戦傑のエディン

少年が目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中だった。
名前も、どこから来たのかも、自分が何者なのかさえも分からない。

そんな彼の前に、一人の少女と一頭の魔獣が現れる。
少年は傍らにあった剣で、魔獣を一瞬で切り伏せるのだった。
少年の実力に興味を抱いた魔導士の少女レイナは、彼の剣に刻まれた「エディン」の文字を彼に名付け、行く当ての無い彼を共にアルデスト王国軍の入隊試験に誘う。

彼女に導かれ軍へと入隊した主人公エディンは、様々な出会いと戦いを繰り広げながら、魔法や特殊な力が交錯するこの世界と自身の存在を少しずつ知っていくことになる。

魔法や力を極めた猛者たち、世界を脅かす強大な敵と陰謀、そして明かされていく世界の真理、その果てに待つものとは―――

これは、意志とは何か、英雄とは何かを知りながら運命を切り開いて行く一人の少年の物語。