ベイルーン大陸記神獣編
「さて、なんの話から始めましょうかねぇ。おっと、自己紹介がままだでした。私、このお話の作者に頼まれてプロローグなどを務めさせていただきますジョーカーと申します。」
「あと、もう一人私と一緒に頼まれている人がいるのですが・・・」
「どうやら逃げたようですね。あの人、世界を股にかけるほどの泥棒だし。」
「まぁ、私たちも物語の中に名前ぐらいは出してもらえるそうなので、気になる人はこのまま本文にお進みください。たぶん騙されますから。」
「さて、もうしばらくは皆さん、私の一人喋りに付き合ってもらわないといけません。ご辛抱ください。え?いつまでかって?そんなのはこのプロローグが終わるまでに決まってるじゃないですか。嫌ならここでとっとと読むのを止めて他の方の小説をあさりに行ってください。私はそれでもかまいません。」
「おっと、しかしここで本当に止めてしまうと作者はなくそうです。皆さん指差して笑ってあげましょう。」
「あ、そうそう、これは本編のプロローグでしたね。作者共々すっかり忘れておりました。」
「さて、今回ウチの作者が書こうと思っているのはとある大陸のお話だそうです。」
「名前はベイルーン大陸。ちなみにこの大陸、三つの国に分かれていてそれぞれが独自の文化を発展させているそうですよ。」
「武器の国サイオン。魔法の国シオン。獣の国クオンだそうです。」
「えーと、それでですね、この作者はまず獣の国クオンから始めるそうですよ。と、言っても他の国もバンバン出るんですがね。」
「えー初めての作品だけに少し気合を入れるとか。空回りするのがオチですね。皆さんここでも笑ってあげましょう。」
「内容的には、獣を召喚し、それをパートナーにして、主人公がお隣の大陸を支配する帝国ルチアーノとの陰謀に巻き込まれていく。というなんとも王道なストーリーだそうです。」
「見所、いや、読み所か。は、超カッコイイジョーカー様の活躍。ですね。いやホントに」
「そして作者的には始めての作品なので至らないところも多々あると思いますが、頑張って少しでも面白い作品にしたい。そうですよ。」
「あと、笑うにしてもできたら暖かめがいいとか。そんなことは知りませんね。」
「さて、この辺りでプロローグ書くなんて初めてなんで短いんか長いんかもよくわかってないプロローグも終わりに近づいてきました。」
「ここまで読んでくださった読者様なら本編の方も引き続き読んでくださることを作者共々願って。」
「そして私は私の出番が本編中にもあることを確信して、また皆さんに会えることを楽しみにして、一度、この舞台を降りたいと思います。」
「それでは、皆さん!ベイルーン大陸記神獣編。もう、まもなく、スタートです!」