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祝!ユニークアクセス1万人突破!
今回は設定とかの話なんで長いです!!(当小説比)
感想も増えるとやる気がマシマシになります!!
なぜ貞操観念が逆転してるのか理由はわかったが、現在の男女比を調べてみた。
この国の男女の出生率は1対30、この偏り方だと結婚できない女性が居るのは納得だ。
だが、この数値は医療機関がしっかりしている国での出生率であり、医療機関が発達していない国では男が産まれても環境の問題や病気、衰弱死してしまうのが殆どだそうだ。
医療団体が努力をしているが、まだまだ先は長そうだ。
結婚できない女性はどうやって妊娠するのか調べると、結婚できない女性のために精子バンクが存在しているようだ。
前の世界でも不妊治療などの為に精子バンクが存在していたのは知っていたが、こちらの世界のは本当に国中の男性の精子を集め保管している。
成人した女性は初めて妊娠するまでは何度でも精子バンクを利用出来るが、それ以降は有料であり、利用する度に金額が上がっていくシステムになっている。
精子バンクを利用する時は保管されている精子からランダムに選ばれ人工受精をする。
男性も精通申請を提出すると共に、精子バンクへの月に一回精子を提供する義務が発生するようだ。
精通申請をすると国からの補助を受けられる、採取キットと銘打ったオナホなどが定期的に送られてきたり。
しばらく読み進めていると、片喰が言っていた特別権限で見ることの出来る隠された情報があった。
精子バンクは提供する精子はランダムに選ばれると言っているが、密かに集められた女性のデータを採点し、その点数によって選ばれる精子のクラスが決められている。
一般女性だと大抵が特別保護指定されていない男性の精子の中からランダムに選ばれる、優れている女性ほどセキュリティクラスの高い男性の精子の中から選ばれる。
イージスクラスの男性も精子を提出する義務があるのだが、拒否することを許されている、提出してもイージスクラスに見合う点数を出せる女性が現れていないのが原因でもあるのだが。
ここまでが、隠された情報だった。
真偽がはっきりしないが、まさか男性だけでなく女性までクラス分けされているとは…。
そういえば、お母さんは四人も子供を産んでいるが…結婚しているのだろうか。
人工受精ならかなりの金額を払ったはずだが、仕事は何をやってるんだろう…。
次はセキュリティクラスと保護官について調べてみた。
セキュリティクラスとは特別保護指定された男性の優秀さをわかりやすくした物である。
セキュリティクラスが高いほど身体機能や知力、生殖能力など優れた遺伝子を持っている。
セキュリティクラスは現在4つのクラスに分けられているが、もしも指定される男性が増えていけば更にクラスが追加されるかもしれない。
4つのクラスは優秀な順から言うと。
イージスクラス
現在、全世界中で二桁しか居ないクラスで、この国には四人指定されている。
このクラスに指定された男性は国の宝であり人類の財産であると言われている。
保護官は国、民間共に無料で雇え、人数に制限はない、保護官から警察に警護の支援を要請できる。
ガラハドクラス
一般的にはこのクラスが最高クラスと言われている。
エリート中のエリートであり、社会的にも優遇される。
保護官は国、民間合わせて10人まで無料で雇える。
アキレウスクラス
通学免除試験ではなく特別保護申請をして、認定試験の成績が良い男性がこのクラスになる。
このクラスが一般的なエリートである。
保護官は国、民間合わせて5人まで無料で雇える。
アイアスクラス
特別保護申請を出して試験に合格した男性がこのクラスになる。
現在、このクラスが一番指定されている男性が多い。
保護官は国、民間合わせて3人まで無料で雇える。
特別保護指定を受けていない男性は一人まで国の保護官を無料で雇う事ができ、それ以上は自費で民間の保護官を雇わなければならない。
基本的に、男性一人に対して保護官三人で保護するのが最低限の安全を確保するのに必要な人数とされている。
国の機関:アテナ
全ての男性が利用可能な機関。
国立男性保護官育成学校を卒業した中でも成績優秀者でなければ所属出来ない。
ただし国の機関である為、保護対象の男性と親密な関係を築くのは難しい。
が、逆に仕事に対する真剣な姿勢と自分から積極的な接触が無い事から信頼感が生まれ、保護対象の男性から結婚を申し込まれる事が多い。
所属している保護官の多くは若い保護官だが、機関のトップの人間以外には上記のような例は秘密にされている。
民間の男性保護組織
民間の男性保護官を派遣する組織は多く存在しているが、すべて国認定の組織である。
アテナに所属出来なかった保護官達の就職先である。
アテナと違い、民間の組織である為、保護対象の男性へのアピールは制限されてはいない。
自分の好みの保護官が選べるため、選んだ保護官と結婚する男性が多い。
民間の男性保護組織人気No.3
アイアンメイデン、人気No.1
所属の保護官が全員、業務中は貞操帯を着けなければならない。
真面目な人が多い。
未成年や過保護な家族から圧倒的人気である。
所属する保護官の多くが保護欲が強く、自身の保護対象を守る為ならたとえ相手が男性であろうと容赦はしない。
ワルキューレ、人気No.2
所属保護官の見た目は業界トップレベルで、入社試験も断トツに厳しい。
魅惑的な雰囲気の女性が多く、戦う姿は舞っているかの様だと評判だ。
ただし、業界の中で一番不祥事が多い。
保護対象と一夜の過ちからの精子採取で人工受精、という流れが多い。
だが、子供を作ろうとしない息子に痺れを切らし雇う親が主なため大きな問題にはなっていない。
アマゾネス、人気No.3
元世界的に男性的な保護官が多い。
男は黙って護られろ精神の強い保護官が多いが、その力強さに惚れ込む男性は多い。
しかし、実際に雇うと女性に珍しく料理の出来る保護官が多く家庭的な面を知る事が多い。
男性は脆く壊れやすいと思っているからこそ、自身が守れる範囲に居てほしいと言う気持ちが強くなってしまっているのかもしれない。
セキュリティクラスが何段階かあるとは予想したが、まさかイージスクラスの男性が人間国宝みたいな扱いをされてるとは思いもよらなかった。
しかも、この国に四人しか居ないってのにそのうち一人がアレかぁ。
ガラハドクラスはどれくらい居るんだろうか、エリート中のエリートとかどっかの星の王子みたいな印象だが…。
しかし、保護官が公務員だけでなく民間でも居るとは。
やはり、人気の職業なのだろうか…、というか舞さんは公務員だったのか。
気がつけばもう24時を過ぎていた、明日は学校に行くはず。
そろそろ休んだ方が良いと思い、スマホをベッドの棚に置く。
明日も忙しい一日になりそうだ…。
突っ込みが入りそうなので、何故翔くんが神の目に載ってる情報を知らないのかというと。
まぁ、信仰不足ですよね。
いくら神の器が全知全能だとしても、翔くんが全知全能なワケではないんですよ!!
記憶がなくても身体が覚えてるって状態です。
スパイキューブは所詮は玩具なんです。
はい、そういう設定じゃないと都合良く解説出来ないんです!!
終了!
待て、次回!