初めまして、僕はきみのクローンです。
漣(さざなみ)彩羽(あやは)は二十歳の舞台女優。母の葬式が終わり帰宅したところを、自分に顔がそっくりな青年が訪ねてくる。青年は染色体の異常が起こって失敗作だが、彩羽のクローンだと言い、昊(こう)と名乗った。にわかには信じがたいが、彩羽はなんとなく昊を家に入れてしまう。
人懐こい昊は自然と彩羽の心に入り込んだ。だがどこに住んでいるのか、誰に、何のために作られたのかは教えてくれず……。
人懐こい昊は自然と彩羽の心に入り込んだ。だがどこに住んでいるのか、誰に、何のために作られたのかは教えてくれず……。
彼は、私に会いに来た。
2017/04/19 18:00
そして彼は家に居つく。
2017/04/20 22:00
私は彼に問いかける。
2017/04/21 23:00
彼は私を知りたがる。
2017/04/22 04:00
彼がペットならよかったのに。
2017/04/22 12:00
危険だと私は直感する。
2017/04/22 21:00
私は弱くなっている。
2017/04/22 22:00
そして彼は姿を消した。
2017/04/23 07:00
彼は私になりすます。
2017/04/27 17:00
彼を見つけたい。
2017/04/27 18:00
私は考える。
2017/04/27 20:00
彼を知る女。
2017/04/27 22:00
線が切れてしまった。
2017/04/28 00:00
私は父に会いに行く。
2017/04/28 02:00
私は北海道を目指す。
2017/04/28 05:00
彼は暗い森へ消えた。
2017/04/28 08:00
私は決意する。
2017/04/28 09:00
私には探している真実がある。
2017/04/28 12:00
私は勝手に行動する。
2017/04/28 14:00
私は森を目指す。
2017/04/28 16:00
私には確信があった。
2017/04/28 19:00
彼を作った男。
2017/04/28 22:00
私は憤る。
2017/04/29 00:00
私は彼と森を下りる。
2017/04/29 02:00
彼は目を覚ます。
2017/04/29 04:00
私は彼をどう思っているのだろう。
2017/04/29 06:00
私は夢を見る。
2017/04/29 08:00
また彼は消えた。
2017/04/29 10:00
彼は声のした方へ顔を向ける。
2017/04/29 11:00
私は全てを知る。
2017/04/29 13:00
彼の目的は。
2017/04/29 14:00
私は起き上がる。
2017/04/29 16:00
私は彼を。
2017/04/29 17:00