次男、苦い初恋(?)の思い出
一方、その頃の次男(2歳になる前くらい)は、同じクラスに気になる子がいるらしかったのです。
彼が気になる女の子の名前は、ゆいちゃん。
お互い1歳児なので、あまり言葉はしゃべれません。
ゆいちゃんは入園したばかりで、ことあるごとに泣いてしまいます。既に慣れているりくとは、ゆいちゃんをよしよしなでなでしてあげました――が、ゆいちゃんは突然のことにびっくりして、りくとの手をがぶりっ。
また別の日、ゆいちゃんと一緒に遊びたいりくとは近寄ります。――が、ゆいちゃんは逃げだし、泣き出してしまいます。
またまた別の日、仲良くなりたいりくとはゆいちゃんにぎゅぅっと抱きつきました。――ゆいちゃん、りくとをひっかきます。
とまあ、そんな感じに、毎日のように噛まれる引っかかれる突き飛ばされる、逃げられる泣き出される……を、繰り返しておりました。
よくまぁ懲りずに寄っていくものです。
一途といえば一途ですが、大人なら通報ものの立派なストーカー……と、思っていたのは黙っておきます。
2年経った現在も同じ保育園に通園していますが、なんというか今もまだ喧嘩友達?といった感じですね。好きな子の名前にはあがってきませんが、ちょこちょこと喧嘩してるみたいです。喧嘩するということは、どちらかがちょっかいを出しているはずなのですが……コイツはとても恋に進展しそうにはありません。