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第66話 情報収集

お世話になっております。ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。



時は少しさかのぼり、コバルトが『漆黒の暴君』の3人組ともめた日。

パルルとポルルははいつものように朝起きて、二人で仲良く朝食を食べて、いつものように元気よくギルドを飛び出していく。


「「行ってきまーす!」」


「二人とも、気を付けるんだよ」


タカラはそう言いながらパルルとポルルの背中を見送る。


「二人とも元気だねー」


タカラはコーヒーを飲みながらのんきにそう言う。



町に繰り出したパルルとポルルはいつものように情報収集を始める。


「よし! ポルル、お願い!」


「うん、わかった!」


パルルの呼びかけにポルルは元気よく答えると、ポルルは耳を澄ませる。

ポルルのスキル:<視覚・聴覚強化>を発動しているのであろう。

ポルルは耳に入ってくる多くの会話の中から有用な情報はないか探る。

さすがにこれだけ多くの会話の内容をすべて把握するのは無理なので、ポルルは『太陽の幼樹』や他のギルドの名前などの単語に絞って情報を探す。


「あった! 『太陽の幼樹』について話している人たちがいるよ!」


「よし、でかした! どっちの方向?」


「こっち! お兄ちゃん、ついて来て!」


「おう!」


ポルルはある方向を指さしながら走り出す。

パルルはポルルの後ろをついていく。

しばらく行くとポルルは突然立ち止まり、少し離れたところにいる3人組を指さす。


「お兄ちゃん、あの人たちだよ」


ポルルは声を潜めながらパルルにそう言う。


「わかった。行ってくる。ポルルはここでばれないようにしてろよ?」


「うん、わかってる」


ポルルがそう言うのを確認してからパルルは気配を消しながら3人組に近づき会話を聞く。

さすがはスキル:<隠密行動>を持っているだけあって、暗殺者顔負けの身のひそめ方で3人組へと近づいていく。

3人組はパルルの存在に全く気が付いていない。

パルルはしばらく話を聞いてからポルルのもとに帰ってくる。


「どうだった?」


「あんまりいい情報はなかったかな。『太陽の幼樹』の最近の活躍について3人で話してるだけだった」


「そっか。一応3人の外見や持ち物まで把握しといたけど、必要なさそうだね」


「そうだな」


パルルとポルルはそのように話している。

パルルがスキル:<隠密行動>を発動して身を潜めている間、ポルルもただ待っているだけでなく、スキル:<視覚・聴覚強化>を使って3人組を観察していたようだ。

さすが兄弟というようなチームワークである。


「よし、次行くぞ! ポルル、どうだ?」


「うん……今聞こえている中に有用そうな情報はなさそう」


「そうか、じゃあ移動するか」


パルルはそう言うと移動する。

そして、その後ろをポルルがついていく。

どうやらポルルのスキル:<視覚・聴覚強化>ではある一定の範囲しか聞こえないようだ。

移動した先でポルルは再びスキル:<視覚・聴覚強化>を使って有用そうな情報を探す。


「みつけた! お兄ちゃん、こっち!」


「おう!」


そういうとポルルは再び走り出す。

パルルはその後ろをついていく。

パルルとポルルはこのような感じでいつも情報収集を行っているようだ。


昼になると、パルルとポルルは昼食を食べるために、一度ギルドに戻る。


「あんまりいい情報なかったね」


昼食を食べながらポルルがしゅんとした様子で言う。


「まだまだこれからだろ? いっぱい情報仕入れてタカラに褒めてもらおう!」


パルルはそう言うと、昼食を勢いよく口にかきこむ。


「そうだね!」


ポルルもそう返事をするとパルルの真似をして昼食を勢いよくかきこむ。

2人とも相当タカラに褒められたいようだ。

昼食を食べ終えると、パルルとポルルはまた勢いよくギルドを飛び出していく。


(若いっていいですね……)


そんな2人を見ながらレフィーナはそう思う。


午後も同様にしてパルルとポルルは情報収集に精を出す。

しかし、なかなかいい情報が集まらない。

日もだいぶ落ちてきてそろそろ帰らなければならない時間である。


「次で最後かな。ポルル、どうだ?」


「うん、あったよ。でもかなり大人数だよ。どうやらギルドみたい。『漆黒の暴君』……ってところかな?」


「ギルドなら期待できそうだな。そこにしよう!」


パルルがそう言うと、ポルルがうなずいて走り出す。

『漆黒の暴君』のギルドの近くまで来ると、パルルが潜入する準備を始める。


「ポルルはいつも通りばれないように待っておくんだぞ?」


「うん、わかったよ。お兄ちゃん、気をつけてね」


「任せとけ!」


心配そうにしているポルルに笑顔で応えながらパルルは『漆黒の暴君』のギルドへと向かう。

スキル:<隠密行動>のおかげで、パルルはあっさりと『漆黒の暴君』のギルドへの侵入に成功する。

ギルドの中では、3人組の男性と頭と呼ばれている男性が『太陽の幼樹』について話している。

3人組の男性はコバルトともめた3人組であり、頭と呼ばれている男性は『漆黒の暴君』のギルドマスターであるネリだ。

パルルは息をひそめて会話を聞く。

そして、『漆黒の暴君』が『太陽の幼樹』のメンバーを痛めつけて戦力を低下させ、ギルド対抗戦で『太陽の幼樹』をつぶそうとしていることを知る。


(とんでもないことになってるな。すぐにタカラに報告しないと)


パルルは話を聞きながらそう思う。

『太陽の幼樹』に関する話が終わるとパルルは静かに『漆黒の暴君』のギルドを後にする。


「お兄ちゃん! 遅かったから心配したよ! 大丈夫だった?」


「うん、俺は大丈夫。それよりもすごい情報をゲットしたぞ。すぐにギルドに帰ろう」


パルルはそう言うとギルドへと走り出す。

こうしてこの日、パルルとポルルは情報収集において大手柄を立て、望み通りタカラに褒めてもらうのであった。


読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

もしよろしければブックマークに追加、そして下の評価☆☆☆☆☆を押して応援していただけると嬉しいです。モチベーション上がります!

そして、コメントや感想などもお待ちしています!

よろしくお願いいたします。

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