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第77話 モデルのお仕事

お世話になっております。ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。



タカラのギルド『太陽の幼樹』の看板娘として活躍しているマキは《月刊ニューヒーローズ》の専属モデルとしての撮影のために、世界最大のギルド都市「ストローグ」へと来ていた。


(わぁ~! 背の高い建物がいっぱい! 違う世界に入り込んだみたい!)


マキはそう思いながら熱心に周りを見渡している。

今まで《月刊ニューヒーローズ》の専属モデルとしての撮影は何度かあったが、世界最大のギルド都市「ストローグ」での撮影は初めてである。

マキは初めての都市を楽しむように《月刊ニューヒーローズ》の本社へと向かう。


(ここが本社か~。さすが本社は規模が違うわね。なんだか緊張してきちゃった……)


マキはそう思いながらも、本社の中へと入る。

すると、たまたま入り口付近で《月刊ニューヒーローズ》の編集長であるペンギーニと遭遇(そうぐう)する。

後ろには秘書のローラも一緒である。


「あら、マキちゃんじゃない。久しぶりね。元気にしてた?」


ペンギーニは気さくにマキに話しかける。


「ペンギーニさん! お久しぶりです。元気にしてました!」


マキは元気いっぱいに答える。


「そう、それはよかったわ。タカラ達はどう? 元気にしてる?」


「はい! タカラさんも他のみんなも元気です!」


再びマキが元気よく答える。


「そういえば、広域中核都市「ベーサイド」で『太陽の幼樹』がものすごい勢いで有名になっているそうじゃない。少し前にギルド対抗戦で『中堅ギルド同盟』をコテンパンにして、最近ではあの4大ギルドの『漆黒の暴君』に圧勝したそうじゃない。さすがダンロッドさんが見込んだだけあるわね」


ペンギーニはマキにそう言う。

『漆黒の暴君』とのギルド対抗戦はついこの前のことであるが、もうすでにペンギーニの耳には届いているらしい。

おそらくこの様子だと、試合の詳細もすでに知っているのであろう。

さすがは世界で最も読まれている雑誌《月刊ニューヒーローズ》の編集長である。


「えへへ、そうなんですよ! ペンギーニさん、よくご存じですね!」


マキは嬉しそうにそう言う。

自分のギルドである『太陽の幼樹』が褒められて嬉しいようだ。


「当たり前でしょ? 私を誰だと思っているの? この仕事は情報が命なのよ?」


「そうでした! すみません!」


マキはそう言いながらかわいらしく謝る。

ペンギーニはやれやれといった感じで笑っている。

もちろんペンギーニは本気で言ったわけではない。

ペンギーニ的には冗談っぽく言っているつもりなのだ。

ただ、はたから見るとオーラがすごすぎて全く冗談には見えないのだが……。

しかし、それを難なく対応して見せるのがマキのすごいところである。

スキル:<人気者>もあり、ペンギーニにもひどく気に入られているようだ。


「タカラにもまた取材に行くって伝えておいてちょうだい」


「はい、わかりました!」


「それじゃあ、撮影頑張ってね」


ペンギーニはそう言うと、さっそうとその場を後にする。


(は~、ペンギーニさんいつみてもかっこよくて美しいな~。私もあんなふうになれたらな~)


久しぶりにペンギーニに会ったマキはそのように思いながら、撮影場所へと向かう。

撮影場所に着くと、すでに撮影の準備が完了していた。

どうやら今日はモデル複数人での撮影らしい。

マキが待機場所に案内されると、すでに一人の女性が待っていた。

その女性はこの世の人とは思えないほどの絶世の美女、いや、エルフである。

その女性はマキの存在に気が付くと、マキに声をかける。


「あっ、マキちゃんだ! 久しぶり……でもないか。この前の「ベーサイド」での撮影一緒だったもんね」


「テトラさん! 今日も会えるとは思いませんでした! よろしくお願いします!」


「うん、私も会えて嬉しいよ。こちらこそ今日はよろしくね」


テトラは満面の笑みでそう言う。


(テッ、テトラさんの笑顔がまぶしい! なんなのこの笑顔!? もし私が男性だったら死んじゃうんじゃないの!?)


