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貞操観念が逆転した世界で信仰集め  作者: モ=ノクロウ
転生から始まる信仰稼ぎ
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遅くなりました!!

評価がじわりじわりと下がってきたので一話から少しずつ手直ししていく予定ですので、これからは更新が遅くなります!

食後にお母さんがコーヒーを淹れてくれた。

俺はミルクと砂糖たっぷりの甘いコーヒーしか飲めないが、まさか俺以外全員がブラックで飲むとは思わなかった。

桜ちゃんもブラックで飲めるだなんて…。


「翔はブラック飲めないのか、まぁ男の子だもんな。」

「そうねぇ、翔ちゃんは昔から甘党だったもんね。」

「好みの味はやっぱり同じなのね。」

「お兄ちゃんはケーキもプリンも好きだもんね!!」


何故だろう、もっと恥ずかしい事をしているハズなのに、ブラックコーヒーが飲めない事が無性に恥ずかしい。


「お母さん、学校の時間は大丈夫なの?」


既に時間は8時を過ぎていた。


「大丈夫よ~、ちゃんと学校には連絡してあるからお姉ちゃん達も翔ちゃんと一緒に行くから心配しなくて良いわよ。」


それなら安心…なのか?

そんな事を話ながらふと、桜ちゃんと來未姉さんが見ていたテレビニュースが目に入った。


《本日明け方、政府より国内で四人目となる、セキュリティクラス:イージスに指定された男性が誕生したと発表がありました。》


「ぶっは!? ゲホゲホッ!!」


予想外のニュースで盛大にむせてしまった。


《これは素晴らしい事ですね!》

《はい、これで我が国は世界で一番多くイージスクラスの男性が住んでいる事になりました!!》

《それではここでセキュリティクラスについて説明を…》


神の目でイージスクラスは国の宝と書いてあったが…、まさかニュースにまでなるとは。


「翔ちゃん大丈夫?」

「大…丈夫だよお母さんゴホッ…、それよりこのニュースって。」

「間違いなく翔ちゃんの事ね!

やっぱりイージスクラスに指定されるとニュースで流れるのね!」


お母さん達は知っていたらしい。

頭が痛くなる、元の世界のマスコミを思い出す。

全てのマスコミがそうだとは言わないが、やはりマスゴミと言われる一部の害悪のイメージが浮かんでしまう。


「お母さん…、こんなニュースが流れても大丈夫なの…?

昼夜問わずにマスコミが家に押し寄せてこない?」


お母さんが不思議そうな顔をする。


「心配しなくても大丈夫よ、そんなことしたら普通は警察に捕まっちゃうわ。

しかも、翔ちゃんはイージスクラスの男の子なんだからストレスで体調をくずしたら一大事よ!」


マスゴミが存在するかは不明だが、マスコミに怯える事はなさそうで安心した。

と、安心した矢先からインターホンが鳴る、モニターには舞さんと知らない女性が三人映っていた。

見覚えのある女性達だが…、思い出せない。

そんな事を考えてるうちに、お母さんが舞さん達をリビングまで連れてきた。


「舞さん、おはようございます。」

「おはよう、翔ちゃん。

遅くなってごめんね、少し"お掃除"に手間取っちゃって。」

「お掃除?」

「あぁ、気にしなくて大丈夫だから!

それより、学校に一緒に行く保護官を紹介するわ。

本当は翔ちゃんの安全の為に20人はつけたかったんだけどね…」

「ははは…(さすがに、学校に行くだけで20人は大袈裟じゃないか?)」


舞さんの心配ぶりに、さすがに苦笑いしてしまう。


「舞さん、俺達を普通の保護官と同じと数えないでくれないか。」

「実力を知ってるからこそ三人に要請したんじゃない、ほら翔ちゃんに自己紹介して!」

「本当かよ…

はぁ、それじゃあ俺から!」

「それじゃあ、ちょっと翔ちゃんごめんね~。」


紅い髪の女性が自己紹介を始めようとした瞬間、俺は舞さんに後ろから抱き抱えられて気がついたら舞さんの膝の上に座らされていた。

返事をする間もなく体が浮いたと思ったら次の瞬間には舞さんの膝の上に…、お母さんは呆れ顔だが俺は状況がわからず舞さんの膝の上で挙動不審になっていた。


「舞姉さん…また私の翔ちゃんをそんなうらやましい所に…」

「良いでしょ~、ほらほら弘原海(わだつみ)さん自己紹介始めちゃって!」

「始めちゃってじゃねぇ!!

まったく自由過ぎんだろ…。

俺はアマゾネス筆頭保護官の弘原海(わだつみ) 汐惠(しおえ)だ。

今回、アテナからの要請で来てやった。

まだアンタとは契約はしてないが、護るに値するなら契約も考えてやる。」

「えっ、あっはい。

よろしくおねがいします。」


弘原海さんの自己紹介が終わり舞さんが俺ごと頭を抱え、他の人は唖然としていた。

弘原海さん、紅い髪が特徴的だ、まるで炎の様な逆毛が美しい。

身長はかなり高い、目付きが鋭く、まるで紅い獅子の様な印象だ。


廿楽(つづら)さん、自己紹介しちゃって…」

「わかりました、私はワルキューレ筆頭保護官の廿楽(つづら) (かなで)といいます。

弘原海さんと同じくアテナからの要請で来ました。

契約は白羽様さえよろしければ、よろしくおねがいします。」

「廿楽さん、よろしくおねがいします。」


廿楽さんが頬をぽっと赤くしながら微笑む顔はとても魅惑的な雰囲気を持っていたが…、隣で睨んでくる弘原海さんが凄く恐い。

「俺の名前は何で呼ばないんだ」そう言われているような気がするが…、触らぬ神に祟りなしだ。

廿楽さんは綺麗な緑の長い髪と豊満な胸がとても特徴的というか、魅力的な女性だ。

身長はこの世界では平均位だろうかそれでも俺と比べると長身だ。


「最後に(まゆずみ)ちゃん、よろしくね。」

「はい!!

一目見て運命感じちゃいました、結婚してください!!」

「…はい?」

「えっあ…じゃっ…じゃなくて!!

(まゆずみ) (あおい)です!!

アイアンメイデンの筆頭保護官やってます!

アテナからの要請で来ました!

私、白羽さんの保護官になりたいです!!

何でもしますからお願いします!」

「よ…よろしくおねがいします、黛さん。」

「黛じゃなく葵って読んでください!」


最後の一人も弘原海さんに負けず劣らず強烈なキャラが来てしまった、お母さんから何やら黒いオーラが出ているような気がする。

黛さんは他の二人に比べると、外見だけは普通の美女といった感じだ。

セミロングの黒髪、胸も弘原海さんと廿楽さんの間位の大きさ。

身長は三人の中で一番小さく、俺より少し大きい位だろうか?


「舞姉さんお話があります。」

「三人とも、先に外で待機しといて。

來未ちゃん達も先に車で待ってて、翔ちゃんは私から話があるからもうちょっと待っててね。」


右側から冷たい空気が流れてくる、そして舞さんの膝が震えている。

俺も一緒に車行きたいが、舞さんにガッチリ捕まっているから逃げられそうにない。

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