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永遠の旅に青年は何を見る  作者: 野田 祐一
1/2

1.幸せな呪いは夢の中で

…………。

ここは…どこだ。

村…。どこか懐かしいな。

………この家は…。俺の生まれた家…か?

でも…なんで…。だれもいないんだ。


『…火事だ!早く逃げろ!』


っ…!向こうから声が…。

怪我人が出たらまずい。

急ぐか…。


『大丈夫ですか!?』

『あ、ああ。とりあえず避難は…』

『どうされましたか?』


『お前…。よくもヘラヘラと顔を出せるな!』

『っ…!落ち着いてください!』


ど、どういうことだ。なぜ俺は今剣を突きつけられている?

俺は…何かしたのか?


『さっさと消えろ!』

『この街から出ていけ!』


なんでみんな…。

やめてくれ…。


『おにいちゃん…さっさと出てって…。』


頼む…。

なんでお前まで…。


『あんたなんか産むんじゃなかった…。』


もう散々だ…。


『そうだ。お前は誰からも愛されない。』


わかってる…!

だからやめてくれ!

これ以上……


『はあ…はあ…。またか…。』


生まれてから何回この夢をみたんだろうか。

死んだはずの村の連中から責められ、

死んだはずの家族から罵られ、

最後のは…だめだ。毎回あそこだけ記憶が濁る。


『水でも飲むか…。』


服が汗でびちゃびちゃだ…。

喉も渇いた…。今何時…


コンコン

「ラインさ〜ん。起きていますか〜?」

『あ、はい!大丈夫です。』

「お食事あともうすこしでしまっちゃいますから、早めに降りて来てくださいね〜。」

『あ、はい!ありがとうございます!』


もう10時か、はやく着替えて降りないと。

それにこの街…宿に滞在してからもう七日はたつ…。

そろそろ出発しないとな…。

おかみさんを待たせるわけにはいかないし…。

ひとまず着替えて食事だな。そうじゃなきゃ始まらない。


『浄化魔法:クリア』


よし、これで体は綺麗になったな。

服も着替えてっと…。降りるか。

さすがに朝遅い時間だからか、食堂は静かだな…。


「あ、おはようございます〜。朝食とってありますよ〜。」

『あ、ありがとうございます。んっ。今日も美味しいですね。』

「ありがとうございます〜。あ、これ街から住民宛の伝書です。目を通しておいてくださいね。」

『は、はあ…。わかりました。』


伝書?なんだろう…。

部屋で荷物まとめながらでもみるか。


『ごちそうさまでした!』

「はーい!」


ふぅ。ここでの食事ももう最後か…。

ここの街、とくに宿の食事はおいしかったな。

名残惜しいけど荷物…まとめるか。


『ん…伝書伝書っ…と。』


[神聖王国カイゴラム、ならびにレイベル街の住民へ。

 かつての大量不審死事件からあと1日で10年が経とうとしています。

 それに伴い追悼式を明日。神聖王国カイゴラム大神殿で行います。

 こぞってご参加ください。 国王ラムルス印]


『もう10年か…。行くべき…なのかな。』


あの事件は間違いなく俺のせいで起きた事件だ。

なんの幸運か俺は国に死んだものと扱われているが…。

行く資格なんて…ないよな。いや、弔うべきか…。


『うん…行こう。ひとまず永遠の旅は一休みだな。』


荷物もできたし…。行こう。


『7日間お世話になりました。』

「は〜い!怪我には気をつけてね、ご利用ありがとうございました〜。」


さて…。ひとまずは馬車の手配だな。


見てくれてありがとうございます。

まだ、全然自分でも考えきれてない小説なのです。

ふっと思いついたアイデアを羅列してできた小説なのです。

それでもよければ見て言ってくださいね。



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