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人気者の君と一人ぼっちの僕  作者: 浅井天


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一人の革命は他の反乱

エスカレートするいじめに対して僕は抵抗するようになったがなかなか勝てなかった。別に勝つことを目的にしていないがやられっぱなしはしんどい。

勝つ抵抗は革命として語られ負けの抵抗は反乱として語られる。

勝てばヒーローだが負ければ悪だ。

結果によって世間の評価は変わり立場によっても変わるのだ。

僕の抵抗も自分からしてみれば革命でありヒーローになろうとしている。

しかし、クラスメイトからしてみればただの反乱に過ぎず僕を悪の存在として見ているだろう。


痛みの伴う抵抗を僕は一人で行っていた。


あの日(木下さんが公園でとめに入った日)までは


*時間はあの日に戻って*


木下さんがあんなにも僕のことを考えて悩んでいてくれてさらには涙まで流してくれることに驚いた。

人気者の彼女のことだ、痛みに対する耐性があまりないだけかもしれない。同情もしくは自分への責任の追及の結果による涙なのかもしれない。

彼女がどんな思いで涙を流したのかはどうでもいいほど彼女の涙には嘘偽りのないきれいな涙だった。

何より、他人と気持ちを共有することが可能になったことが大きかった。

人は自分の気持ちを誰かに知ってもらい相談に乗ってもらうことにより楽になり生き生きする。一人で何もかもを抱えている人は必ずいつか崩壊する。世間から称賛されるような成績、功績を遺した人にも心の支えになるものが存在したのだ。


学校外や木下さんの見ていないところで僕をいじめていたことがばれてしまったことはおそらくすぐに他のクラスメイトにも広まることだろう。

翌日以降どのような行動をとってくるのだろうか。木下さんの行動をうかがって生活することになるだろう。

木下さんは「明日私からまた注意しとこうか?」と言ってくれたがそれは断った。

自分で現状を変える努力をしたいと考えているからだ。

いじめられてもそれが当然で自分は何も悪くなく周りが悪いのだと思うだけの過去の自分を変えなければいけないのだ。

いじめは加害者側が悪いのは当然だが現状を変えることを諦めて周りが悪いと自分に言い聞かせ甘えている被害者側にも問題があるのだ。

変化は自分で起こす必要がある。


今は木下さんという気持ちを共有できる人がいる。いじめられない自分を作る努力をする必要があるのだ。

自分を磨いてクラスという集団に挑むのだ。

「そういうことで木下さん僕の自分磨きに付き合ってもらえませんか」

もちろん


ここから僕の自分磨きが始まった。

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