子猫とちび2匹
3男・そうたがまだお腹にいる頃のこと。
実家に手のひらサイズの小さな子猫がやってきました。
名前はI君。とても人なつっこい男の子。
はるき(4)とりくと(2)は大喜びで遊びたがります。
「撫でるのはそっとね、そっと!」
「遊ぶのも30分で休憩ね!」
と、最初は怖々遊ばせました。
子猫なので、ちょっと紐やリボンがひらっとするだけでもシャシャシャシャシャッー!と猫パンチを繰り出し、部屋中を猛ダッシュしたりする遊び盛り♪
はるきくんは、すぐに慣れて大の仲良しになりました。りくとははじめての動物とのふれ合いにちょっとビクビクしていて、I君がじゃれると泣いてました。I君、その大音量の泣き声にびっくりして逃げてしまいます……。
I君はいっぱい遊んでくれるはるきくんが大好きで、遊びに来るとお迎えにきてくれたり遊んでもらいたいおもちゃをくわえて持ってきたりします。
ある日、棒の先にリボンのついたおもちゃを持ってきたI君。
はるきは上手に釣ったりして遊びます。途中でりくともやりたくなってきて交代。
……なにが違うんでしょうかね……。
なんか、りくとくん笑ってるけどムチをふるって攻撃してるように見えるんですよね……。
でもI君はちゃんとじゃれてくれて、りくとも怖がらなくなってちょっとずつ仲良くなっていきました。
2年経った今では立派な成猫になり、実家にいくと「おう、おまえらきたか」みたいに迎えにきて、気まぐれに遊んだりただまったり部屋の隅で見守ってくれていたりします。
そうたとI君のお話は、またそのうちに。