あまりの美しさにマキはそのように思ってしまう。

大げさでは? と思う人もいるかもしれないが、そう思ってしまうほどにテトラが美しすぎるのだ。

そんなこととは知らないテトラは構わず話し続ける。


「今日はもう一人来るらしいから、もうちょっと待ちだね。マキちゃん、ずっと立ってないでこっちに来て一緒におしゃべりしようよ」


テトラは気さくにそう言う。


(顔だけじゃなくて心まで美しいなんて……女神だ……私もう死んでもいいかも)


マキはそんなことを思いながらテトラの横に座り一緒に話し始める。

しばらくマキとテトラが2人で楽しそうに話していると、


「遅れてすみません!……って、今日テトラと撮影だったんだね。よかった~」


「ちょっと! よかったって何よ! 遅れたんだからちゃんと謝りなさいよ、もう!」


テトラはそう言いながらも少し嬉しそうである。


「えっと、そちらの女性は初めましてですよね? 私、ソルトと申します。モデルだけでなくて冒険者もやってます。よろしくね」


そう言ってソルトはマキに挨拶をする。


「はっ、はじめまして! マキと申します! よろしくお願いします!」


マキは緊張した様子でそう言う。


「ほら~! ソルトが謝らないから怖い人だと思ってマキちゃんが緊張してるじゃない!」


「それとこれとは関係ないでしょ」


テトラとソルトはまた2人で言い争っている。

もちろん、ソルトが謝らないからマキが緊張しているわけではない。

ソルトがテトラと並ぶほどの美女なのだ。

マキは初めてテトラと会った時もこんなにも美しい人がいるのかと衝撃を受けたが、今日ソルトにあって同じくらいの衝撃を受けたようだ。

テトラはどちらかというと可愛い系の女性なのに対し、ソルトは美しい大人のお姉さんといった感じの女性である。

2人とも系統が違うものの、絶世の美女であることには変わりはない。

おそらくこの世界で最も美しい女性である2人がこの2人なのではないだろうか。

そして何を隠そう、この2人が《月刊ニューヒーローズ》の専属モデルで最も人気な2トップである。


「それじゃあ、撮影始めまーす」


3人に合図がかかり、撮影が始まる。

まずは1人ずつ、そして2人ずつ、最後に3人での撮影だ。

さっきまで言い争っていたのがうそのように、モデルの表情になる。

特にテトラとソルトの2人での撮影は息ぴったりである。

それもそのはず、テトラとソルトは同じ時期に《月刊ニューヒーローズ》の専属モデルとなり、もう長い付き合いになるそうだ。

それに、人気2トップでもあるため、よく撮影が一緒になるらしい。

2人で撮影の時はよく言い争いをしているらしいが、それは仲が悪いわけではなく、それだけ気の許せる仲ということらしい。

テトラもソルトも普段はおとなしく上品な性格なのだ。

そんなこんなで、無事撮影は終了し、撮影を通してマキはソルトとも仲良くなっていた。


「マキちゃん、ほんとにかわいいね! 妹にしたい!」


「ちょっとソルト! マキちゃんは私のなんだからね! 邪魔しないでよ!」


このように、マキをめぐって言い争いをする始末である。


(神様、私は幸せです。これ以上の幸せはありません。本当にありがとうございます)


マキはそのようなことを思いながら嬉しさのあまり涙を流している。


「マキちゃん、今日は私の家に泊まりにおいでよ。ガールズトークでもしよ?」


ソルトがマキにそう言うと、


「えっ、いいんですか!? ぜひ!」


マキは目を輝かせながらそう言う。


「あっ、ずるい! 私も行くからね!」


テトラもすかさずそう言う。

こうしてマキとテトラはこの日ソルトの家に泊まることとなり、ガールズトークは夜遅くまで続くのであった。


読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

もしよろしければブックマークに追加、そして下の評価☆☆☆☆☆を押して応援していただけると嬉しいです。モチベーション上がります!

そして、コメントや感想などもお待ちしています!

よろしくお願いいたします。

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