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番外編① ifストーリー集

一章終わりの番外編です。

作者の色々な都合で書くことになりました。(メタい)

良ければお楽しみ下さい!

注意

この物語は本編の進行とは何の関係もない《《もしも》》の物語。いわゆる「If物語」ってヤツです。

本編を元にしてますが、所々同じ場所があるので、ある程度物語を読んでから見ることをオススメします

正直作者の適当に考えた物語でクオリティは本編の半分以下だと思います。


それでもいい方は此処から下の物語をお楽しみください!!


もしも幼なじみがムキムキ美少女だったら。〔始〕

「そこの人危ない!!よけて!!!」

空から降ってくる女の子にそんな事を言われる、だけど気づいた時にはもう遅かった。

「ドンッ」

と大きな音がして砂煙が巻き上がる。


「大丈夫…ですか?」

僕が大丈夫じゃないのできっと彼女も大丈夫じゃ無いだろうけど一応聞く。

「大丈夫…みたいです。」

…大丈夫らしい、どんなムキムキな女の子なのかと考えそうになったが失礼なので止めた。実際はどんな女の子なのかと気になり、顔を上げる。その瞬間僕は言葉を失った。

目の前にいた女の子は本当にムキムキの少女だったのだ。


肩幅は広く、筋肉のせいか少しゴツゴツした手足、何よりも破けた服の隙間から見えるお腹の腹筋がこの少女がムキムキだと分からせる。(シックスパックだった。)

だけどこの少女には見覚えがあった。


(これ…幼なじみの繭か…?)

こんなムキムキの女の子は見たら忘れる訳が無い。確実に繭だと確信した僕は彼女に問いかける。

「もしかして…冬夜、繭さん?」

すると彼女はとても驚いた顔をして僕に問う。

「なんで…知ってるの?」

彼女は僕の事を覚えてないらしい。こっちに来て色々変わった所為だろう。

「覚えてる?幼なじみの雨秋 雷だよ。」

そう言うと彼女、繭は僕に抱きついてきた。


「会いたかったよ!雷!」

そんな事を言われる、普通なら嬉しいだろうけど今の僕は違う事を考えていた。

「痛い痛い痛いっ!」

ムキムキの繭に抱きつかれ、その締め付ける力で僕は死にかけていた。そんな僕の言葉が届いたのか繭は少し離れる。


その後少し遠くに僕の住んでいる村があると話すと、

「言ってくる!」

と元気に言って、走って行ってしまった。繭が走って行った道には砂煙が舞っていた。


仕事が終わり、家に着くと閉まっているガーデンの隙間から光が漏れているのが見えた。泥棒かと考えたがそれならもっと慎重に漁っているだろう。とは言え何か自分の知らない人が家の中に居るのは明らかだった。僕は中にいる人に気付かれない様に静かに玄関を開ける。

「ギギ…」

ボロボロの家なので怪しい音がしている。慎重にやっているがいつ大きな音がなるか心配だ。

そしてその時は来てしまった。


「ガタッ」

と大きな音が鳴る。中からこっちへ向かってくる足音が聞こえた。やばいと思い、せめて頭だけは守ろうと頭を抱えしゃがみこむ。足音が僕の前で止まった。何をされるのか怖くて目からは涙が出てくる。だけど、そんな心配はとある一言で消え去った。


「…何してるの?」

そんな一言が聞こえ僕は顔を上げる。そこにはエプロン姿の繭がいた。少し力を入れたらエプロンがはじけそうだ。

「大丈夫?とりあえず中入れば?」

僕がこうなってる理由を知らないからか、そんな事を言ってくる。とりあえず中に入るとリビングのテーブルには豪華な料理が乗っていた。

「私が作ったの。」

そう言って胸を張っている。

料理は…とっても美味しかった。

「そういや明日からここ住むね。」

普通の女の子に言われれば嬉しいことを筋肉ムキムキ女子に言われると何故か嫌な感じがする。

そんなかんなで僕と繭の同棲生活が始まった…。


「もしも幼なじみがムキムキ美少女だったら」 [完]


もしも幼なじみが滅茶苦茶寝相が悪かったら。〔始〕

繭と僕が寝れるように2つの布団をなるべく離して敷いた。その部屋に繭が入ってくる。繭は部屋の中を見て、いきなり布団をくっ付けた。くっつけ終わり、僕が困惑しているのに気付いた繭は口を開く、

