11/21(月)
剣斗side
さて、交渉でも始めますか。
”待たせちゃいましたか？”
”いや、俺もさっき来たし。”
”デートっぽいです。”
”黙ろうか。”
”すみません。”
”さて、まずはreliefから。”
”日曜ラストの生徒ライブ2組を日曜のランチ後にでしたっけ⁇”
”そうそう。んじゃ、行きますか。”
”レッツゴーですね。”
”部室棟じゃないんですね。”
”あのお嬢さん方は音楽準備室。”
”失礼します。”
”ハイハイって剣斗⁇どしたの⁇”
”よぉ。遥奈。元気⁇”
”お陰様で。あいつらともまあまあ上手くやってるよ。”
”その割には言葉が有刺鉄線以上に刺々しいぜ。”
”色々ありましたから…。”
”仕方ないといえばそうか。”
”で、どうしたの⁇”
”プログラム弄る。”
”その心は⁇”
”出番を日曜ラストからランチ後に。”
”了解。ってどしたの⁇”
”いや、従順すぎてくだらねぇ。。”
”それでいいの探求部って⁇”
”良いんじゃね⁇”
”そうですか…。”
”問題は…、”
”もう1組か…。”
”遥奈、念のために言っとくぜ。次あんな真似しやがったら2組まとめて潰すから。”
”2度としないよ。もうあんな目にあいたくないからね。あいつらも一緒じゃないかな⁇”
”さぁな。どっちにしろお願いは聞いて貰うけど。”
”お願いイコール脅迫じゃないよ。”
”その２つに差なんてねぇよ。。”
”それでいいの探求部って⁇”
”んじゃあ、次は問題児共にお願いにいきますか。”
”剣斗が問題児って言っちゃうんだ…。”
”んじゃあ、次は問題児共にお願いにいきますか。”
”はいな。”
”さて、podiumの馬鹿で頑固で陳腐な野郎1匹と他人の才能に縋るしか能のねぇ惨めなお嬢様だぜ。”
”ホントに嫌いなんですね。”
”そりゃあ、遥奈にはああ脅し紛いの台詞吐いたけど、実のところ悪りぃのは一方的にあいつら。まぁ、何故か、秋春らも誰にも喋ってないっつうことから察してくれ。また暇ができたら昔語りでもするぜ。”
”わかりました。面白そうなんでそのときを楽しみにしときますね。”
”さて、始めますかぁ。”
”お邪魔しまぁ〜す。”
”チッ‼︎探求部が俺らに何の用だよ⁇”
”何の用ってかい⁇交渉ってところかな⁇”
.”で⁇”
”まぁ、そう身構えんなよ。プログラム弄るって宣告な。ラストからランチ後に。”
”断る。”
”だろうな。断ったらお前らの時間無くすぜ。”
”ふざけんなよ。”
”真面目だぜ。それとも、また2年前みてぇにされたいか⁇俺としちゃあどっちもウェルカムだぜ。”
”脅しかよ⁇”
”何馬鹿ぬかしてんだよ。”
”ちわ。”
”よぉ、霧華。”
”何の用だよ⁇”
”交渉。”
”こいつら、突然スケジュール変更しやがれってよ。”
”ふざけんなよ。”
”またこの台詞かよ。お前ら思考回路全く同じなわけかよ。笑えるなお嬢様よ。”
”お前に何の権限があんだよ。”
”主催者側としての権限だよ。それで理解できるよな。”
”本気かよ。”
”あぁ。”
”帰れ。”
”いいぜ。交渉の相手が3人に変わるだけだよ。分かってると思うけど、あの3人は俺がテーブルに着きゃあまず折れるぜ。”
”分かった。詳しく教えろ。”
”へぇ、そりゃあ良かったよ。出番は13時から15分。それと、１つアドバイスだ。虚勢張るんなら最後まで貫けよ。”
”どんな手品使ったんですか⁇”
”残りの3人のほうが従順なんだよ。それが悪りぃとは言わねぇよ。むしろその方が正しい。理由は分かんだろ⁇”
”格上の相手への虚勢に意味なんてないですよ。理由なんて語る必要すら感じません。”
”なんだかんだでお前も俺に染まってきたな…。”
”話戻しますけど、あの3人って単語でそう簡単になびきますか⁇”
”まぁあの3人は軽く脅しゃあ問題ねよ。”
”その残りの3人はどうするんですか⁇”
”別室待機させてるぜ。もう済ませてある。”
”予定通りですか…。”
”あれ、理花と沙絵ちゃんか。お姉さん調子どう⁇最高に素敵ですよ。お陰様で。ってか。”
”2人の台詞ですか⁇”
”あぁ、2人になにがあったかは知らねぇが穏やかじゃねぇな。まぁ今の時点じゃ踏み込むつもりはねぇよ。”
”なら、今は傍観ですかね。”
”あぁ。あっ‼︎春香、これ返す。”
”ハイハイ。役に立った⁇”
”あぁ、助かったよ。サンキュ。”
”そりゃあ何より。じゃ、バイバイ。”
”けんさん、鉛筆ですか⁇”
”あぁ、見ての通りな。”
”何用ですか⁇”
”後でな。”
