美しいあの子と醜い私
初めまして。一条七瀬です。今回、初めて小説を書いてみました!
初めてパソコンで書いたため、誤字脱字があるかと思います! どうか温かい目で見て頂けると幸いです!
なんで私はいつもこうなの、いつからこうなったの。
◇◇◇
ピピピッピピピッ。朝七時のアラームが望月歩の部屋に鳴り響く。
「はぁ、もう朝か」
ぐったりとした体を起こし鏡を見る
「はぁ、駄目だ」
鏡を見ながらそう呟く。
そこから身支度を済ませ、階段を降りる。
「おはよう歩。ご飯できてるよ」
歩の母が生き生きとした声で言う。
「いらない」
「え、でも、朝食べないとエネルギー」
「ごめん、いらない。もう行く」
そう言って玄関を出る
◇◇◇
私の名前は望月歩。私は、私が嫌いだ。
どこが嫌いかって言われると、全て嫌いなのだが、特に『顔』が嫌いだ。
なぜならば、私はものすごく醜い。それはもう、見ていられないほどに。
おまけにスタイルも悪い。もう、何もかもが駄目のだ。
人に見られるのが嫌になり、いつの間にかマスクをするようになった。
誰にも見られたくない、もう、あんな思いをしたくない——
◇◇◇
「はぁ」
(マスクだと暑いな)。
「なーにため息ついてんの」
「『うわぁ‼︎ 』」
学校にて少しばかり大きな声を出してしまい、恥ずかしい歩。
しかし、驚かせた側の一ノ瀬湊は、悪びれる様子もなく歩に話しかける。
「湊……」
「まだマスクしてんの?もう七月で暑いんだし、ずっとつけてると熱中症になるよ?」
「話しかけないで」
「は?」
「お願いだから、話しかけないで」
「もういいでしょ?これ以上話すことはないから」
立ち去ろうとした歩の手を掴む湊
「待てよ歩、まだあいつになんか言われてんのか?」
「なにもないよ」
悲しげな顔をして去って行く歩を湊は悔しげな顔をして見つめていた。
◇◇◇
「ねぇ、あんたまだ生きてんの?」
下校中の歩に話しかけたのは、鈴木まどかだ。彼女は、歩の中学時代の同級生で、歩を地獄へと陥れた。
「何?急に」
ビクビクしながら答える歩。
「いや、まだ生きてるんだーって」
「いや、あの、」
「なんで生きてんだよ」
「え?」
「なんで生きてんのかって聞いてんだよ」
今すぐに逃げ出したい、でも、足が、動かない
「え?なに?なに悲劇のヒロインぶってるの、ウケるんですけど」
甲高い声で笑うまどか。
「てか、あんたのその顔、本当に変わってないね。相変わらず、ブッサイクな顔。見てて吐きそうだわ」
(逃げなきゃ、今すぐ、逃げなきゃ)
「ほーんと、なんであんたなんかが生きてるのか理解できないんだよね。あんたみたいなブッサイクな女、死んだ方がマシじゃん?」
「ごめんなさい、本当に、ごめんなさい」
それだけ言い残し、竦む足をなんとか動かして、歩は去って行ったーー
◇◇◇
「歩、そろそろ起きなさい。学校遅刻するよ」
「ごめん、今日は行けない」
そういい歩は布団に閉じこもる
そっか、といいお母さんは歩の部屋を後にする。
歩は昨日言われたことが頭から離れなかった。
ーー相変わらず、ブッサイクな顔。見てて吐きそうだわ。
他にも言われたはずなのに、思い出せない。しかし、心の奥深くで疼く。言葉がのめり込んでいる。
歩は深い崖へと落とされた気持ちになっていた。
(もう、こんな思いは絶対にしたくない)
そう心の中で、固く誓ったーー
ピンポーン
夕方四時半、歩の家にチャイムが鳴った。
「はい」
「歩、話したいことがある。お邪魔してもいい?」
「湊……」
少し悩んだ後、どうぞ、入って、と言い家にあげた。
初めまして。一条七瀬です。今回、初めて小説を書いてみました。
前書きでもありましたが、初めてパソコンで書いたため、誤字脱字があるかと思いますが、どうか温かい目で見目頂けると幸いです!
続きに関しては、もし続きを見たいという声がありましたら書きます!!
今後も投稿するかと思いますので、どうぞよろしくお願いします!!