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イギーは俺を助けない。

元ネタは…某奇妙な冒険です。

「なんだぁ!?」

何か大きな物が倒れる音がした。

そちらの方に駆けていくと音の原因が解った。

馬車だ。

馬車が横転してその周囲を何者かが取り囲んでいた。

取り囲んでいた奴等はボサボサな髪に小汚い服を身に纏い、剣や槍やこん棒を手に持っていた。

どう見たって横転した馬車を助けに来た善意の第三者ではない。 ならず者だ。


取り囲んでいたならず者達は馬車を囲む輪を狭め、馬車ににじりよっていく。


馬車から這い出す者が居た。

シンデレラの舞踏会に出てきそうなドレスを着た、若い、遠目で見ても綺麗な女の子だった。

「マズイな。」

横転した馬車の運転手?は遠目から見ても伸びている。

這い出てきた女の子は丸腰。しかも、どう見たって武術の達人って事はない。

拐われ非道ぇ目に遭うのは非を見るより明らか。



明日野斗矢はどうする?


1.紳士的で格好良い、冴えに冴えてる斗矢は颯爽登場と同時に女の子を助けてヒーローになる。


2.何処からともなく現れる勇者がならず者をばったばったとなぎ倒すのを待つ


3.特攻して犬死に。

現実にファンタジー展開を求めるのは荒唐無稽なピエロである。


どれを選んでも俺は死ぬ。

1と3は≒。犬死に確定。

2は都合が良すぎ。事実上、見殺しだ。



クソが。



「力を貸そうか?」

手元から声が聞こえた。


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