学校脱出
「蓮人!榊原蓮人!」俺は跳びおきた。「蓮人、この文は?」先生が聞く。そこには、Don't sleep during class.と書いてあった。「…授業中に寝ないで下さい…?」俺は答える。「そう、完璧だ。だが、本当に寝ないようにな。」周囲から笑い声が聞こえる。俺は、「ういっす。」と答えた。先生は、くるりと回って黒板に戻っていった。「なあおい。」隣の克也が声をかけてきた。「英語の今池先生、エロいよなあ…。」今池は、さっき起こしてきた英語教師だ。新卒らしい。「やめとけ。授業中だぞ。」俺はそそくさと言う。「おい蓮人、克也、聞こえているぞ。」今池先生は、言った。「「ヘエイ。」」と二人揃って言った。
昼休みになった。俺と克也は屋上で弁当を食べる。二人で話していたら、克也が急に話さなくなった。「どうしたんだよ。」克也の顔がさあっと青ざめる。「おい…あれってなんだ…?」克也が指さす方向を見ると、ヤバい奴がいた。黒い人影だ。逆光でもないのになんで…?すると、さっきの今池先生がそいつに近づく。多分保護者かどうか話しているんだろう。その黒い人影は、今池先生を袋に素早く入れた。袋と中で彼女がもがく。俺と克也は硬直した。そして、奴はズンズンと校舎の中へ入っていった。
「蓮人お…」克也が情けない声を出す。「克也大丈夫だよ。まだ時間あるし!」俺は明るくそう言った。「何言ってんの?!」声がした方向を見る。俺をいじめてた女だった。黒い人影がその女の正面に立っている。黒い人影は、女を袋にまた入れた。そして、取り巻きの男子を一瞬で赤い液体にする。「…うそ、だろ…?」俺は呆然とする克也をぶっ叩く。「いたあ!」「ここから出るぞ。あいつは、校舎に入って来てないからまだ間に合う。」俺は言った。「でもどうするんだよ!」「飛ぶ。植え込みに落ちる。あいつが入って来てからだ。」バアン!あいつが校舎に入った。「行くぞ!」俺達は飛び降りる。ドサッ。難なく植え込みに落ちた。「克也?」「俺もOK!」「じゃあ行くぞ!」俺達は校門へまっしぐらに走った。ガチャン!俺達は校門を閉める。「さあ行こう克也!」俺達は、止めてあった車に乗り込んで、車を発車させた。




