勇者と魔王
もふもふの作品を書きたくて、書いちゃいました。
誤字脱字を教えてくださいね。直しておきます。
僕は勇者狐夜です。今は魔王ユミとの最終決戦を始めようとしている。
「こんばんは。魔王ユミさん。」
『こんばんは。勇者コヤミ。』
「今夜は月が綺麗ですね。」
『フフッ、そうね。でも、私は綺麗な月より血のように紅い月が好きなんですよね。』
「そうですか。僕は綺麗な月が好きですよ。」
『やっぱり、私達は似て非なる存在なのね。』
「そんなことはないですよ。あなたは、魔王という鎖に縛られているだけ。僕とあまり大差はないですよ。」
『…………ねぇ、やっぱり思うの。あなたは勇者を辞めて、魔王軍側にならない?』
「無理ですね。あなたは魔王として生きてきて、それ以外の生き方を知っていますか?」
『そうね。知らないわね。』
「勇者として育てられて、勇者として生きて、勇者として死ぬ。それが僕の人生です。それ以外の道はないんです。」
『フフッ、哀れな人生ね。』
「そうですね。哀れな人生ですよ。それはあなたも同じでしょう?」
『えぇ、そうね。』
「それでは、そろそろ殺し合いましょうか。」
『そうしましょう。』
『勇者コヤミ、』「魔王ユミ、」
「『さようなら!!』」
僕達は自分の全て掛けた戦いが始まった。
ユミの攻防も僕の攻防も一進一退。ユミにダメージを与えてもすぐにこちらに同じダメージを与えてくる。
『…………つまらないわね。実力が同じだと。』
「そうですね。あなたはまだ、本気ではないでしょう?」
『バレてた?』
「えぇ、魔王にしては遅すぎます。」
『じゃあ、本気を出すね。その代わり、あなたも本気で殺しにきてね。』
「……わかりました。」
『フフッ、その意気!』
僕は腰の鞘から大太刀を抜いた。ユミもどこからか、大きな大剣を持っていた。大太刀に炎を纏わせて、僕は斬りかかった。ユミは大剣で防ぎ、すぐにカウンターを仕掛けてきた。カウンターを回避し、攻撃。しかし、回避された。
ユミは今度は魔法で、動きを鈍らせてきた。動き辛く、どんどん攻撃を受けていく。僕は攻撃を防ぎつつ、辺り一帯を魔法で吹き飛ばした。ユミは吹き飛ばされたときに、魔法を解除してしまったらしく、動きやすくなった。
『本気でも実力が同じか。ねぇ、お互いに全力全開の一撃をしない?このままじゃ、埒が明かない。』
「そうですね。そうしましょう。」
僕は自分に攻撃力上昇の魔法や呼吸法、攻撃魔法を大太刀になんども纏わせて待った。ユミも同じく、待っている。
戦場が静かに、時の流れが遅くに、永遠に続くような時間は一瞬の出来事だった。
ユミと僕の汗が落ちた瞬間、お互い気づいたときには心臓に剣が刺さっていた。
「…………ハハ、相討ちですか、」
『……フフッ、そうね。』
「………………まぁ、お互い未練なんて無いでしょうし、一緒に死にましょうか。」
『…………被肉ね。あなたも、私も、一緒に死ぬなんて。でも、ありがとうね。これで私は死ねるんだから。』
「……こっちこそありがとうございました。僕も勇者として死ねるのですから。」
『…そろそろ、意識がなくなるかもね。最後に言っておくわ、また、会いましょうね。』
「……はい。」
ユミは死んだ。もうすぐ、僕も死ぬだろう。最後にできることはユミの手を握るぐらいしかできない。
「………さようなら、ユミ。来世では報われることを。」
作者
リアルの親友
リアルの友達(一般人²)(変人)(腹黒オタク)
(中国人)(変態オタク)
弟(暴力魔)
リアルの先輩 (パソコンオタク)
僕の周り、ヤバい奴しかいない問題。
(作者もヤバい奴)