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どんな世界でも結局必要な物は……金である


 俺達は再び村長の家の扉の前に戻ってきていた。

 コンコン。30分前と同じようにノックしてみる。


「どちら様ですか?」

 扉が開き娘さんではなく、こんどは村長が出迎えてくれた。あまりに早すぎる再会に名残惜しさなんてあるわけもない。


「あなた方はハヤシさんにサクマさん、まだ何か?」

「実はアルフレッドさんに一つお願いが……」

「お願い……ですか? まぁ立ち話もなんですのでお入り下さい」

 勧められるまま部屋に入り、先程と同じ椅子に腰かける。

 多少のデジャブ感はしょうがない。だって30分前と同じ場所、同じ相手なのだから。


「それでお願いとは?」

 腰掛けるなりさっそく、村長が尋ねてくる。

「実は……この町に住みたいなーと思って。空き家とかってないですか?」

「ありますよ」

 思っていた以上に食い気味に即答され、少しあっけにとられてしまった。


「よかったスね。先輩」

「あ、そうだな」

 とりあえずないよりはあったほうがいいに決まっている。空き家があるとなると次に心配なのは……。


「ちなみに……家賃は?」

「家賃? 」

 家賃という言葉にアルフレッドさんは首をかしげる。物知りな元国家公務員のアルフレッドさんも知らないことがあったようだ。というよりも、もしかして……この世界には最初から家賃という言葉は存在しないのかもしれない。もしそうならなんてすばらしい世界なんだ。ただ……怪しいな。家賃って言葉がないだけで、同じような別の言葉があるんじゃないのか? 異世界だからってそんな上手い話があるのだろうか。借りた後に大金を請求されても面倒なので、この辺はハッキリさせておかなければ。取引においても、曖昧な情報はハッキリさせておかないと、命取りになりかねない大切なことである。


「家賃というのは……家を使わせてもらう謝礼というか……使用料みたいなものです」

「あーそうだったんですね」

 意味を納得したように大きく頷く。マズイ、この反応だと単純に家賃という言葉を知らなかっただけのようだ。普通に使用料を請求されるか。


「それなら結構ですよ。どうせ空き家で誰も住む予定がない家です。放っておくより誰かに使ってもらったほうが家も喜ぶと思います」

「え? 本当にタダでいいんですか?」

 予想外の嬉しい返答に思わず聞き返してしまう。

「どうぞどうぞ」

 よっしゃー。これで家賃という大きな固定費の削減が完了。思わぬ朗報だ。黒字経営において固定費の削減は最優先事項である。


 村長さんに教えてもらった空き家は、俺達が最初に目覚めた森の入口とは正反対の村外れにあった。二階建ての木造住宅で目立った穴や朽ちた部分はなさそうだ。空き家の横には古びた井戸もあり、中を覗くと外見と違い綺麗な水が溜まっているのが見えた。おそらく空き家になってからも、人のいい村長さんが整備していてくれたようだ。


「うん。まぁまぁ綺麗な家だな」

「そうっスね。中に前の人の家具が残っててよかったス」

 テーブルや椅子、ソファやベッド、食器や鍋など基本的な生活に必要なものは全部揃っていた。家の中も村長さん達が定期的に掃除してくれていたのだろう、中古の家具や食器類も綺麗だった。別に俺も佐久間も潔癖症ではないから中古で十分である。さらに間取りもバッチリだ。とりあえず2階の2部屋をそれぞれ俺と佐久間の部屋にして、1階のリビング兼キッチンみたいな部屋は、家具をずらして事務所にしよう。広さも十分、人材を召喚してもしばらくは大丈夫だろう。


 ここから、この世界で一番の会社に成り上がっていく物語が始まる。

「異世界で一番の、社長王に俺はなる」

 両手を突き上げて叫んでみる。俺が唯一知っている有名な漫画のキメ台詞だ。実際に叫んでみると……完全にハズいな。やっぱり漫画のセリフなんて現実には似合わないもんだ。


「よし、事務所もできたし。次は社名を決めるか。いつまでも名無しの権兵衛ってわけにもいかないしな。なんかいい案あるか?」

「え? 山口商事(株)異世界支店じゃないっスか?」

 当たり前のように忌まわしい企業の名前を口走る佐久間、異世界に来てまでその名前をきくことになるとは思わなかった。


「は? なんであんな会社の名前を使うんだよ」

 ひとを社畜としてこき使ってくれた会社の名前なんて頼まれても使いたくない。


「それに支店ってことは、いつまでたっても雇われじゃないか。俺達は会社を新しく作るんだぞ。トップになるんだ」

「あ、それもそうっスね。じゃあ先輩にいい案はあるっスか?」

「そこなんだけど……うーんそうだな……転生、生まれ変わり、異世界……うん、異世界がしっくりくるな。あとは商事だけ貰ってやるか記念に。ってことで異世界商事ってのはどうだ?」

