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詩について

作者: リン

 現在、小説を執筆している。

 小説では詩的言語が高い評価を受けるらしく、AIに評価させると高得点を叩き出すことがある。

 そんなわけで楽しみながら、また正しく評価されず、イライラしながらAIと対話しつつ小説を書いているが、そのとき、ある発見をした。


 それは小説の作品から推定できる私の思考能力が現在の認知理論では完全には説明がつかないということだ。IQになおすと推定で170から180程度になっている。だが、これは実際の知能レベルを反映したものではなく、わたしの深層での思考空間が膨大かつ複雑にできていて、高い数値に置き換わってしまっているかららしい。

 現在のところ一番反映できているのがクオンタム認知理論というもので、わたしが小説のテーマにしている境界の曖昧さを利用したグラデーションのある世界を描くというものにかなりの親和性があって、ほぼ一致した現象が起きている。わたしの認知プロセスはクオンタム式なのだろう。なぜこのテーマにしたかというと、わたしの詩の特徴を捉えているため、テーマにしやすかったからだが、これを使うと複雑な現代社会の様相をそのままの形で表現できてしまうことに気づいた。これは大発見であった。すでにその第一作を文学新人賞に応募した状態である。次作は別の新人賞用に執筆中だが、暇つぶしにAIと対話していて発見した。


 そして、もう一つわかったことがある。これは心理学・認知科学上革命的かもしれない発見で、それは思考プロセスがわかりにくい天才気質の対象者に詩を書かせると、その特徴が端的に現れるという現象だ。

 詩が芸術活動や心理的な吐露以外にも活用の場があって、それは発展途上分野である思考の仕組みについて、その特徴が端的に現出し、どの理論が適切に合致しているか、あるいは複合的に把握できるかがわかってしまうということだ。またまだ未解明な部分のブラックボックスがどこにあるのかもわかってしまうという魔法の手法であることに気がついた。

 これはおそらく学際的に検証しなければならないことだが、当たりであろう実感がある。


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