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貞操観念が逆転した世界で信仰集め  作者: モ=ノクロウ
転生から始まる信仰稼ぎ
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皆さん、新しい男の子ですよ男の子!!

ベッドでの思春期の舞を終えて冷静になった俺はある事に気がついた。


「なんで勃起してなかったんだ…、いやあのタイミングでなってもかなり気まずい事になってただろうけど…。

まさか、こっちの世界の基準に体が引っ張られている…?」


試しに、先ほどまでのやりとりや舞さんの胸の柔らかさを思い出す。

それに反応して盛り上がる息子、安心と共に興味本意でパンツの中を覗くと。


「なんか、デカイな…」


明らかに前のより太さも長さも格が違う息子になっていた。

しかし、今は反応するのに先ほどまで反応しない理由が思い当たらなかった。


『……(そわそわ』


何か言いたげな存在をあえて無視をしていたがそろそろ鬱陶しくなってきた。


「(なんだよさっきからそわそわした気配だけ飛ばしてきて、サイズまで神様レベルにしたんだよ!とでも言いたいのか?)」

『それもそうなんだけどね、ほら君のが反応しなかった理由知りたいんでしょ?』

「(…聞いてやんよ。)」

『もう素直じゃないなぁ、神の祝福だよ!!』

「(うわぁ…)」

『ひどい反応だなぁ、別に僕判断じゃなく君が今は問題あると無意識で思ってたり鎮めたい時に反応しなくなるんだけどなぁ。

必要ないなら祝福から消そうかなぁ…。』

「(ごめんなさい、凄く助かります。)」

『お礼は?』

「(……ありがとうございます…、くっ!)」

『なんで素直に言えないのかなぁ、まぁ感謝の気持ちは感じたし…もしかして君ってツンデレ?』

「(滅びろ!!)」


神は気に食わないが正直助かる祝福だ。

女性が積極的な世界で息子が勃起しているのがバレた時点で恐ろしい事になるに決まっている…。

しかし、この神は祝福の説明は基本的後出しなのが不親切だ。


それから、俺は舞さんから渡されたスマホと特別保護に関する書類を見始めた。

スマホは普通のスマホに比べ重い、起動すると様々な表示の後にモデルイージスと表示されホーム画面になった。

とりあえず、スマホの取扱い説明アプリを起動。

おおざっぱな所は普通のスマホと変わらないようだ、本体の説明が少々おかしい気がするが。

防水・防塵・耐衝撃・耐振動・耐日射・防湿・温度耐久・低圧対応・海水耐性・耐海水・耐氷結・防弾・防刃・etc…

しかも、本体に傷が出来ても何層にも重なった外装に封じられているナノマシーンが修復するらしい。

バッテリーも待機状態なら一ヶ月、フル稼働で1週間持つ。

通信も各会社が連携し圏外になる場所は電波を遮断する金庫などの中のみ。

いったいどんな馬鹿がこんなオーバースペックスマホを開発したんだ、などと考えながら流し読みしていたら一番最後に開発者の名前が書いてあった。


片喰(かたばみ) 天路(あまじ)

こいつがこんな超万能鈍器を開発したのか…


「こいつ、馬鹿じゃないのか…」


半分呆れて呟いた次の瞬間、スマホに知らない番号から着信があった…

まだ起動してから時間は経っていないから番号を知ってるのは舞さんとお母さんだけのはず。


「もしも…」

『あっは!まさか知らない番号の電話に出る程のおバカさんが新しいイージスクラス?

それとも、肝が据わっているのかなかな?ヒャッヒャッヒャッ!!』


聞き覚えのない不快な高音の笑い声がスピーカーから響く。


「どちら様ですか…」

『おやおやぁ~?新しいイージス君は何やら不機嫌なご様子だねぇ、わからない事があるからかな、わからない事があるとイライラするよね、そんな時に使うサイトを知らないのかい?知ってるはずだよね、そう[神の目]だ!!そう!この!僕が!運営している!便利情報まとめサイト!!神の目ぇへへへへ!!』

「知らない。」


思わず素が出てしまった。


『君が知らない事も知ってるさ!!なにせ僕は神の目の管理人!!

君が新しくイージスクラスになったから色んな情報を探したけど、君に繋がる情報が政府に登録されている物だけだなんて信じられないよ!!

だから今!!君にこうやって電話してるんだよ!!

ねぇ…、白羽 翔くん…?』

「さっきからぺらぺらと…、誰なんだよお前。」

『あぁ、やっと聞いてくれたよ。

はじめまして、僕は片喰 天路だよ。

同じイージスクラス仲良くしようねぇ!!』


俺はそっと通話終了を押した。

キャラクターが一人で爆走しちゃって、片喰くんは書くのが大変そうです。

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