第79話 作戦会議
お世話になっております。ヘイホーみりと申します。
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大規模都市防衛戦の第4部隊の部隊長をすることとなったタカラはすぐにギルドに戻る。
「タカラ様、おかえりなさいませ」
「ただいま、レフィーナ。すぐにみんなを食堂に集めてもらってもいいかな?」
「はい、すでにみんな集まっております」
驚いたことに、もうすでにみんな食堂に集まっているらしい。
おそらくレフィーナはダンロッドから事前に情報を得ていたのであろう。
さすがの手際の良さである。
「さすが、仕事が速いね。助かるよ」
タカラはそう言って食堂へと向かう。
「みんなお待たせ。先ほどランドルさんに呼ばれて冒険者協会に行ってきたんだけど、この都市に大量の魔物が押し寄せてきているらしい。そしてその対処のために、僕が第4部隊の部隊長をすることになった」
タカラは先ほどの決定事項をみんなに速やかに伝える。そして、タカラは続けて、
「僕が部隊長を任されたということは『太陽の幼樹』のメンバーであるみんなにも第4部隊を引っ張るように期待されているということだ。だから、率先してそれぞれの持ち場で第4部隊を引っ張っていってほしい」
タカラはメンバー1人1人の目を見ながらそう言う。
「それから、僕は第4部隊全体を指揮しないといけないから当日は君たちみんなのフォローができないかもしれない。でも、みんなはこれまでたくさんの修行を積んで頑張ってきた。その努力は嘘つかないよ。みんななら絶対大丈夫だと信じてる」
タカラはそう言いながらみんなにニコッと笑いかける。
『太陽の幼樹』のメンバーはタカラの言葉と表情に安心し、それぞれがやる気に満ちた表情をしている。
「みんないい表情だね。よし、それじゃあ次はそれぞれの役割を伝えていくね」
タカラはそう言うと、まずセトとムサシのほうを見る。
「セト、それからムサシ。2人は『太陽の幼樹』のエース的存在だ。だから第4部隊でも2人の実力を爆発させて、みんなを勢いづかせてほしい。みんなの精神的支柱になるんだ」
「任せて!」
「……わかった」
2人は自信ありげな表情でそう答える。
本当に頼りになる2人である。
「次にブラン。ブランはいつも以上に魔法をぶっ放して、魔物を倒していってほしい。そして、魔法部隊のエースとしてみんなを引っ張るんだ……くれぐれも他の冒険者の人には当てないようにね?」
タカラは最後に忠告を添えつつそう言う。
「うん、任せて! 新しい魔法いっぱい考えたんだー!」
ブランは元気よく答える。
「次はテルル。今回の戦いでは参加する冒険者の数が多い分、負傷者の数もかなり出ると思う。だからこそテルルのスキル:<持続回復>が役立つと思うんだ。頼りにしてるよ」
「はい、任せてください!」
テルルもいつになくやる気のようである。
「次はガンテ。ガンテは重騎士だし、今回の都市防衛戦では魔物を食い止める重要なポジションだ。しんどい場面もあるかもしれないけど頑張ってほしい」
「安心して。魔物一匹たりとも通す気はないよ」
ガンテは力強くそう言う。
「続いてコバルト。コバルトは本当に強くなったね。こっちに来てから誰よりも努力してるんじゃないかな? コバルトのスキル:<オールラウンダー>が活躍する場面がきっと出てくると思うから、その時は頼んだよ」
「誰よりも努力してるだなんてそんなことはないですよ! でも、がんばります! ありがとうございます!」
コバルトは勢いよく否定しながらも、元気に返事をする。
「次はパルルとポルル。パルルとポルルはまだ子供だし、何かあったら困るから僕と一緒に行動だ。僕のサポートをしてほしい。頼りにしているよ」
「うん、まかせて!」
「僕たち何でもするよ!」
パルルとポルルは満面の笑みでそう答える。
「次はアイネ。それとタイガ。アイネもまだ戦闘に慣れてないから今回は魔物とは戦わないように! そのかわり、負傷者たちを元気づけてほしい。アイネとタイガは見てるだけで癒されるからね」
「みんなの力になれないのは残念ですけど、いっぱい励まします! ねえ、タイガ?」
「ガウ!」
アイネがタイガにそう言うと、タイガも元気よく吠えてアイネに答える。
「最後にレフィーナ。僕たちがいない間このギルドを頼んだよ。みんなの無事を祈って待っててほしい」
「かしこまりました」
レフィーナはそう言って丁寧にお辞儀する。
「よし、じゃあ気を引き締めて明後日頑張ろう!」
こうして、『太陽の幼樹』のメンバーは明後日の戦いに向けて士気を高めるのであった。
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