びっくり箱
経験値が入ったかステータス確認確認してみるか。
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称号 うわぁマジか……えげつな New
加護 ストロの加護
モンスター名 道化師
Lv;1
Hp;100/100
Mp;180/200
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……称号って自我でも持ってるのか?
毎回凄い的確に痛い所突いてくるよな。
そのうち普通に喋り出して来るのではないかと思う。
あ、何か加護ついてる。
ストロって……もしかして魔王か?
あとで聞いてみるか。
経験値って何処に載っているんだろう。
ステータスっていうくらいだから載っているとは思うんだが。
Lvに関係あるものだから多分……。
Lvの所をタッチしてみるか。
…………ビンゴだ。
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Lv;1
次のレベルまで 50
今の所持経験値 23
――――――――――
さっきの戦闘でもちゃんと経験値入るのか。
間接的にでも倒す事に関われば経験値が入るのかもしれない。
良い事を知れたな。
これを利用すれば良いLv上げが出来るな……いや、やめとくか。
道徳的に間違っている気がするし、今はそんなにLvが必要じゃない。
切羽詰まった時にでもやればいいか。
さっきの経験値の獲得量からみて、あとゴブリンを二回殺せばLvが上がりそうだな。
試したい事の一つは出来たし、次の試したい事でやってみるか。
「爆発物創造」
目の前に小さな玉が出て来た。
小さな玉はそのまま落ちて行く。
あっ、このパターンは……やばい!
慌てて手を伸ばし取ろうとする。しかし、取れなかった。
僕は体を百八十度回転させ一目散にその場から逃げ出した。
パンッ!
爆竹みたいな小気味いい音がして軽い爆発が起こった。
危ねっ! ぎりセーフだ。
これもサプライズボックスと同じように落ちて来るやつだったのか。
落ちる前に捕らなきゃいけないって、使うの難しくないか。
しかもこれ箱と違って小さいから捕りづらい。
要練習だな。
そういえば、さっきの爆発の威力ってどのくらいあったんだ。
僕は爆発が在った所を見てみた。
さっきのゴブリンの死骸が酷い事になってた。
地面もほんの少し抉れてた。
なるほど、材料が何も無い状態でもそこそこのダメージは行くのか。
材料があれば威力が上がるらしいし、最高の素材とか使ったら凄い事になりそうだな。
そういえばどういう物が材料になるんだ?
試しにそこら辺に在った石を手に採ってみた。
「爆発物創造――おおっ」
手に採った石が四角い形状から丸い形になった。
石は材料に当てはまるようだ。
今は使い道が無いから懐に入れておく。
……あれでも材料になるかな。
僕は気になってゴブリンの死骸に近づいてみる。
そして、死骸に触れた。
「爆発物創造」
ゴブリンの死骸は形を変えていき、さっきの石と同じように丸い玉になった。
一メートルぐらいあった大きさも、さっきの石と同じくらいになった。
ちなみに、玉の大きさは直径二センチくらい。
モンスターも材料になるのか……
倒したモンスターで死骸が使い道なさそうだったら材料にするか。
もったいないし。
僕はそう考えて、さっきの石と同じように懐に入れた。
あと試したい事は……そうだ、その前にびっくり箱使っとくか。
プレゼントボックスとびっくり箱は一日に一度しか使えない。
プレゼントボックスはもう使ってグラサンが出て来たし、あとはびっくり箱だ。
びっくり箱にはレアリティがあるらしいし、何かワクワクするな。
よし、使うか。
「びっくり箱」
目の前に箱が出て来た。
フタにcって書いてある。
きっとCランクって意味だろう。
何か微妙なランクだな。
あれ……この箱落ちないぞ。
びっくり箱って名前なのに結構良心的な行動を取るんだな。
その方が嬉しいが。
開けてみるか。
「――――バアッ!」
開けた瞬間、箱から人形が飛び出して来た。
多分そう来るよなって思って身構えていたから驚かなかった。
地面に着地した人形は、心なしか寂しそうに見えた。
おお凄い! 本当に人形が出て来た。
木で出来た骨組みに白い粘土みたいな物をくっつけただけの見た目だった。
恐らく、ランクが高ければ高いほど性能と共に見た目も良くなっていくだろう。
というか、こいつには何が出来るんだ? 言葉が分かったりするのか?
喋りかけてみるか。
「やあ、僕の言葉が分かるか?」
「ハイ、分カリマス」
喋れるのか、まあ確かに出て来る時にバアッって言ってたしな。
あと喋れるという事は言葉が理解出来るのか。
こいつには何が出来るんだ?
聞いてみるか。
「お前には何が出来るんだ」
「カンタンナ受ケ答エト、出来ルハンイノ命令ヲコナシマス」
簡単な受け答えってどこまでが含まれるんだ?
まあ、ずっと喋り続ければそのうち分かるよな。
「そうだな……じゃあ、お前武器とか装備出来るか?」
「出来マス」
出来るのか。じゃあ、武器を装備させてみるか。
素手より戦いやすいだろうし。
何の武器が良いだろうか?
とりあえず一番扱いやすそうな短剣でも渡してみるか?
僕は収納箱から魔王に貰った短剣を取り出した。
そして、それを人形に渡す。
人形はそれを右手に持った。
装備は普通に出来るようだ。
あとは、モンスターを倒せるか見てみたいな。
「よしっ! ゴブリンを探すぞ」
「ハイ」
しばらく歩き続けたら岩の後ろで寝ているゴブリンを見つけた。
今、襲ったらまるで寝込みを襲う下種みたいだと思う。
「行け、人形! 今がチャンスだ、やっちまえ!」
「ハイ」
人形はゴブリンに出来るだけ音を立てずに近づいた。
そして、ゴブリンの首元に狙いを定めると短剣を振り落とした。
ゴブリンは綺麗に、首から上と首から下に分かれた。
人形は僕の下に戻って来た。
強いな、これでレアリティがCなのか、Sとかどのくらい強いんだろうか。
レアリティがSの奴を出してみたいな。
毎日びっくり箱を使っていればそのうち出て来る……よな?
まあ、いいや経験値が入っているか確認してみるか。
ステータス。
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称号 寝込みを襲わせる下種 New
加護 ストロの加護
モンスター名 道化師
Lv;1
Hp;100/100
Mp;130/200
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称号がまた変わっているがスルーだ。
称号ってあんなに頻繁に変わるものなのか? まあ、いいか。
Lvの所をタッチする。
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Lv;1
次のレベルまで 50
今の所持経験値 46
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とりあえず、経験値はちゃんと入っていた。
あとは、人形が魔石を回収出来たりしたら僕は何もしなくていいのだが。
ダメ元で聞いてみるか。
「なあ、人形? 魔石回収出来るか?」
「ハイ」
人形はそう言ってさっき倒したゴブリンから魔石をとってきた。
マジか!
人形から貰う魔石を、収納箱に入れるだけで何もしなくていいんじゃね。
「じゃあ、モンスター倒してきて。魔石も回収してきてね」
「ハイ」
そう言い人形は駆け出した。
便利だなあ……あ、そうだ死骸を吸収される前に玉にして回収しなくちゃ。
やっぱり、吸収されるのもったいないから人形を追いかけるか。
あの玉は僕のメインウエポンになる存在だしな。
そして、僕は人形を追いかけていった。
そう言えば僕って懐に爆弾入れてるんだよな。
てことは、転んだら爆発するのか――――あっ。
主人公は変な人です。




