七夕の願い事
皆が帰ったその後で…作者とオリキャラは小さな祭りを開きました…。
エン「というわけで短冊書くぞー♪」
シーク「短冊……?願いでも書くのか?」
エン「おお、感が鋭い!…っと、分身♪」
ED「…俺達も書いていいのか…♪」
ギィ「さぁ…書こう♪」
皆が短冊を書くのを眺めつつ、エンは一人…思う。
願いたい事はあまりない。
“夢をください”とでも書くか?
それとも“戻る事”を?
…思いついて…書く前に、皆の願いを見て回った。
『弟と仲直りをしたい――シーク』
『ツッコミ役を増やしてくれ――ED』
『三人でもっとぃたぃねぇ…――ギィ』
『本当の名前が欲しい;――蘇芳(仮)』
『情報屋と再び会いまみえる――語り部』
様々な願いだ。
そしてやっと、エンは短冊を書いた。
かと思うと、小さな焔で短冊を燃やし、空へと舞い上げた。
ギィ「エンは何を書ぃたんだぃ?」
エン「アハハ…二次創作が書ける様に…って。」
エンの本当の願いは、空しか知らない。
誰も知らなくて…皆が願う事。
星達は瞬きながら、皆を見下ろしていた。
エンの願いは――――もう知っている誰かが苦しまない事。
自分よりも他人が苦しむのが辛いから…。
そしていつもの、朝が来る。