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回れ右!

どうもだんちょーです。

処女作でまだまだな作品ですがよろしければお楽しみください。

いつもと変わらない月曜日。そうみんなが思っていた。佐藤瞬もその中の1人だ。彼はごく普通の高校生だ。頭は市内で5番目くらいの高校に通うくらいで運動はサッカーをやってるくらい。

「ねみいなー。ゲームやりすぎたわ。」

瞬は欠伸をしながら通い慣れた道を歩く。

「またゲームか?」

後ろから聞こえた声に振り向くと親友の拓也がいた。

「まぁなー」

どこかのんびりとした声で瞬は答える。

「お前は興味を持ったら一直線だなー。」

呆れた声で拓也は言う。

「お前には関係ねよー。そんなことよりお前大丈夫か?今日テストだぞ?しかも拓也の嫌いな数学。」

瞬は話題を無理矢理変えた。

「忘れてた!早く勉強しないと!早く学校行かねーと!走るぞ!」

瞬は拓也に引っ張られたので仕方なく走る。

しかしその瞬間瞬の身体に激痛が走った。

「瞬?おい!大丈夫か!おい!お…」

拓也の声を聞きながら瞬は意識をなくした。
















「どこだよー」

瞬は途方に暮れていた。何故なら登校中目の前が明るくなると今までにない痛みが襲い、気がつくと周りは草原だったのだ。

「しかし、ここどこだってんだよ。さっきまで住宅街にいたんだぞ?」

瞬は目の前の現状についていけていなかった。

「とりあえず人のいるところに行くっん!?なんだよあれ!」

瞬から500メートルくらい先から大人数の人間がこちらに向かってきていた。

「おーい!誰か助けてくれー!」

だが誰も応えない。なぜならそれは人間ではないからだ。まるで鬼のような容姿で、とても人間のようには思えない。醜く、薄汚い格好をしていた。まるでゴブリンみたいだった。

「ムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリ」

瞬はそれを敵だと認識した瞬間に脱兎のごとく回れ右して全力疾走した。小学生、中学生の時の卒業式でさえ出来なかった綺麗な回れ右だった。そんなことを考えていたが一瞬で消え去ってしまった。なぜなら前方にもゴブリンの集団がいた。

「おれはここでおしまいなのかよ…」

瞬を中心に全方位を囲まれた。

「戦うしかないのか?おれ負けちまうだろ…」

アニメの戦闘シーンを思い出しながらすぐに無理だと思った。

そして一匹のゴブリンが襲ってきた。

瞬は猪のような速さで体当たりを仕掛けてきたゴブリンをなんとかかわした。

「こんなんいつまでもかわせないぞ。ならこっちから仕掛けるのみ!」

近くにいたゴブリンに瞬は近づき蹴り上げた。

「ゲギャッ!」

ゴブリンは1メートルくらい飛んでいった。

「よしこれならなんとかなる!」

瞬はゴブリンの中に突っ込んで行った。


















周りにはゴブリンの死体と死体と間違えてしまうくらいボロボロな人間。

「くそいてー、てか俺なんで突っ込んだんだよ。相手が刃物持ってるかくらいちゃんと見ろってんだ。」

瞬は勢いで突っ込んだものの、刃物をもってるゴブリンに襲われあちこちを刺された。それでも火事場の馬鹿力が働いたのだろう。なんとかやつらを倒すことが出来た。

「こんな怪我じゃあ動けないし、どうすればいいんだよー」

しかし突然途方に暮れた瞬の耳に某ゲームのレベルアップした時の音に似たものが聞こえた。

「はーついに幻聴かー。もう死ぬのか?」

だが幻聴ではなさそうだ。さらには目の前には半透明のスクリーンがあらわれた。


不定期ですが。できるだけ毎日投稿目指します。

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