第3話
例によって短いです。もともと二話と合体してたんですが、分けました。
(あぁ、今回の議題、わかったぞ)
と、勇弥は遠い目をしながら確信した。そして、他の部員たちも。
((((今回の議題は…これだ!))))
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「まさか、どこに行けばいいかもう調べがついているとは…」
皆が目的地へと進むと、和樹の関心した声が聞こえてくる。
「へへっ、まぁな。これで誰かさんもオカルト部とかいえないだろ」
そう浩太が得意げに返した。
「いや、がっつりオカルト部だと思うんだけど。一直線だと思うんだけど。」
「はは、まぁ、いいじゃない。ワクワクするでしょ?」
「で、でも、…気味が悪い…気持ちもありますよね?…もうすぐ目的地が見えてくるはずですし」
「そう?わたしはとってもたのs…痛い!」
(それにしても、目的地が協会とは…調べてみたら結構古くて管理されてないらしいし。浩太よ、どこで…)
そんな風にだべっていると、目的地の古びた協会が目に入った。そして、浩太が宛はもうあるんだ。といいながら提示した情報と照らし合わせる。
…初めに口にしたのは誰だったか。
「なぁ、この協会って…管理されてないんだよな?」
「は、はい。そのはずですが…」
その問いに誰よりも情報を見ていた吉岡が答える。
「じゃあ、なんで…人がいるんだ?」
そう、勇弥が問いただす。
目の前に見えたのは、ネットで見た見た目とは真逆で、きちんと管理され、ステンドグラスは綺麗に磨かれている。そして、門の前には黒いフードをかぶった人が2人いた。
とても廃墟のようなもの。とは思えない。デマにしては…余りにも分かりやすい。そしてデマを流す必要性もわからない。
しかし、吉岡籾示にはわかっていただろうか。誰も気づいていなかったことがある。吉岡が気味が悪い。と言った理由。それが今、皆わかってしまった。
「…なんで、周りにひとがいないんだ?」
「いったい、いつから…」
気づいた瞬間、不気味な雰囲気が漂う。
吉岡が口を開いた。
「…周りが住宅街だったところ…あの時にはもう…」
「そんなところから?!どうして教えてくれなかったの」
「すいません。気のせいだといけないと思って…」
「今は攻めてる時間じゃねぇぞ、鈴木。それよりも戻らないt…」
その時、誰かがこう言った。
「ちょうどいいところに生贄が。これで我らが神の目覚めに近づく。」
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『世界神話』
この世界にはすべての人類共通の宗教、[世界神話]という神話が一つ存在する_____
昔、この世界には凶悪な神々が支配していた。一つの神が怒れば海は荒れ、雷が空を舞う。
人類たちはその神々に恐れ、どうすれば安全に、幸せに暮らせるかと聴くと、「生贄を週に一人、捧げよ。」と言った。
人類はその通りに生贄を週に一人、捧げた。しかし、友人が、恋人が、家族が生贄となった人々は、神への信仰が薄れた。
やがて人々は神でなく、様々なものに感謝をするようになった。空に、大地に、風に、花に、そして太陽に。人々の思いは束となり。新たなる神達が生まれた。その数は八百万とも言われている。
人々は新たなる神の誕生を盛大に祝った。そして、全ての神々には作れなかったが、社も造った。神が社につくと、その日を毎年祭りと称して毎年盛大に祝った。
いきなりの急展開ですみません…いや、三話まで何もなかったのは逆におそいのか?いつか修正するとおもいます…




