天使のお手伝い
昨日の朝のこと。
時系列がブレますが、気にしないでください。
朝ご飯の用意をしていると、待てなくなった3男そうたがキッチン入り口の柵に捕まって雛鳥のようにぴぃぴぃと泣いておりました。
時間稼ぎに、そうた用のプラのコップを渡し、「これ、テーブルまで持って行ってね」とお願いしてみました。
ちなみに我が家では長男はるきと次男りくとが食事の前にコップとお茶をテーブルまで運ぶお手伝いをしておりますが、今朝はまだ持ってってと言っていなかったのでリビングでごろごろとテレビを見てました。
意外にも、へらりと笑ったそうたはご機嫌良くコップをテーブルまで持って行って、自分の座る場所におくと、とてとてと柵のところまで戻ってきました。
「あーだっ」
それはもう、「できたよ!」と自信げな笑顔です。
1歳ですよ、1歳!!
1歳でちゃんとお手伝いができるのね、なんて賢い子!!
(↑親バカモード、フルスロットル)
「よくできたね、えらかったね!」
ほめほめして撫でまくってから、今度はりくとのコップを渡して
「じゃあ、今度はこれおにいちゃんのところに持って行ってね」
と言ってみたところ、またちゃんとテーブルにおいて柵のところまで戻ってきて、同じようにえへらっと笑うのです。
あぁ、かわいいっ!
天使! この子マジで天使っ!!
もうね、メロメロすぎて朝からテンションがおかしかったんですけど、笑って見守ってください。
「じゃあもういっこね~」
とコップを渡され、もう一度テーブルに向かおうとしたそうたの前に、なぜか両手を広げてとおせんぼするりくとが立ちふさがります。
「ちょっと、なんでそうたのジャマするの!」
怒られてすごすごと道をあけたりくとが、
「だってしゃ、ボクもおてつだいしたかったんだもん……っ」
と、しょんぼりしたので、全員分のお箸を渡し「はい、じゃあこれをみんなに配ってね」というと、簡単にご機嫌が直りました。
そしてはるきが麦茶のボトルを冷蔵庫から出して運ぼうとしていたら、もどってきたりくととどっちが持って行くかの争奪戦が始まり――そこに、おてつだいルーキー・そうたまでがあぶあぶと文句を言い始めます。
(いや、さすがに君にそれは任せられない)
と、内心思ったのですが、そこはもちろんおにいちゃんたちにかなうはずがないので黙って見守ったのですが。
それにしても見守っているうちに天使とお子様までが怪獣になっていき、賑やかな朝のはじまりに憂鬱な溜息が漏れたのでした……。