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第42話 悪徳ギルド

お世話になっております。ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。



『疾風の黒豹』とのギルド対抗戦がいよいよ明日に迫ってきた。

今日もセトたちは一日中修行をしていたようだ。

今はみんなで夕ご飯を食べている最中である。


「いよいよ明日だね。みんな、心の準備はできてる?」


タカラがみんなにそう尋ねる。


「うん、ばっちりだよ! カインさんにも思いっきりやって来いって言われたし!」


「……あそこまでバカにされて黙ってられない」


セトとムサシが気合十分といった様子でそう言う。

テルルは少し緊張している様子である。

ブランとガンテはいつも通りご飯に夢中だ。


「そうか。みんな大丈夫そうでよかったよ」


タカラは笑顔を見せながらそう言う。


「じゃあ、明日の対抗戦の順番を決めるよ。まず一番手はムサシ。ムサシの二刀流でギルドの勢いを付けよう。手加減はいらないからね。ムサシ、頼んだよ!」


「……おう、任せとけ」


タカラの言葉にムサシが頼もしくそう答える。

その様子を見てタカラはにこりと笑い返す。


「二番手はガンテ。ガンテの鉄壁ぶりを見せてやってほしい」


「しょうがないな」


ガンテはそう言いつつも、二番手に指名されて嬉しそうである。


「三番手はブラン。得意の魔法をいくらでもぶっ放していいよ。ギルド対抗戦は冒険者協会所有の闘技場で行われるから何の心配もせずに魔法を使っていいからね」


「うん、見てて!」


ブランは元気にそう答える。


「四番手はセト。セトには何も言うことはないね。いつも通りやっちゃってあげて」


「なによそれ。まあ、いいけど」


セトはそう言いながらも、笑顔を見せている。

初めての対抗戦にワクワクしているようだ。


「そして五番手は僕だ。向こうのギルドマスターのご指名だからね。どっちが上かはっきりわからせてあげないと」


タカラはそう言いながら、不敵な笑みを浮かべる。

タカラのその笑みを見てみんなは若干恐れを抱いている。

タカラを怒らせるようなことは絶対にしないとみんなは心に誓うのであった。


「テルルとマキは応援だね。対抗戦に出ない人も一致団結することが大切だ。2人とも頼んだよ」


「「はい!」」


テルルとマキは元気よく返事をする。

テルルは対抗戦に出なくていいとわかりホッとしているようだ。


「よし、明日も早いことだし、みんなはもう寝るんだよ。外も暗いし、外には出ないようにね」


タカラがそう言うと、


「「「「「はーい」」」」」


みんなはそう言って上に上がっていく。

ギルドの1階にいるのはタカラとロキだけである。

2人とも一言も話すことなく、沈黙が続く。

しばらくするとタカラが口を開く。


「それじゃあ、行こうか」


タカラが静かに言う。


「そうですね」


ロキがそう答える。

こうして2人はギルドを後にするのであった。



闇夜の中、始まりの町「コト」へと向かう集団がある。

隣町「ベーサイド」の悪徳ギルド『不穏な影』の連中である。

その集団は始まりの町「コト」のすぐそばまで来ていた。


「あれが始まりの町「コト」だな」


集団の先頭の男が目の前にある町の明かりを見ながらそう言う。

『不穏な影』の集団は始まりの町「コト」に入ると、迷うことなく町のはずれにある2階建ての建物に入っていく。

どうやらこの建物が今回の拠点のようである。

建物の中に入ると、リーダー格の男が話し始める。


「お前ら、今回の依頼はギルド『太陽の幼樹』のセト、ムサシ、ブラン、以上3名の暗殺だ。計画は頭に入っているな?」


リーダー格の男がそう言うと、他の連中は静かにうなずく。


「よし、ターゲットの顔の確認はもう一度しておけよ? そして、計画が成功したらすぐに撤退だ。この町を出る」


リーダー格の男の発言に他の連中は再び静かにうなずく。


「質問はないな? 2時間後に決行する。それまで待機だ」


リーダー格の男がそう言った次の瞬間、


ーードオオォォーン!!


大きな音と衝撃がその建物を襲い、建物は半壊(はんかい)する。


「なっ、なんだ!?」


「おい、大丈夫か!?」


突然のことに、『不穏な影』の連中は慌てふためいている。

先ほどの衝撃ですでに数人が倒れている。


「おい、建物の中は危ない! すぐに外に出るんだ!」


リーダー格の男がそう言って外に出ると、他の連中も続いて外に出る。

『不穏な影』の連中が外に出るとそこには2人の男が立っていた。

そう、タカラとロキである。


「お前ら何者だ!? なぜここがわかった!?」


リーダー格の男が驚いたようにそう問う。


「ある方が教えてくれてね。まあ、お前らには関係のないことだけど」


タカラがそう言う。

ある方とはダンロッドのことである。

ダンロッドの使いがタカラのもとにやって来て、事前に情報をもらっていたのだ。

この町のことでダンロッドが知らないことはない。

この場所も全部筒抜けだったというわけだ。

全部ばれていたとわかり、『不穏な影』の連中は再び慌てふためいている。


「お前ら、落ち着け! ここは俺が時間を稼ぐ。お前らはこの町を出て逃げろ!」


リーダー格の男がそう言うと、彼一人残して他の連中は逃げようとする。


「タカラ君、彼らは私に任せてください。タカラ君は目の前の男を」


「ロキさん、ありがとう」


そう言うとロキは逃げていった連中を追う。

タカラはリーダー格の男と対峙する。

そして、タカラは男のステータスを確認する。


ステータス

体力:B

魔力:A

パワー:C

スピード:B

知力:A

器用さ:C


スキル:<暗殺>


(ステータスは意外と高いね。バランスのいいステータスだ。それに、スキル:<暗殺>か。こいつが暗殺の主犯格とみて間違いなさそうだね)


タカラはステータスを見てそう思う。


「お前は何者だ? どうして俺たちのことを知っている?」


リーダー格の男がタカラにそう問う。


「お前の時間稼ぎに付き合っている暇はない。あと、もうしゃべらないでくれるかな? お前がしゃべるだけで怒りで狂いそうになる」


タカラはそう言いながら男を冷たい目で見る。


(時間稼ぎは無理そうだな。さっさと始末したほうがいいか。一撃で決めてやる!)


リーダー格の男はそう思うと、魔法を唱える。


「“火炎大弾(ボンフレイムショット)”!」


男がそう唱え、手を掲げると男の手のひらに直径1メートルほどの大きな炎の塊が現れる。


(へえ、そこそこ魔法が使えるみたいだね。だけど……)


タカラはそう思うと、


「“太陽の憤怒(ラス・プロミネンス)”」


タカラが静かにそう唱えると、男の魔法の何十倍もの炎の塊が現れる。

炎属性魔法をかけ合わせた複合魔法である。


「なっ……なんだそれは!?」


男はタカラの魔法のあまりの大きさに唖然としている。


「この俺が負けるのか!? そんなはずはない! 俺はA級冒険者ほどの実力があるんだぞ!?」


男はそう言ってタカラに魔法を放つ。


「僕の仲間に手を出そうとしたこと、一生後悔しろ」


タカラはそう言うと魔法を放つ。

タカラの魔法は男の魔法を一瞬にしてかき消す。

そしてそのまま男のほうへと一直線に向かっていく。

男は必死に逃げようとするが、タカラの魔法のあまりの大きさに、回避が全く間に合わない。


「こっ、こんなはずでは……!」


男は最後にそう言うと業火に包まれていった。


読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

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そして、コメントや感想などもお待ちしています!

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