「なんか、そのまんまっスね」

「うるさい、いいんだよ分かりやすくて。あとは……この世界に株式はないから有限にしておこう。どうだ㈲異世界商事って名前は、元の世界ではもう名乗れないぞ(有)なんて、使えなくなったからな」

 こっちの世界の人間に分かるわけないけど、名前に俺達だけ分かるレア感を出してみた。


「発足時の社員はもちろん俺とお前の2人だけ、社長は俺として、お前は……」

 一応立場としてはNo,2か、普通の会社なら副社長か専務ってところだな……でもコイツが専務ってガラか……目の前で期待したようにソワソワする佐久間はどう見たって……。

「平社員だな」

「ガーン……ショックっス」

 そう言いながら膝から崩れ落ちていく。分かりやすいくらい落ち込んでるなコイツ。


「まぁまぁ頑張れば、昇進も考えてやるから」

「絶対っスよ、絶対。約束っス」

「分かった分かった。約束する、そのかわりしっかり働けよ」

「もちろんっス。頑張って出世するっス」

「よし、そうと決まれば前祝だ。豪勢な飯にしようぜ」

「そうっスね。僕、村の人に何か貰いに行ってくるっス。ついでに魚も取ってくるっス」

「お、さっそく働くね。評価UPだ。俺はせっかく台所があるから、まずは火をおこしておくよ。お前、ライターは置いてけよ」

「分かってるっス。じゃあ行ってくるっス」

 意気揚々と佐久間が出ていくと、ライターでかまどに火を入れる。後は外に置いてあった薪を入れるだけ。上手い事、佐久間が働いてくれそうだ。明日からも楽ができそうである。




 コンコンコンっと下から物音が聞こえてくる……なんだ? 次はやかんでお湯を沸かすピーっという鳴き声のような音。誰かが料理をしている? 音が止むと香ばしい紅茶モドキの香りが漂ってくる。紅茶モドキ……村長の家で飲んだのと同じものだ。


「は……」

 最初に目を開いた時、知らない天井があった。

「ふぁーどこだここ……」

 見慣れない部屋のベッドの上。そっか、事務所兼住居として空き家を借りたんだった。それにしてもベッドサイコーだな。元の世界のベッドより少しクッションは硬いけど、河原で葉っぱを敷いただけの野宿にくらべれば天国である。腰も痛くないし、この家を借りたのは大正解だったな。

 壁際のタンスを開くと綺麗に折りたたまれた服が入っている。前の住人の物らしいけど、こんな物まで備え付けなんてラッキーどころではない。ところどころ糸がほつれてはいるが、まだまだ着れるものばかり、いつまでもスーツ姿でいるわけにもいかなし、ありがたくこっちの世界の服に着替えさせてもらおう。

 着替えもすみ、1階の事務所に下りると、朝食を食べる佐久間の姿があった。音と匂いの発生源はやっぱりコイツだったか。佐久間もスーツ姿ではなく前の住人が置いていった無地の服に着替えていた。そういえばコイツの私服姿を見たのは初めてかもしれない。仕事ではよく一緒にいたけど、プレイベートで会った思い出はない、というよりも二人ともプライベートの時間がなかったという方が正しいだろう。自由な時間はほとんど寝ていた気がする。


「おはようございまっス。先輩」

「おはよう。早いな」

「もちろんっス。今日から㈲異世界商事が本格始動するっス。呑気に寝てられないっスよ」

 そう言って紅茶モドキを飲む。皿の上にのった朝食は、昨日の前祝の残りのようだ。


「先輩も食べるっスか?」

「俺はいいよ。朝は食べない派なんだ」

「朝食を抜くのは体に悪いっスよ」

 少し焦げた丸いパンを頬張りながら、健康番組の医者みたいな事を言う。


「うるせー。紅茶モドキだけ貰うよ」

「了解っス。すぐ持ってきまスね」

 湯気の上がるカップを佐久間が持ってくると、一口飲んでみる。うん、昨日も思ったけどまぁまぁな味だ。紅茶モドキなら、こんなものだろう。

 現在の時刻は時計がないのでだいたいAM 9:00だろう。この世界では主に太陽の位置を基準に生活しているみたいだ。明るくなったら起きて働く、暗くなったら寝る。時間に追われていた元の世界とは違って、原始人みたいな時間間隔だ。


