十字の炎
「「「「ぎゃぁぁァァァァァ!!」」」」
悲鳴が聞こえる。
当然だ。炎が逆流して自分達で自分達を焼いているのだから。
「ファイアウォールが有るといっても、生きた心地はしねーな。」 十字路の中心に立ってぼやく。 自動防御と知っててもビビるもんはビビる。
想像してみろ。
火事場に叩き込まれるようなもんだぞ?
全く、チートでは無いにしろこのファイアウォールは便利だ。
地味だがな!!
「お前ら…死んでねーな?」
自爆した阿呆の胸ぐらを掴んで問い掛ける。
「……………………」
狸寝入り。
しかし、呼吸がいきなり荒くなるのでバレバレだ。
「OK死んでるなら仕方ない。服脱がして顔を焼いて俺の死体に仕立て上げてやる。」
そう言って顔にナックルを突き出すや否や。
「生きてます。生きてます!!今起きました。
何で御座いましょう?」
息を吹き返した。
ツッ!
「お仲間に化けて中から暴れて殺ろうと思ったのによぉ、何生きてんだ?」
「すいま゛せん!!ぉ願い殺さないでぇ!!」
少しドスを利かせただけでこのザマ。
こいつら本当に貴族やら襲えるような悪党かぁ?
「俺さぁ、今ちょっとお前らの頭に用が有るんだぁ。
場所知らない?」
「バショ…ボシュノバ所…。アッヂデス。」
「あとー…お前ら、人拐いとかやってる?
やってたら監禁場所教えて欲しいなぁ。」
涙と鼻水でガクブルの男は丁寧に説明してくれた。
誤字脱字やアドバイスお待ちしています。




