前どっちに賭ける?おれはイルだ!」

「いや大穴でシュンに賭けるぞ」

周りの冒険者たちが騒ぎ出した。

「さぁ盛り上がったところでやるとするか、3.2.1

始め!!」











どうやら相手の名前はイルという名前らしい。とりあえず出かたをみるか。

「死ねぇぇぇぇ」

イルは叫びながら殴って来た。この世界の冒険者はほとんどが筋肉ダルマみたいで、そんなやつに殴られたらひとたまりもないだろう。

「まぁ当たれば話だかな」

イルの右ストレートを瞬は首を曲げるだけで避ける。

「避けるナァァァ」

こんどは左フックが飛んできたが、その腕をいなす。

「その程度ですか?それならこちらから行かせてもらいます!」

瞬はイルとの間を詰める。イルは驚愕の表情だったがお構いなしにその顔へ一発を見舞った。

だがこの世界の冒険者はみな筋肉ダルマみたいなだけあって、相当タフらしい。今もイルは瞬に一発当てようと近寄ってくる。

「んーかたいな。ならこれをやってもだいじょうぶか?」

瞬はイルの攻撃を横に避けて、そのまますぐ横のギルドの壁を三角飛びの要領で飛び、

「終わりです。」

瞬の踵落としがイルの脳天にはいった。そのままイルの巨体は真後ろへ倒れた。

「やっぱりスキルの影響か?すごい動けるし、相手の動きも見える。これはすごいな」

そう思案してると周りが一気に沸いた。

「マジかよ、一発か」

「よくやったーぼうず!残念だったな賭けは俺の勝ちのようだ」

「ちっしかしすげー動きだったな」

そんな冒険者の声を聞きながらイルのもとに近寄って行く。




冒険者は賭け事がお好きなようです。

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