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こんな夢を見た/赤ん坊におしっこをさせる

作者:青葉台旭
 私は、公園で乳母車(ベビーカー)を押していた。乳母車(ベビーカー)には赤ん坊が乗っていた。男の子だ。
 どうやら私の子らしい。
 母親(つまり私の妻)は見当たらなかった。
 気持ちの良い秋の爽やかな空の下、私は乳母車(ベビーカー)を押しながら公園の遊歩道を歩き続けた。
 ちょうど公園内にある公衆便所の前を通り過ぎた時、赤ん坊(=私の息子)が泣き出した。
(おしっこがしたいのか?)
 私は思った。
 私の息子は何故(なぜ)()()()をしていなかった。
 すぐ近くに公衆便所がある。
 私は(便所の前でおしっこを知らせるなんて、我が息子ながら頭が良いなぁ)などと思いながら乳母車から赤ん坊を抱き上げ、便所に入った。
 そして息子のズボンを脱がせ、便器の上で「さあ、おしっこをするんだよ、しーっ、しーっ」と言った。
 私は、息子におしっこをさせる時は、いつも「しーっ、しーっ」と言うことにしていた。
 そうすると、おしっこの出が良いような気がするのだ。
 ちょっとした()()()()()のようなものだ。
 しかしその日、公園の便所で、息子はいつまでたってもおしっこをする気配が無かった。
 いくら私が「しーっ、しーっ」と言っても、ますます泣くばかりで、なかなかおしっこをしてくれない。
 私はだんだん(あせ)りイライラしてきた。
 しかし、いくら焦って「さあ、おしっこをしなさい……しーっ、しーっ」と言っても赤ん坊はおしっこをしてくれない。
 私の声はどんどん大きくなり、私の気持ちはますます苛立(いらだ)っていった。

 そこで目が覚めた。
 昨日飲んだビールのせいで膀胱(ぼうこう)がパンパンだった。
 急いで便所へ行って用を足した。
 ……あのまま夢の中の赤ん坊がおしっこをしていたら、現実の私も布団の中でおねしょをしていただろう。

 ありがとう……夢の中の私の息子よ。君のおかげだ。君がおしっこを我慢してくれたおかげで、おねしょをしないで済んだ……助かった……
 

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