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風呂から出て自分の部屋に戻る途中、リビングから慌てて出てきた茉莉姉と出会したが顔を赤くして視線を反らしながらリビングに戻っていった。
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「(危なかった、翔がまさかあんな薄着で風呂から出てくるとわ…、危うく襲うところだったよ、偉いぞ僕!)」
「しっかし…この惨状は翔が原因かな、まったく…二人揃って幸せそうな顔してるし。」
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部屋に戻るとやる事がなくなってしまった。
そういえば、片喰が神の目とかいうまとめサイトを見ろとか言っていたのを思い出す。
「えっと、これか便利情報まとめサイト神の目…」
サイトを流し見る、最近のニュースからジャンル毎にまとめられたページなど確かにまとめサイトそのものだった。
トップページに気になるニュースが書いてあった。
[男子がトラックに煽られ転倒、安否はいかに!!]
[新たなイージスクラスの男子誕生か!?]
「この二つは完全に俺の事だろう、アイツ…どうやって情報を集めてるんだ…。」
他にも様々なニュース等が並んでいたが、とりあえずこの世界について軽く調べることにした。
軽く歴史の流れを見たが、俺が覚えている歴史とは別物だった。
そして、歴史上の偉人のほとんどは女性であった。
かなり昔から男女の比率には偏りがあって、戦争などではなく元々男性が少ないようだ。
「ん~、今は調べる必要も無いか。」
ふと、神の存在を思い出す。
この世界の神話はどうなっているのか調べると、やはり国毎に神話が存在していた。
やはり、男性神より女性神の方が圧倒的に多い。
神話について調べていくと、男性神なのに圧倒的に不人気な神が居ると書かれているページに行き着いた。
大抵の男性神高い人気なのに、この男性神だけは圧倒的不人気な理由が。
日本神話の黄泉比良坂の話とほとんど同じだが、立場が逆なのだ。
女性神が死んだ男性神を追いかけ黄泉の国まで行ったが、死んで解放されたと思ったのに女性神がまだ追いかけてきたと知った男性神は黄泉の国の奥深くまで逃げる。
途中で男性神を逃がすために様々な黄泉の鬼などが出てくるが強大な力を持つ女性神には敵わず倒される、そしていよいよ逃げ場が無くなった男性神は岩穴に閉じ籠る。
そして、閉じ籠った事を怒った女性神は出てこないなら、いつまでもお前の子供毎日産んでやると言い、男性神はそれなら産まれる男児が同じ思いをしないよう男児が産まれにくくする呪いを女性神にかけると言い返した、そしてその呪いの代償として岩穴の中で男性神は自害した。
この話にどの国の神話でも、男児が産まれなくなる話など無く、むしろ積極的に女性神を孕ませる男性神が多く、自身の娘や息子の嫁まで孕ませる男性神まで居た。
なのでこの世界に男性が少ないのはこの神が原因だという意見が多いようだ。
因みに女性神は男性神が自害した事を酷く悲しみ、その後産まれた男児には(凄まじく)大切にし溺愛したと書いてあった。
一見するとただの作り話の神話だと思われるが…
『いやぁ、懐かしいなぁ…嫌な事件だったね。』
これは事実なのである。
この男性神と女性神は子作りの神であったが、男性神が子作りのし過ぎで衰弱していたが、気にしなかった女性神のせいで腹上死。
そして、あの結果である。
『まさか、腹上死するなんて思わないじゃん?
だからさぁ、代わりの奴探してもウチの男性神は皆嫌がってさ、結局そのまま女性神一人で産み続けたって訳。
そもそも、呪いが予想以上に喰い込んでるから外せないし。
女性神も信仰が薄れて消えちゃったし。』
やはり、この神が信仰されなくなったのは自業自得な気がしてならない。