「じゃあ先輩、僕は村を回って会社の宣伝をしてきますね」

「おう、頑張れよ」

 佐久間が出ていくと事務所には俺1人だけ、社員が2名しかいなので当たり前といえば当たり前である。

「はぁ……お茶が上手いなー。あったまる。ここももう少し事務所っぽくしてみるか」

 あとは社長室も欲しいな……いろいろ手をくわえていかないと。


 時間は過ぎ、だいたいPM 12:00。

「はぁそろそろ昼か。腹減ってきたなー。お茶のおかわりも欲しいな。アイツどこまで行ったんだ」

「ただいま帰ったっス」

 噂をすると、朝出かけた佐久間が帰ってくる。手には野菜の入った籠を持っていた。

「村の人に畑で作った野菜と、卵を貰ったっス。これでお昼にしましょう」

「いいな。早く作ってくれ」

「了解っス」

 

 お昼も食べ終わり、気が付けばだいたいPM 2:00。

 佐久間は再び出かけて行き、事務所には社長である俺だけ。

「紅茶モドキも飲み続けると……意外と上手くなるな」


 外は暗くなり始め、だいだいPM 5:00。

「元いた世界なら、そろそろ就業時間も終わりかな、今日も一日平和だったな。あー紅茶モドキが上手い」

 本日何杯目か分からない紅茶モドキをすする。

「先輩、お茶ばっか飲みすぎです」

「うん? 佐久間帰ってたのか?」

 音がしなかったから気づかなかったけど、いつの間にか事務所には佐久間の姿があった。


「帰ったのかじゃないっスよ。今日一日なんもしてないじゃないですか先輩」

「は? それは……紅茶モドキを飲んだり……あれだ……飲んだりしてたよ」

「お茶飲んでるだけじゃないっスか」

「うるさいな平社員のくせに、じゃあお前は何してたんだよ」

「僕は一応、井戸水で自分と先輩のスーツを洗って干したり、村の人から野菜をおすそ分けしてもらったりしてます。昼ご飯も作ったっス僕が」

「あー……」

 そういえばそんな気もする。昼ご飯も作ってもらったような……たまーにいなくなると思ったけど、意外と働いていたんだなコイツ。


「先輩は何してたんスか?」

「バカ、いろいろ考えてたんだよ。頭脳労働だ」

 社長になると、平社員と違って考えないといけないことがたくさんある。


「会社を上手くやっていくには、やっぱりガチャを引くべきだと思ってな」

「でも、結局お金がないと……」

 佐久間が言いたいことも分かる。ただ会社経営は時に、リスクを負ってでも攻めることが大事な時もある。


「いいか? 起業する時、誰でも金がいる。俗に言う創業資金ってやつだ。今回の俺達でいうならガチャにかかるお金のこと。そんな時、先人の社長達はどうやって困難を残り超えてきたか……それは」

「それは……?」

「それは借入だー」

 それはお前だーっと会談話のオチを言う時のように目を見開いて言ってみた……が、そんなに佐久間は驚いてくれないようだ。ノリの悪い奴だ。


「借入って……借金の事っスよね」

「そうとも言う」

 結局お金を借りることに違いはないのだから一緒だ。


「収入もないのに借金するんスか?」

「バカ、収入がないからこそ借金して稼ぎに行くんだよ。これは攻めの借入なんだ。分かったら平社員は黙って社長についてこい」

「分りましたっス。でもこの世界に銀行はないと思うっスけど……」

 さすが佐久間、抜けているようで一応は元営業部の会社員である。会社員として当たり前のことくらいは知っているようだ。コイツのいうように元の世界で借入といえば銀行からお金を借りる事、通称:融資を受けるとも言う。だか社長である俺がそんな事を考えていないとでも思ったのだろうか。だからお前は万年平社員なのだよ。


「フフ。佐久間、お前は何か勘違いしていないか。企業は相手が銀行だから借入(融資)をするんじゃない。銀行が金を持っているから借入(融資)をするんだ」

「そんなの当たり前っすよ」

 何を今さらと言いたげな表情で、ちょっと小馬鹿にしたように佐久間は言う。


「いや、だからな。金を持っている人さえいれば、それが銀行だろうと何だろうと関係ないだろって言いたいわけ」

「あ、なるほど。そういうことっスね。さすが先輩」

「ははは、褒めてもいいぞ。もっと褒めろ」

「流石っス先輩。天才!」

「ははは」

「で、誰が金を持ってるっスか?」

「ガク……は? この前見せてもらっただろ。銅貨も銀貨も」

「あー村長さんっスね」

 毎回毎回、頼ってばっかりでそろそろ怒られそうだけど、この村で一番金を持っているのは村長で間違いない。村長も自分で言っていたからな、この村で銀貨を持っているのは自分くらいだって。

 そうと決まればさっそく村長の家へ、我が家並みに見慣れた村長の家の扉をまたまたノックする。


「はーい。どちらさまですか?」

 扉を開けて出迎えてくれたのは娘のアニーさんだ。


「こんにちは。アルフレッドさんはご在宅ですか?」

「ハヤシさんにサクマさん。こんにちは。父なら奥に、ちょっと待ってください。あ、中にどうぞ」

 アニーさんは奥の部屋に父親を呼びに行く。謎の旅人から村の移住者になり信頼度が上がったおかげで、アニーさんも安心して部屋に中に入れてくれる。懐には完全に入り込めているな、作戦通り金を借りるための関係は出来上がっているはずだ。


