EXTRA STEPS.++~やっとこれでゴールできる……後半分からのボツシーン!~
<後半>STEP1-3、公開処刑は免れたんだが、まわりで削ったもの
※ 言及されているエピソードについて。
舞台は地下研究室。サキは閉鎖空間こわい。となると、当然……
行きはまだよかった。なぜなら非常時過ぎて意識にのぼらなかったから。
しかし、後がもう大変だった。
自分からここに残る! とか豪語したくせに、いざそこが閉鎖空間と気付くと俺は、とたんにサクにしがみついてギャーとかニャーとか叫びだし、恒例の脳天チョップ食らって担ぎ出された。
さいわいチカケンに設置された東雲ライブカメラは直前に黙らされていたので、全世界に向けての公開処刑は免れたものの……
そこからしばらく、七瀬メンまでふくめた皆がものすごーく優しかったのはうれしい0.1:恥ずかしい99.9で、実はこれこそアズールの奴めの真の目的じゃなかろうかと勘繰ったほどだ。
ドンマイ!(雑)
* * * * *
<後半>STEP2-2に入れようと思ってやめた説明会話、ちょっとまとまってない。
「まあ、普通にしていればユキマイの地力がそうそう減ることもない。
いまのお前は転生により、人間の肉体を持っているから、食事をきちんと取っていれば生命を維持する分にはまあ問題ない。
さすがにいま力が枯渇してしまえば、しばらく寝たきりは免れないだろうがな」
「わらえねえ……」
「お前はこのところ、打ち続く戦いで相当『リバイブ』を使っている。ゆえに肉体の組成が『リバイブ』ありきになってしまっているからな。
それを脱するためには、リバイブ抜きで体を鍛えなおさねばならない。手っ取り早くやるなら『リコンストラクション』でリセットしてもいいのだがな」
「えんりょしときます」
寝たきり生活はいやだが、だからといってそのためにあの世を見たくはない。
サクさんスパルタ。
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<後半>STEP5に入れようと思ってやめた朝礼風景
※ 長い上に別に笑えませんので、読み飛ばしていただいて大丈夫です。こんなもんも削ってるよ、という、悲しみの記録? です。
「まず、一つ目。
現朱鳥国有地である、雪舞砂漠の全域を朱鳥国より購入する運びとなった。
代金は、ユキマイ遺跡群の調査費用、全額と引き換えという取り決めとなった」
翌朝、全社向けの社長発表があるというので俺たちは社食に集まった。
もちろん、作業中で手の離せないものもいるが、かれらはのちほど社内ネットでこの画像を見るようにとのお達しだ。
集まった50名近くを前にサクが言い出したことに、俺は耳を疑った。
「はあ?!」
朱鳥政府内部にも転生者はいる。彼らからすれば、俺たちが故国ユキマイの地を欲していることは明らかだ。
何かことがあれば、独立を言い出し、その土地を『分捕る』だろうことも。
それをわざわざ売ってよこすなんて、いったい何を考えているのだろう。
それはすぐに明らかとなった。
「中央部分が進入不可であることもふまえ、初年度の固定資産税は3億4800万となる試算だ」
そうだ。よく考えればこれがあった。
ユキマイ砂漠は、そのままならばただの金食い虫に過ぎない。
しかし、どこかに売ってしまえば、毎年固定資産税が入る。
地力は皆無。探索しつくされた遺構と、進入できない中心部。
そんな、ふつうでは利用のしようのない土地でも、朱鳥国にとって、国防の観点から見れば充分に『価値のある』土地だ。
そうと売り手が考える以上、買い手はその代金を払うよりほかはない。
だがそれは、とんでもない金額に俺は思えた。
ユキマイ遺跡群の調査費用全額なんて、一体いくらになるのだろう。
いくら俺たちの多くがもともとそこにすんでいるったって、現状を調査結果にまとめ、報告するには金が要る。
そもそも、装備を整え人員をそろえ、あそこに通うのだってタダではないのだ。
「これより早急に、拠点となる本社ビルの建設を進めようと思う。
七瀬建設をはじめとした数社に土地の選定を含めた相見積もりを依頼し、年内着工を目指したい」
俺は思った。おそらく、落札は七瀬だろう。
なぜなら、いまや七瀬は身内だ。
それでも、競争入札の形をとっておかないと、あとあと過度の癒着を疑われることになりかねないのだろう。
……で、このあと誠人さんが紹介される流れだったのですが、ぶっちゃけかったるいのでかえました。
結局、ユキマイサイドでの購入バナシは地の文の一言だけに! 報われないっ!!
