前へ目次 次へ 24/31 (三)-3 「この仕事をしてたら、そういう話はいくらでもあるんだよ。まして船乗りが相手ならなおさらさ」 「ロザンナは、いるんだろう」 「ああ、通りを奥に行ったアパートメントに住んでる」 そう言うとマリアは奥へ戻っていった。 「後で紹介してやる。びっくりするぞ」 ジーノが笑顔を浮かべながら僕に言った。 「ここって娼婦の館ってやつだよね」 「よく知っているな、このマセガキめ」 ジーノがアンドレアに答えた。 「娼婦の館って?」 「娼婦。体を売る女がいるところだよ」 (続く)