表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
no title 一人の少年の物語  作者: 名無しのごんべえ
1/1

いつかの大戦の物語


ある男が言った

漆黒という言葉そのものの風貌の男


傷という傷はないが明らかに致命傷を抱えて今にも息絶えそうな男。


「貴様・・・ これからどうするつもりだ・・・」



傷だらけで今にも倒れそうなにも関わらず真っすぐ綺麗な青い瞳をいつかの未来に見据えて、そして笑顔で少年は答える。

「わからない でも俺は歩き続けるよ・・・ いつかあいつと明るい未来を生きていけるように。

そのためなら俺は何にも屈さない。 そして諦めない・・・。 どんなことがあっても・・・。」


その綺麗な瞳から一粒の涙が零れた。その涙が何の涙かは少年も分からない


「フハハハハハハ そうか・・・ そう、、、か・・・  おまえ・・は、よくにている・・・フレ・・・」


最後に優しい眼差しを少年に向けて誰かを思い出すようにしながら、、、

そうしてある男は息を引き取った


今にも崩れそうな神殿で大一番の勝負が幕を閉じた。


辺りは数々の兵士が地にまみれおびただしいほどの人の屍が横たわっている。


「撤退だー! 今すぐに撤退だー!」

「まだ息のある兵士たちを治療しろ! 一つでも多くの命を救うんだー!」


辺りは息を切らしながら駆け回る兵士たちがよく目立った。

余りにも残酷な景色が上からだとよく見える。


それを屋上から見下ろした少年は

「終わった・・・のか・・・。」

と小さくつぶやき倒れそうになった時、ある大男がとっさに抱える。

「おっと、あぶねぇあぶねぇ。 大丈夫かー? ちゃんと息はあるか?

ギリギリ間に合ったかなとか思ったけど、まったく間に合っちゃいねえなーこれは。」

と声をかけたが少年はそれに反応することはなく、深い眠りにつくように腕の中で意識を失っていた。


「まったく・・・  ほんと強くなったよ・・・ アレン・・・。」

そうつぶやき遠くを見た大男。



辺りは夜。綺麗な月に照らされた屋上に少年と大男が二人。


「いつか来るのか。平穏な日々が当たり前のように迎えれる日常が・・・」


悔しそうに、歯を食いしばってそう呟いた。




この七日間続いた大戦は以降、数ある国に大きな衝撃を与えることになった。

南、北、東の大国にも大きな衝撃が。

後日これにより大きな変化もあった。



そう、これはある少年の物語。


色々な壁にぶつかり、くじけても立ち上がり強くなっていく物語。


いつか最高の英雄にならんことを・・・






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