「お待たせしました。今日はどうされました? 家に何か問題でも?」

 奥の部屋からアルフレッドさんが現れると、お決まりとなったテーブル席を勧められる。


「いえ、家には満足してます。この村に住んでよかったです」

「そうですか、それはよかった。村の人たちも若いお二人が住んでくれて喜んでますよ。今日もサクマさんに収穫の手伝いをしてもらったと聞きましたよ」

「お前、そんなことしてたのか?」

 隣に座る佐久間にコソッと耳打ちする。


「重たそうだったので、ちょっと手伝っただけっス」

「年寄りが多い村ですから、大変助かったそうです」

「それなら良かったっス」

 コイツの持って生まれた唯一の才能、天然人間たらしの能力がこんなところで役に立つとは、ますます金を借りやすくなった気がする。


「ゴホン。今日来たのは実は……アルフレッドさんに、またお願いがありまして」

 いつまでも世間話をしていてもしょうがないので、さっそく本題に入ろう。


「なんでしょうか改まって」

「実は銅貨を30枚ほどお借りできませんか? 必ずお返ししますので」

「銅貨ですか……」

 アルフレッドさんの顔からさっきまでの笑顔が消える。

 いくらいい人でも、さすがに金の話になると笑ってはいられないのだろう。当たり前だ。こうなることは計算の内、ここからはB作戦に移行しよう。

 椅子から立ち上がると、テーブルの横に跪き、止める間もなく頭を地面にこすりつける。これこそ、元の世界の営業マンの必殺技【土下座】だ。

 ふ、決まったな。これには流石のアルフレッドさんも目を白黒しているだろう。チラッと盗み見ると、予想通り慌てた顔が見える。ここでさらなる追撃だ。C作戦開始、俺が土下座したら、佐久間も同じように土下座することになっていた。

 村長さんの家の中、テーブルの横で土下座をする俺と佐久間。作戦通りだ。


「あ、あの、やめて下さい。汚れますから立ってください」

 声からも慌てている様子がはっきり分かる。異世界に土下座はないだろうけど、土下座している光景はきっと、どんな世界でも通じるお願い方法に決まっていた。相手が困れば困るほど、こっちの作成成功なのだ。


「いえ、お金を借りるためには……これくらいさせて下さい」

 ここで素直に立ち上がっては、これまでの努力が水の泡になってしまう。


「わ、分かりました。お貸ししますので。椅子に座って下さい」

「え、本当ですか。分かりました、では戻ります」

 貸すという言葉さえ聞ければOKだ。誰も好きで土下座しているわけではない。さっさと立ち上がると、そのまま席に戻る。素早い切り返しについていけないアルフレッドさんは少しフリーズしているようにも見える。可哀そうだけど、これは戦いなのだ。隙を見せた方が負ける。俺達は戦いに見事勝ち、借入は成功、金を手に入れたのだ。



「あー疲れた疲れた」

 事務所に戻り、膝や服の袖に付いた汚れを払い落とす。借入という……大変な戦いから無事に事務所へと戻ってくることができた。厳しい戦いだったぜ。ただ、そのおかげで俺の懐には銅貨が30枚ある。これさえ手に入ればコッチのもんだぜ。


「さっそくやるっスか?」

「当たり前だ。すぐ召喚して借金返済のためにこき使ってやるぜ」

 ガチャの使い方は取説を呼んで頭に入れている。

 まずは、恥ずかしいけどガチャを呼び出すための合言葉を叫ぶ。

「ガチャオープン」

 すると目の前に空間に、スーパーの入口付近でよく見かけた、カプセルの入ったガチャの機械が現れる。

「おぉこれがガチャか……」

 何もない空間に突如現れるガチャ、魔法みたいでちょっと感動する。

 村長から借りた銅貨10枚を入れてみると、液晶画面に初級ガチャ銅貨10枚と表記される。これで一応準備はOKってことだろう。あとはレバー回すだけ……お願いしますクソ爺、いえ神様。剣士でも武道家でも魔法使いでもいいので、戦える人材をよろしくお願いします。

 硬貨挿入口の上にあるレバーを右手で握り、時計周りに回す、重たいレバーはゆっくりと回っていき、カチッと小さな音がすると排出口に透明な丸いカプセルが落ちてくる。よく見るとカプセルの中には何かが入っているのが見える。

 カプセルを開けると中には1枚のカードが入っていた。手に取って見てみると……。

「これが……人材召喚……ガチャ?」


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