第6話 魔法
光魔法を聖魔法に変更
「じゃあ、まず魔力の感覚を覚えましょう」
「わかりました、でもどうやって」
「私が今からお腹に手を当て魔力を流し込むので、それを感じてください」
「わかりました」
と言うなりお腹に手があったって
「……以外に筋肉あるのね」
確かに俺は細いが筋肉はある
「魔力流すよ」
なんかポカポカしたものが体の中に入ってきた。これが魔力なのか?
「これが魔力ですか?」
「そう、これを右手に集中させて」
俺は”コレ”を右手に動かしてみた
右手がかすかに暖かくなり、少し力がみなぎる
「できたじゃん!とてつもなく上達が早いね。 よし……今から基本にして火魔法の原点、『火球』を教えてあげる!」
確かに、基礎がしっかりしていないとよくない。それはレオとの訓練散々で学んだ
「わかりました」
「あら素直ね、もっとこう…『強い魔法を打ちたい!』とか『俺ならもっとできる!』とか言うのかと思ったわ」
まあ確かに……ビームとか撃てたらいいが
「基礎がしっかりしてないと意味がないですからね」
「お、よくわかってるじゃない!」
褒められるのは嬉しいな
「そうだね……魔法とは想像、その想像を具現化させるために魔力を使用するの。それにその想像力があるかないかで適正が決まるの」
「なるほど」
「だから何も知らない状況で想像して火球を作って」
俺はとにかくドデカイ火の塊を想像した
《……ボッ!!》
「うわっ!!」
イメージ通りドデカイ火の塊が現れた
「ま、魔力を止めて!」
「どうやってですか!?」
「ああ……キュッ!って感じ!」
キュッ!
言葉の通りやると火球はしぼんでいった
「はぁ……死ぬかと思ったじゃない、あとなんであんな大きな火球を作れるわけ」
「そんな事聞かれても……」
火球を想像してみただけなんだけどな……
「とにかく……スケールを小さくして、松ぼっくりぐらいのサイズを想像してみて」
なるほどこんな感じで
「そうそう普通はそのくらいのサイズから始まるものなの」
「なるほど」
制御の特訓をしなきゃだめってことか
「そうそう、君には闇と聖魔法の適正高いし、闇魔法の『影入り』や『闇陣』とかと、聖魔法の『魔法障壁』や『生命感知』を覚えると強いよ」
「じゃあ、今日は夜遅いし明日から本格的に多種多様な魔法を覚えるから頑張るよ」
「わかった、明日から頑張ろう!」
よろしくおねがいします
どうもあず鬼です。週末は大抵投稿しないので、そこのところよろしくおねがいします。できれば感想を教えていただければ嬉しいです。