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旅程編 Ⅱ

こうして新旧コースを比べると随分と違いますが、それぞれの難点を。


旧コースの山は間違いなく三日目のカイロからの南下。

エジプトといえども多くの日本人にとってカイロの冬は寒いです。

それに対して、アスワンは冬でも暑い。

そこにもってきて、前日しっかり観光した後に、午後八時過ぎまでの夕食。

そして、午前二時にはモーニングコールというハードスケジュール。

当然夕食後、荷物をまとめたりして一時間は余裕で過ぎることを考えれば、睡眠時間は四時間前後。

アスワン観光中に体調を崩す人は結構いました。

この南下、通称難下がルクソール着になると多少楽になりますが、それでも結構厳しいと言わざるを得ないでしょう。


新コース。

旧コースの厳しい三日目を聞くと、一見すると圧倒的によい気がします。

しかも、毎日荷物をまとめなくて済むのもよいので、良いことばかりに思えますが、そうでもありません。

こちらの難点は、とにかく時間のロスが多い。

便利さと引き換えとなるルクソール、アスワン間のクルーズはともかく、アブシンベルの陸路移動は完全に時間の無駄。

まあ、示したコースはアブシンベル宿泊になっていますが、これが陸路移動のアブシンベル日帰りなどというものが含まれていたら、絶対に避けるべきものと言わざるを得ないでしょう。

ついでにいえば、「三十分遅れはオンタイム」のエジプト航空国内線で夜にカイロに戻るのもこちらの不安材料。

定刻でも深夜。

下手をすれば……。

翌日の観光に影響が出そう。


燃油サーチャージの関係か、国内線の席確保が問題になっているのかはわかりませんが、アブシンベルの陸路移動は新コースの大きなマイナスポイントでしょう。

特別素晴らしいガイドにあたれば、たのしい三時間半になるでしょうが、ほぼそのようなことはなく、睡眠か変わることがない風景を眺める退屈な時間になること請け合いです。


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