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プロローグ
俺は桐崎ひかる、私立の高校に通う2年生だ。
別に陰キャラという訳でもないけど、パリピ見たいな雰囲気はあまり好きではない。
普通に通って普通に帰る普通の高校生だ。
ただ一つ普通じゃないのは、
夜に殺し屋稼業を営んでいるだけだ。
どこが普通だというツッコミは何処かへ投げてくれ、俺も普通だとは思っていない。
依頼を受け、標的と条件を聞いて殺るだけだ。
別にそれ以上でもそれ以下でもない。
一応、殆どの条件は飲み込める程の実力はあるし、無駄に『死神』という壮大な二つ名までつけられている。
そんな下らない俺が体験した馬鹿みたいなの話だ、適当に読み流してもらいたい。
殺し屋の俺と不思議な彼女の物語を。