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泊まる家は

遅くなってすみません

ふえ~、大きい。

女の子の家は木造3階建ての一軒家だ。中には多くの部屋があり、そのどれもが生活感がある。いつもは兄弟や親戚がいるらしいがそれぞれ、学校やら仕事やらで忙しく、使ってもいいらしい。


「こちらへどうぞ」


女の子ーーミラは私達をリビングに案内した。


リビングは木でできた椅子や机などの家具があり、窓際にはパンジーのような花が飾られている。

私達を椅子に座らせるとミラのお母さんらしき女性が注ぎ口から湯気が立つポットとカップを持ってきた。


わーい、お茶だー。

思えば、食べてばかりで飲み物、飲んでなかったよ。


「これ、よろしかったらどうぞ」


にこやかに微笑む女性。綺麗な人だなー。


「ようこそ、いらっしゃいました。狭いところですがおくつろぎください」


目はレオとスノウに向いており、その視線は敬愛、尊敬、畏怖といった感じだ。

レオたちはなんでもないように出されたお茶を飲んでいる。


「あ、あの…っ」


ミラが上目遣いで私を見ている。うん、可愛い。おじさん、何でもあげちゃう!…っ、やばい!どっかの課長のような思考になっちゃった!いかんいかん。


「お友達になってください!」


「…いいよ」


いいに決まってます!可愛い子と仲良くなれるなら万々歳だよ。思わず、叫びそうになるのを我慢すると、その様子をミラが不思議そうに見ている。止めて!その純心な眼差しで見ないで。穢れちゃうよ!


「アヤナ」


色々思考してたら、スノウに話しかけられた。


「俺は用事で出掛けるから、大人しくお留守番してろよ」


はーい、お母さん。スノウに対して頷くと、レオに何か言い、家を出ていった。


2人とも何か自分の家のように過ごしてるけど、ここ他人(ひと)の家だよ。少しは遠慮しなちゃ。


…ともあれ、私も人のこと言えないけど。


スノウがアリシアへの船は一週間後に出るそうです。それまで、此処でお世話になります!

いらない設定。前世のアヤナは何度も修羅場を抜けてきた凄い人。その為、人の感情には敏感。

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