* * * * *
<後半>STEP5-4 イザークとティアさんをくっつける作戦、会議風景~神の采配~
「そうねえ……何かいい方法ある、サキ?」
スノーが俺にハナシを振ってくる。よしよし、ここは俺の神の頭脳の出番だ。
ここはやっぱり、そう!
「夜中にカタコトのメールを送ってみるとか!」
「うん、やっぱりだめね。」
「即答っ?!」
「やっぱむりだったかー」シャサさん。
「うーん、俺もそれは難しいって、思うかな……」ナナっちは優しく言ってるけど内容は全否定である。
「ていうか普通に怖いわソレ!」イサ。
「こいつに聞くだけ無駄だろう。わたしの天使の恋心にすらてんで気付かなかった鈍感野郎だぞ」サク。
「人間だれしも不得意分野はあるものよ。」ゆきさん。
「そのようですね。」ロク兄さん。
え、てことはつまり……
「全会一致っ?!」
「っていうかサキ、そのときウイルスメールだって思いこんでいったん削除したわよね、あたしのメール……」
じと、とスノーは俺を睨む。ひいい、根に持っておられたんですね女神さま(ガクブル)
「だ、だだだってあれホントにウイルスアプリだったしー!
それにあれのベースつくったのアズールだしー!
……な、なんで?! 俺なにかまちがってた?!」
みんなの視線が集中する、なんか痛い。いったいどうしてこうなった。
助けを求めて見回せば、ロク兄さんが厳かにご託宣を下さる。
「こういうときは潔くわびたほうが傷も広がらないものですよ、咲也さん」
「ははあ……!!」
ロク兄さんはこと恋愛となると神がかった鑑定眼を発揮します。あだ名は『恋愛大明神』です。
なぜかこのシーンにルナさんがいない……。
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<後半>STEP6-2あたり。スノーがユキマイ砂漠移住を言い出す話。
「じゃあー、今日からいっしょにここに住もー?」
「暑さで死にます女神さま!」
「だいじょうぶ! 兄さまたちも一緒だから!」
「ちょっとまって?!」
常識的に考えれば、婚約者スノーとはじめる新生活とは、ぶっちゃけ同棲……ということになるのだろう。
だがそこにお義兄様がすでにべったりってそれはどうなんです?!
たとえそーいうことをする気はないにしたって!!
しかも俺用の移動式クーラーとしてとか!!
「だいじょぶ、メインは奈々緒兄さまだから!」
「どういう基準で大丈夫なんです?!」
「あ、確かに俺サクやんとなら一緒に住んでもいいかも!」
「ナナっち?」
「私もですね」
「ロク兄さん!」
「イザというときはほかの兄たちや弟分たちや父も喜んで来ますし」
「そーだ! もう七瀬のおうちにきちゃいなよ!」
「本末転倒だしー!!」
お宅訪問は、こんなふうにただのギャグで流す予定だったんですが、やっぱりちゃんとすることにしましてこっちはボツ。
実は書ける自信がまったくないエピソードだったのですが、やはり入れてよかったです。
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<後半>STEP6-2 削った説明
ナナっちは、あれから親父さんと和解したという。
親父さんの真意を知り、もう責められないと、むしろ力になりたいと、思ったそうだ。
もっとも、次代の当主となるかは不明。
七瀬一族は、当主のもともとの力量のほか、嫡子の数そのもので宗家一族のパワーが増減するシステムになっている。
そのため、子供のいないナナっちが当主になれば、いかに『七番目』であっても、パワーダウンは否めないし、そもそも家を離れていたナナっちは、人望とカリスマはあるものの、逆に言えばそれしかない。
こういうのも削ってます。
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<後半>STEP6-3 吾朗おじさんの一人目の奥様のこと
「最初は家同士が決めたお見合いで、奈菜は乗り気じゃなかったの。
