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セガ●ル拳

 正にセガー●

 「総員、全力で始末しろ!」

 この屋敷最大の脅威だと確信した。

 何が何でもこの男を始末せねばならないと思った。

 「ファイアボグボォ!」

 一人が魔法を使おうとした途端、コックが消えていつの間にか魔法を使おうとした部下が仕留められていた。

 『撃つ前に仕留める』

 魔法使い相手に使われる最善手。

 相手の魔法発射の前にそれに気づき、距離を詰め、仕留められれば。という高難度な手段。

 それをこの男はやってのけた。

 しかし、一人仕留める間に他の人間は撃つ時間を稼げる。

 「「「火球(ファイアボール)」」」

 三方向から火の玉が迫る。

 ナイフと違って掴めるものではない。

 しかし、それでも油断はしない。

 炎の後ろからナイフを持った精鋭が追撃を仕掛ける。

 例え炎を如何にかできてもその隙に凶刃がお前の命を奪う。

 終わりだ。

 炎がコックに迫り、案の定、炎が掻き消された。

 一応の予想はしていたが、流石に目の前で、素手で炎の塊を掻き消す怪物を見るのは恐ろしい。

 しかし、これで隙が出来た。

 さぁ、死んでもらう。

 「ゴァ!」

 「ガッ……」

 「ブヘェ!」

 何もない筈の場所。炎の後ろに居た3人が吹き飛ばされた。

 一体何が?

 次の瞬間、俺の目の前にコックが現れた。

 「風圧だ。火は吹き消す方が速い。こうやって」

 ブオン!

 熊の一撃でもここまで重くあるまい。

 空気が唸り、目の前で平手を空振りさせる。

 しかし、俺の頭は揺れ、意識が刈り取られた。

 風圧だけであの威力。

 撤退を本隊に知らせねば…………………



 それは叶わなかった。


読んで下さる皆さま。評価して下さる皆様、ブクマ、お気に入りユーザーにして下さっている方々、有り難う御座います。

次話も頑張って作っていきます。


なお、他にも色々連載中ですので 他の 黒銘菓 の作品も宜しくお願いします。






 感想、評価、レビュー等を聞かせて頂けたら幸いです。宜しくお願いします。

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