「布団離してたら寂しいじゃん。」

僕はそんな事を思ったこと無いが、繭はそうらしい。繭が嫌だと思い離していただけたので、別にくっ付いたままでいいだろう。むしろ異性と隣合った布団で寝れるのはご褒美だろう。


電気を消して布団に入る。いつもは気にならない心臓の鼓動がやけに大きく感じた。だけどリズム良くなっている自分の心臓の鼓動は気持ちの良い音で、そのまま眠りに誘われた。


何かの衝撃で目が覚める。布団の中で周りを見てみるが、特に違和感が…あった。横に寝ていたはずの繭がいなかったのだ。何処に居るのだろうと思い1度立ち上がる。確実に横の布団には居ない、そう思って足元を見てみると、気持ち良さそうに寝ている繭がいた。


「もしかして…コイツめっちゃ寝相悪い?」

1人でそう呟く。生憎あいにく僕には寝ている女の子を持ち上げて運べるほど心臓が強くない。せめてと布団だけかけてあげて僕は元の位置に戻り、また眠る為に目を瞑る。しかし、もう少しで夢の世界へ行けると言う時に、顔面に大きな衝撃が走る。殴られた、と言った方がわかりやすいだろうか。目を開けると繭の拳があった。寝相が悪いってレベルじゃないぞこれ…。


仕方が無いので起こす事にしよう。肩を揺すり繭を起こす。繭には元の布団に戻ってもらい、僕もまた眠る努力を始める。

気持ちのいい夢を見ていた。だけどまた衝撃により強制的に辞めさせられる。次は足だろうか、足が痛い。


足元を見ていると繭の足がある、恐らく蹴られたのだろう。こんなに起こされるなら離したまんまの方が良かったな…。そんな後悔をしても仕方が無いので、布団の端に眠る。でも、そんな僕の努力は虚しくこの日は何度も何度も起こされた。


朝繭が起きて、自分が変な所に寝ているのに気付いたのか。

「ごめん…寝相少し悪かったかも。」

自覚が無いのがまた悪質だ。まぁ寝相はその人が直そうとして直せるものでは無いだろう。だけど…僕が少しは寝れるくらいに改善するくらいは努力して欲しい。結局昨日は一睡もしていないからな…。


「もしも幼なじみが滅茶苦茶寝相が悪かったら」[完]


もしも幼なじみが料理が苦手だったら 〔始〕

繭が家に来た次の日、仕事に向かおうとすると、繭が紙袋を渡してくる。

「これ…お昼ご飯だから、良ければ食べて。」

少し顔を赤らめてそんな事を言っている。ありがたく頂こう。ご飯を食べる時まではそんな事を思っていた…。

仕事をし、お昼の休憩に入る。ワクワクしながらお弁当箱を開けると、中には黒い物体とご飯が入っている。ご飯も少し焦げていた。


「何だこれ…」

箸で掴むと何故か崩れるおかず。確実にやばいと思いながらも、一口ぐらいは食べないと失礼だと思い、優しく箸で掴み口に入れる。

味は…炭だ。石炭か木炭かは分からなかったが炭だった。見た目が同じ他のおかずも同じような味だろう。これを食べたらすぐ癌になる自信しかない。

次はあんまり害の無さそうなご飯に手を出した。口に入れると何とも言えない味が広がる。水が多いのか少しベチャベチャしていて、お世辞にも美味しいとは言えない。

「繭…料理苦手なのか。」

明日からは絶対に自分でやろうと誓い、僕はそのまま弁当箱を閉めた。こんな炭ご飯を食べたら命がいくつあっても足りないだろう。あと食材に申し訳ないという気持ちが凄くする。ごめんよ野菜、ごめんよお肉、ごめんよ魚さん。

明日からは、僕がしっかり料理してあげるからな。そう誓ったのだった。


「もしも幼なじみが料理が苦手だったら」[完]


あとがきみたいなやつ

どうだったでしょうか?

正直につまらなかった人も、面白いと思ってくれた人もいると思います。

それでも僕は、今この文章を読んでくれてることだけで嬉しいのです!ありがとう!

この話は半分は手抜き、というより休憩と何となくで書いた物語です。雑だったのはそのせいです。

えーと…とりあえず続きの2章も楽しんでください!

それではまた違う回で会いましょう!



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