だったら私が吾朗さんのお嫁さんになる! って言おうとしたんだけど、吾朗さんが奈菜にべた惚れで。
『あなたが恋してくれるような男になるようがんばります! それまで結婚はしなくていいです!』って宣言してね。
……ほんとにほんとに不器用なのに、料理とかもう、必死でがんばって。
その姿に奈菜もほだされちゃって、ゴールインしたのよね。
ふたりはホントに仲がよくって、思わずわたしも譲ってよかったなあ、なんて思っちゃったりして……
でもね。ろっ君が五歳の頃に。奈菜は死んでしまったの。
もともと、そんなに体が強いほうじゃなかったからかな。……」
長くなりすぎるので、泣く泣く削ってしまった部分です……
こういうほのぼの恋愛ものが得意なお方にちゃんと書いていただいたら、素敵なものになりそうです。
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<後半>STEP7-1 唯聖殿開城を決意して本社にもどったらいつの間にかぶっ壊れていた(話が)
本社に戻った俺を待っていたのは、真剣な顔をした皆と、一着の壮麗な衣装だった。
「これ、……」
白地に緑を基調とし、随所に金色をあしらったそれは、『ルーナさん』のまとうファンタジー風巫女服によくにた衣装。
いや、そうじゃない。
この衣装『に』、あの衣装が似ているのだ。
それは、前世の俺――
ユキマイ共和国初代王サクレアがまとっていた、神王としての正装だった。
もちろん、当時とは技術も違う。随所にアレンジが施され、ずっと機能的に、動きやすくなっている。
一番違うのは冠だ。
金色の冠の上部、ふたつ離れて突き出た突起。
それはそう、見る人が見れば一目瞭然。
「……なあ、サク?」
「現時点ギリギリの妥協だ。
お前に生えてきたら外すようにする」
「いろいろと手遅れ感しかないよ?! っていうか生えるの前提なの?!」
「……。」
サクは沈黙し、残りの連中も一切否定しやしない。
「現実は一体俺をどうする気なんだっ!!」
しかし、俺にやらないなんて選択肢はない。
すでに『ルーナさん』に扮したルナさんの、愛くるしい瞳に見つめられたら、『お兄ちゃん』にやりませんなんて言えるはずもない。
しあなさんが意気揚々とのたまわる。
「よし、いっそ今」「やめて!」
ここでこれをやってはいけないと思った。反省しているが公開はしていない?
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<後半>STEP7-2 銭湯シーンとかにいれようと思ったがやめた会話
「なあ。思うんだけどさ、やっぱルナさんが女王のほうがよくない?」
「いまさらなにを言っている?」
「まじめに。
だって、ユキマイ国の“センター”はルナさんだろ?
俺はどう考えたってバックダンサーポジだ。
それが突然王さまですとか、ぶっちゃけしらける気しかしないんだ。
今後のユキマイを考えたら……」
アイドルルート? なんですかそれ?
このときサキはまだ、自分の人気が爆発していることに気付いていない……。
* * * * *
<後半>STEP7-2 銭湯シーンはこんなんだった
その後、道の駅もしくは仮設のお風呂(砂地を軽く湿らせて穴を掘り、ビニールシートをひいて水を入れ、日差しで暖めておくといい感じの露天風呂になるという。七瀬の生活スキル半端ない)でこわばった体をほぐし、一度本社に引き上げた。
俺たち徹夜組は休みが必要だったし、なにより誠人さんが、その後でもいいから、話したいことがある、といってきたからだ。
二度目の銭湯シーン(まちがってません、お風呂です)、最初はほんとこんな風にさらっと片付けてました。
七瀬メンは緑化作業後、こうして汗を流して帰ってくるって設定っした。エコロジー?
* * * * *
<後半>STEP7-4 唯聖殿のあらたな“玉座”についての会話が誤解を生みまして。
「戻ってきたな、この部屋に。
今日からこれは、お前の席だ。
さ、かけてくれ、サキ」
「え、……
きょうまでユキシロを支えてくれたのは、サクだろ?
こいつにはやっぱ、お前が……」
「俺はただ、お前のかわりに席を暖めていたにすぎん。
――うちに拾われた頃からお前は、がんとして冷たい場所には座りたがらなかったからな!
まったくお前というやつはほんっとうに甘えん坊でなにかというとひとの膝のうえ」
「ちょっと待てー!」
サクのやつめ、ほんわかしてたと思ったら一転、はーやれやれってな顔で昔の話を持ち出してきやがった。
いや、単にむかしの話ってだけならまだいい。
俺とスノーにはこれが、俺がひとになる前、子猫時代のことだとわかるからいいのだ。
だが、ナナっちには……
案の定、ナナっちは頬を赤らめ、もじもじとスノーを抱えて言い出した。
「え、えーと。おれたちやっぱもしかして、おじゃま、……」
「ちがっ!! これはそのっ、違うから!
も、もう何千年も前のね、俺がまだ、人になる前の話だから!!
あくまでこれは、猫のときの! そう、ちっちゃな子猫のときの話だからねっ?!」
「……
う、うん、も、もちろんそうだよね、うん。あ、あはは、わかってたようんもちろん」
いや、絶対そう思ってなかった。だってスノーがニヤニヤしてる。
まったく、こんなときにつまらん混乱引き起こしおって。おもわず元凶をじとっとにらむと、やつはやけくそになったのだろう、しれっとした顔で強弁した。
「今だって似たようなもんだろう」
「はぁぁ?!」
~収集つかなくなったので終わる~
ナナっちなにかを誤解するのまきでした。
殿、草履を温めておきました! をやるだけのつもりだったのに、どうしてこうなった……
* * * * *
<後半>STEP8-1 唯聖殿のスペックの説明が……
この城は、空を飛べるのだ。
水中を潜行できるのだ。
さらに、地中も移動できるというのだ。
どう考えたってオーバークオリティだ。そりゃー憂城のみんなだって『暴虐の男』とあきれるわ。
と思ったのもつかの間、これを作ったのは憂城のひとたちで、ゆくゆく俺を守る城にするためだったと知り、俺は心の中でアズールに謝らずにはいられなかった。
いきなりこの描写出したらやっぱあかんでしょ。
と思ったらアズたんへの風評被害が発生していたようです。南無。
* * * * *
<後半>STEP9-2 亜貴との無線での会話が……
『あいつ、ミニマリストっていうのかな。なんでもアッサリしてんだ。
もの持たないし、買わないし。
その気になったらいくらでも分捕ってこれるからかも知れないけどさ』
咲也さんは思う。それはミニマリストじゃない、ジャイアニストだと。
この世界にもジャイア○はいたようです。
* * * * *
<後半>9-4 装甲車撃退後の歓声が……
『敵影、砲撃可能圏内から消えました。
状況終了と判断します。皆さん、お疲れ様でした!』
「わああああ!!」
「やったぁぁぁ!!」
「かっこよかったぜ咲也さァァァん!!」
「漢だぜこのやろう!」
「一生ついていきますー!!」
「結婚してくれー!」
「いや俺と!!」
「俺と!!」
「側男でいいのでッ!!」
「押忍ッ!!」
読み方は『そばお』でいいんですかい?
~しょーもなくおしまい~
さらにおまけ・<後半>LAST-2 応接室での会話から。
「ぜえ、はあ……なにこれホント……遥希くんといいシャーラさんといい……俺この一日で5Kgはやせたわきっと……」
「それはなかろう。お前の活力はユキマイの大地から供給される。地力が尽きない限りお前に衰えはない」
「えー……逆にそれ太る一方ってこと?」
「そこは頑張れ。」
「アバウト!」
「真面目な話をすると、余剰分はエネルギーとしてユキマイの大地に流せばいいんだ。
そうすればお前は無駄に太らない、この地は富む。一石二鳥だ」
「なんか姉貴あたりが聞きつけたらぬっ殺されそうな気がする……」
「ちなみに筋肉は普通に鍛えないとつかないからな。本気で腹筋を割りたいならば自力で頑張るように。」
「マジっすかー……」
ここからあの『アフバレ』が着想されちまったわけです……嗚呼。
~ほんとにおしまい~




